中部アフリカから、アンゴラ共和国、カメルーン共和国、中央アフリカ共和国、チャド共和国、コンゴ民主共和国、赤道ギニア共和国、サントメ・プリンシペ民主共和国の7か国がGREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会、横浜・上瀬谷、2027年3月19日〜9月26日)への参加を表明しています。2026年9月時点で参加を表明している74か国のうち、アフリカは36か国を占めます。
7か国とも、展示の具体的な中身はまだ発表されていないので、外務省の基礎データにある主要産業や貿易品目を手がかりに、それぞれの国が何を育て、日本が何を輸入しているかを国ごとに並べます。
外務省の基礎データの主要貿易品目では、輸出の先頭に石油や鉱物が並ぶ国が多い地域ですが、「主要産業」「主要貿易品目」「経済関係」の欄を見ると、農産物の記載には国によって差があります。
| 国名 | 調印 | 基礎データにある農産物・植物 | 日本が輸入しているもの |
|---|---|---|---|
| アンゴラ共和国 | 調印日は非公表(協会は2026年8月14日に発表) | キャッサバ、バナナ、とうもろこし、さつまいも | 植物由来は記載なし(ダイヤモンド、アルミニウム、たこなど) |
| カメルーン共和国 | 2026年5月29日 | カカオ、フルーツ・ナッツ類 | ココア(2025年) |
| 中央アフリカ共和国 | 2026年6月30日 | 綿花、コーヒー、タバコ(林業で木材) | 木材(2024年) |
| チャド共和国 | 2026年2月27日 | 綿花等 | 植物性原材料及び綿等(2024年) |
| コンゴ民主共和国 | 2026年5月29日 | パーム油、綿花、コーヒー、木材、天然ゴムなど | コーヒー、木材(2024年) |
| 赤道ギニア共和国 | 参加表明のみ | 農産物の記載なし(主要産業は石油・液化天然ガスの鉱業だけ。主要貿易品目には木材) | 記載なし(2025年の輸入品は液化天然ガスのみ) |
| サントメ・プリンシペ民主共和国 | 2026年6月30日 | カカオ豆 | コーヒー、茶、カカオ、香辛料類(2024年) |
綿花が農業の欄の先頭に挙がる2か国
中央アフリカ共和国とチャド共和国は、どちらも基礎データの主要産業で、農業の欄の先頭に綿花が挙がっています。コンゴ民主共和国の欄にも綿花はありますが、パーム油の次です。
中央アフリカ共和国
中央アフリカ共和国の外務省の基礎データでは、面積は623,000平方キロメートルで、日本の約1.7倍です。主要産業には、農業として綿花・コーヒー・タバコ、林業として木材が挙がっています。2024年の対日貿易で日本が輸入しているのは木材等でした(財務省貿易統計)。公式参加契約の調印は2026年6月30日でした。

チャド共和国
チャド共和国は、国土の約3分の2を砂漠地帯が占めます(外務省の基礎データより)。主要産業は農業(綿花等)、牧畜業、原油生産です。2024年の対日貿易では、チャドからの輸出品目に植物性原材料及び綿等が挙がっています(財務省貿易統計)。面積は128.4万平方キロメートルで、日本の約3.4倍です。公式参加契約を調印したのは2026年2月27日です。

カカオが主要産業に挙がる2か国
カメルーン共和国とサントメ・プリンシペ民主共和国は、基礎データの主要産業にカカオの名前が並ぶ国です。
カメルーン共和国
カメルーンの主要産業には、農業としてカカオとフルーツ・ナッツ類が挙がっています。2025年の対日貿易でも、カメルーンからの輸出品目にアルミニウムとともにココアが入っています(財務省貿易統計)。首都はヤウンデで、公式参加契約への調印は2026年5月29日です。

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サントメ・プリンシペ民主共和国
サントメ・プリンシペ民主共和国の主要産業は、農業(カカオ豆等)だけです。2024年の対日貿易では、サントメからの輸出品目が食料品として、コーヒー・茶・カカオ・香辛料類とまとめられています(財務省貿易統計)。面積は1,001平方キロメートルで、東京都の約半分です。公式参加契約に調印したのは2026年6月30日です。

鉱物資源が主力で、農産物の記載に差がある3か国
アンゴラ共和国、コンゴ民主共和国、赤道ギニア共和国は、いずれも石油や鉱物が輸出の中心です。ただし基礎データの農業の欄に載る品目には、国によって差があります。
アンゴラ共和国
アンゴラ共和国は面積が124.7万平方キロメートルで、日本の約3.3倍です。基礎データの主要産業には、鉱業として石油・ガス、農業としてキャッサバ・バナナ・とうもろこし・さつまいもが並びます。ただし2024年の対日貿易で日本が輸入しているのはダイヤモンドやアルミニウム、たこなどで、植物由来のものは記載がありません(財務省貿易統計)。協会は2026年8月14日に公式参加契約の調印を発表しました。

コンゴ民主共和国
コンゴ民主共和国の主要産業には、農林水産業としてパーム油・綿花・コーヒー・木材・天然ゴムが挙がり、鉱業・エネルギーとして銅やコバルトも並びます。2024年の対日貿易では、日本の輸入品目に銅や魚介類とともにコーヒーと木材が入っています(財務省貿易統計)。首都はキンシャサで、2026年5月29日に公式参加契約に調印しています。

赤道ギニア共和国
赤道ギニア共和国の基礎データの主要産業の欄には、鉱業(石油、液化天然ガス)だけが挙がっており、農産物は記載されていません。主要貿易品目には木材も入っていますが、2025年の対日貿易で日本が輸入しているのは液化天然ガスだけです(財務省貿易統計)。面積は28,051平方キロメートルで、四国の約1.5倍です。参加を表明していますが、2026年10月時点で公式参加契約の調印は発表されていません。

アフリカのほかの参加国は、北アフリカ4か国、西アフリカ9か国、東アフリカ北側の7か国、インド洋の島国と南部アフリカの9か国に分けて書いています。36か国の調印の日付や首都・人口・言語をまとめて確かめたいときは、五十音順の「アフリカの参加国(1)」「(2)」を見てください。