横浜市瀬谷区の上瀬谷で2027年3月19日から9月26日まで開かれるGREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会)には、2026年9月時点で74か国と5国際機関が参加を表明しています。アフリカは36か国で地域別の最多です。国連の統計の地域区分をもとにした当サイトの分け方で北アフリカにあたるのは、エジプト・アラブ共和国、モロッコ王国、リビア国、スーダン共和国の4か国です。
展示の中身はこの4か国とも2026年9月時点で発表されていないので、外務省の基礎データにある農産物や輸出品、日本が輸入しているものを手がかりにします。基礎データに載っている作物や産業は、国によってかなり違います。
| 国名 | 調印 | 基礎データにある農産物・植物 | 日本が輸入しているもの |
|---|---|---|---|
| エジプト・アラブ共和国 | 2026年2月26日 | 農業(GDPの14%、2023/24会計年度)、果物・野菜(輸出品の11%、2023年) | 果実・野菜等食料品(2025年度、財務省貿易統計) |
| スーダン共和国 | 調印日は非公表(協会は2025年7月18日に発表) | 農業・林業(主要産業の欄) | 植物性原材料(2023年、財務省貿易統計) |
| モロッコ王国 | 2026年6月16日 | 麦類、ジャガイモ、トマト、オリーブ、柑橘類、メロン | 食料品(2025年、財務省貿易統計) |
| リビア国 | 参加表明のみ(2026年9月時点で未調印) | 記載なし(主要産業は石油関連産業のみ) | 記載なし |
農産物が基礎データに載る国:エジプト、スーダン、モロッコ
エジプト・アラブ共和国
エジプト・アラブ共和国は、2026年2月26日に公式参加契約を調印しています。外務省の基礎データによると、2023/24会計年度のGDPで農業が占める割合は14%で、輸出品のうち果物・野菜(加工品を含む)は11%を占めます(出所:2023年、ITC)。輸出品の最多は燃料(主に天然ガス)の18%で、果物・野菜はそれに次ぎます。輸入の側では穀物が8%を占めます。日本がエジプトから輸入するのは果実・野菜等食料品、飼料、敷物類・繊維製品、衣類などで、2025年度の貿易額はエジプトから日本へ126億円でした(財務省貿易統計)。

スーダン共和国
スーダン共和国の公式参加契約は、協会が2025年7月18日に調印を発表したものの、調印日そのものは公表されていません。外務省の基礎データの主要産業には、鉱業とともに農業・林業・畜産業・漁業が挙がり、主要貿易品目の輸出には食用油や家畜(羊)が含まれ、石油や金と並んで農産物が挙がります(2015年、世銀)。輸入品目にはさとうきびや小麦粉も並び、輸出品とは違う種類の農産物が挙がっています。日本への輸出品目は植物性原材料などで、2023年の貿易額は19.6億円でした(財務省貿易統計)。

モロッコ王国
モロッコ王国が公式参加契約を調印したのは2026年6月16日です。外務省の基礎データの主要産業には、麦類・ジャガイモ・トマト・オリーブ・柑橘類・メロンを育てる農業、タコ・イカ・鰯を獲る水産業、燐鉱石を産出する鉱業が並びます。総輸出額は4,690億モロッコ・ディルハムで、品目にはリン酸、自動車、農産品、繊維、皮革が挙がります(2024年、モロッコ為替局)。2025年の対日輸出(約473億円、財務省貿易統計)には食料品や魚介類(タコ、マグロ、イカ等)のほか、化学製品肥料や衣服も挙がっています。

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主要産業が石油関連産業だけの国:リビア国
リビア国
GREEN×EXPO協会の一覧では2026年9月9日更新版で新たに参加表明国に加わりましたが、公式参加契約は2026年9月時点で未調印です。外務省の基礎データの主要産業の欄にあるのは石油関連産業だけで、農産物は挙がっていません。主要貿易品目も輸出が石油・天然ガス・石油精製品・鉄くず・金、輸入が石油精製品・自動車・放送機器・タバコ・宝飾品で、農産物にあたるものは記載がありません。日本との貿易でも、2022年の対日輸出は0円で品目は「なし」、対日輸入は自動車・一般機械で58.09億円でした(財務省貿易統計)。

アフリカのほかの参加国は、西アフリカ9か国、中部アフリカ7か国、東アフリカ北側の7か国、インド洋の島国と南部アフリカの9か国に分けて書いています。国ごとの調印の日付、首都・人口・言語は、五十音順の一覧「アフリカの参加国(1)」「(2)」にまとめています。