- 横浜市経済局は2026年9月17日、GREEN×EXPO 2027 の会場に市が出す「建物空間を活用した発信拠点」で体験展示をするスタートアップ6社と、その内容を発表した。
- AstroX: 気球とロケットを組み合わせた「Rockoon方式」で人工衛星を打ち上げる、そのミッションをゲームにした展示。
- Qubitcore: 量子コンピューターの仕組みを学ぶゲーム展示。量子技術が広まった先の社会を体験する内容。
- クリーンプラネット: 量子水素エネルギーが普及した未来を舞台に、クリーンエネルギーと自然の共生を見せる。
- SUN METALON: 金属スクラップを資源に変える技術で、資源が循環する先の姿を見せる展示。
- ファイトリピッド・テクノロジーズ: 微細藻類から食品とエネルギーを生み出す技術で、持続可能な食と暮らしを見せる。
- LINK-US: 超音波で金属を接合する技術で、ものづくりと製品開発がどう変わるかを見せる展示。
- 6社はいずれも、市がテック系スタートアップ向けに設けた支援拠点「TECH HUB YOKOHAMA」に入っている。市はこの拠点から「グローバルに展開するユニコーンクラスのスタートアップ創出を目指す」としている。
- 6社が顔を合わせる交流会は2026年8月27日(木)に開かれた。
- 拠点を公開する時期、会場内での位置、入るのに予約が要るかは、今回の発表に書かれていない。
編集部の考え
園芸博の会場で、気球から打ち上げるロケットのゲームを遊ぶ。花と緑の博覧会と聞いて思い浮かべる展示ではありません。横浜市の発信拠点は Urban GX Village に建つ2棟で、全パビリオン早わかりに書いたとおり、横浜らしい循環型の未来のまちを見せる場所です。展示はプロローグ、行動変容、先端技術、交流、エピローグの順に並びます。今回の6社で、その「先端技術」の中身がようやく見えました。
顔ぶれは、宇宙、量子、水素エネルギー、金属リサイクル、微細藻類、金属接合。緑や食と直接つながるのは藻類とリサイクルくらいで、残りは横浜の産業の見本市に近い並びです。6社とも市の支援拠点に入る企業で固めたので、この拠点は市のスタートアップ政策の展示場でもあると思います。
もう一つ目を引くのが、6社とも展示を体験やゲームの形にすると説明していること。人工衛星の打上げも量子コンピューターも、パネルに文字を並べただけでは子どもに届きません。屋内に座って遊べる展示が並ぶなら、暑い日や雨の日の逃げ場としても数えられます。
分からないのは日程です。拠点がいつ開くのか、会期のどこかで展示が入れ替わるのか、入るのに予約が要るのか。そこは今回の発表にありません。
行く人へのヒント
- 公開の時期と予約の要否は未発表です。会場に建つ館の全体像は全パビリオン早わかりにまとめてあります。
- 同じ発信拠点には、相鉄グループがバイオディーゼル燃料や食品残渣の堆肥化の取り組みを、ジオラマやカプセルトイ型の展示で出します(2026年9月3日発表)。
- 技術寄りの展示をもう一つ見るなら、マクニカが会場に別の拠点を出します。展示の概要はマクニカのニュースに書きました。
編集部のひとこと
人工衛星の打上げも量子コンピューターも、遊んで分かるゲームの形になります。6 社はいずれも市のテック系スタートアップ支援拠点に入る企業です。拠点がいつ開き、入るのに予約が要るかは、今回の発表にありません。