GREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会、横浜・上瀬谷、2027年3月19日〜9月26日)に参加を表明している西アフリカの9か国は、2026年9月時点ですべて公式参加契約に調印済みです。国連の統計の地域区分をもとにした当サイトの分け方で、アフリカ36か国のうち西アフリカにあたるのがこの9か国です。
ただし、展示の具体的な内容はどの国もまだ発表されていません。手がかりになるのは、外務省の基礎データにある、その国が何を育て、何を輸出し、日本が何を輸入しているかです。
表の「調印」は公式参加契約の調印日で、日付は協会のお知らせによります。「日本が輸入しているもの」は、外務省の基礎データの二国間関係・経済関係の欄によります。ガンビア、ギニア、トーゴの欄は「輸出」「輸入」とだけ書かれていて、どちらの国から見た向きかが明記されていません。ギニアとトーゴは品目から日本が輸入している側を読み取り、ガンビアはどちらの品目にも農産物がないことだけを書きました。
| 国名 | 調印 | 基礎データにある農産物・植物 | 日本が輸入しているもの |
|---|---|---|---|
| コートジボワール共和国 | 2025年8月21日 | カカオ、カシューナッツ、天然ゴム、綿花、コーヒー等 | カカオ豆、カカオペースト、貴金属等くず、天然ゴム等 |
| ガーナ共和国 | 2026年5月27日 | カカオ豆 | カカオ豆、アルミニウム及び同合金等 |
| トーゴ共和国 | 2026年5月25日 | 綿花、カカオ、コーヒー | コーヒー・茶・ココア・香辛料類、ごま、非鉄卑金属くず等 |
| ベナン共和国 | 2026年5月25日 | 綿花、パームオイル | 精油・香料、食料品等 |
| マリ共和国 | 2026年6月30日 | 綿花、米、ミレット、ソルガム | ごま等 |
| リベリア共和国 | 2026年6月30日 | 天然ゴム、木材 | 再輸入品、銅くず |
| ガンビア共和国 | 2026年1月14日 | 落花生、パーム核等 | 農産物の記載なし |
| ギニア共和国 | 2026年6月9日 | 米、キャッサバ | アルミニウム、金属鉱等 |
| モーリタニア・イスラム共和国 | 2026年6月30日 | 記載なし(主要産業に農業とあるが作物名の記載なし) | 水産物(たこ等)、鉄鉱石等 |
カカオとコーヒーを育てる国々:コートジボワール、ガーナ、トーゴ
コートジボワール共和国
2025年8月21日に公式参加契約を調印しています。外務省の基礎データによると、主要産業はカカオ・カシューナッツ・天然ゴム・綿花・コーヒーなどの農業と、金やマンガンの鉱業です。対日輸出の中心はカカオ豆とカカオペースト、天然ゴムで(2024年、財務省貿易統計)、実質的な首都機能はアビジャンが担っています。

ガーナ共和国
公式参加契約の調印は2026年5月27日でした(協会の発表)。基礎データの主要産業には、カカオ豆の農業と、金・非鉄金属・石油の鉱業が挙がります。2024年の財務省貿易統計では、対日輸出品目にカカオ豆とアルミニウム及び同合金等が並びます。国全体の輸出でも金・石油・カカオ豆・マンガン鉱石等が上位です(2024年、ITC)。首都はアクラです。ガーナ産と書かれたカカオニブを扱う店が通販にあります(Amazonで探すPR)。

トーゴ共和国
公式参加契約を調印したのは2026年5月25日です。外務省の基礎データでは、農牧業に綿花・カカオ・コーヒーが並び、鉱業ではリン鉱石が中心です。対日貿易の主要品目にはコーヒー・茶・ココア・香辛料類とごまが挙がっています(2025年、財務省貿易統計)。もう一方の欄は人造繊維や一般機械、輸送用機器なので、コーヒーやごまの欄を日本の輸入している側と判断しました。国全体の輸出品目には塩や硫黄、鉱物油、自動車関係なども含まれます(2024年、ITC)。首都はロメです。

綿花とゴムの国々:ベナン、マリ、リベリア
ベナン共和国
公式参加契約を調印したのは2026年5月25日です(協会の発表)。基礎データにある主要産業は、綿花とパームオイルの農業、それに港湾業を含むサービス業です。対日輸出は精油・香料や食料品等が中心で(2025年、財務省貿易統計)、国全体の輸出品目は綿花・油糧種子・ナッツ類が中心です(2024年、ITC)。面積は日本の約3分の1にあたります。

マリ共和国
外務省の基礎データによると、主要産業は綿花・米・ミレット・ソルガムの農業と畜産、金の鉱業です。公式参加契約の調印は2026年6月30日でした。対日輸出額は5.65億円、対日輸入額は14.64億円で、対日輸出の主要品目はごま等です(2024年、財務省)。国全体の輸出品目は金を含む貴金属や綿花、動物です(2023年、ITC)。首都はバマコです。

リベリア共和国
公式参加契約の調印は2026年6月30日でした(協会の発表)。基礎データの主要産業は、鉄鉱石・金・ダイヤモンドの鉱業と、天然ゴム・木材の農林業です。2024年の財務省貿易統計にある対日輸出品目は再輸入品と銅くずで、国全体の輸出品目は貴石・貴金属や船舶、鉄鉱石です(2024年、ITC)。首都はモンロビアです。

落花生、米、作物名の無い国:ガンビア、ギニア、モーリタニア
ガンビア共和国
公式参加契約に調印したのは2026年1月14日です。外務省の基礎データにある主要産業は、貿易・輸送・通信・観光のサービス業と、落花生・パーム核などの農業です。2024年のITCの統計では、輸出品目の上位に油糧種子・油糧果実、鉱物性燃料及び鉱物油等、砂糖及び砂糖菓子が並びます。面積はほぼ秋田県ほどです。対日貿易の主要品目は半導体等電子部品と、原動機等機械類及び輸送用機器等で、どちらにも農産物はありません(2024年、財務省貿易統計)。

ギニア共和国
公式参加契約を調印したのは2026年6月9日です(協会の発表)。基礎データの主要産業は、米・キャッサバの農業と、ボーキサイト・アルミナ・鉄鉱石・金・ダイヤモンドの鉱業です。対日貿易の主要品目は、一方がアルミニウムと金属鉱など、もう一方がゴム製品や機械類で、前者を日本の輸入している側と判断しました(2024年、財務省貿易統計)。首都はコナクリです。

モーリタニア・イスラム共和国
外務省の基礎データの主要産業には水産業・鉱業(鉄鉱石、貴金属等)・農業が並びますが、農業の具体的な作物名は書かれていません。対日輸出は水産物(たこ等)と鉄鉱石等です(2024年、財務省貿易統計)。国全体の輸出品目も鉄鉱石・貴金属・魚介類が中心です(2024年、ITC)。首都はヌアクショットで、公式参加契約は2026年6月30日に調印されています。

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