- JR東日本は2026年10月8日、上野駅のステンドグラス「昭和六十年春 ふる里・日本の華」の公開を、10月7日(水)から新幹線の改札の中で再開したと発表した。2025年の夏から補修をしていた。
- この作品は、1985年に東北・上越新幹線が上野駅まで来たのを記念して作られた。原画を描き、制作を監修したのは、当時東京藝術大学の教授だった平山郁夫氏。
- 補修の前は、グランドコンコースの自動券売機の上にあった。移した先は1階の新幹線のりかえ口の近く。JR東日本は、前は見上げていた作品を「より観賞しやすい高さで」見られると説明している。
- 11月15日(日)に「JR上野駅アートツアー」を開く。10時〜11時30分と14時〜15時30分の2回。東京藝術大学の林卓行教授が講師で、このステンドグラスと、2026年3月に3度目の修復を終えた猪熊弦一郎氏の壁画「自由」などを回る。
- 参加費は1,000円(税込み)。JRE MALL チケットでの事前予約で、申し込みは10月15日(木)10時から。定員は発表に無い。
- 駅の中の作品を載せた「うえの駅まるごと美術館探索マップ」を配っていて、ウェブサイトでは5つの言語で紹介している。
- 上野駅はこのあとも改良工事を予定している。
編集部の考え
券売機の上は、改札の外です。きっぷを買う人も、待ち合わせの人も、頭の上にこの作品を見ることができました。移った先は新幹線の改札の中なので、見られるのは新幹線に乗る人と、乗り換える人になります。新幹線に乗らずに見たい人が入場券で入れるのか、いくらかかるのかは、発表に書いてありません。発表の題は「一般公開を再開」です。ただ、だれでも通りがかりに見られた場所から、きっぷの要る場所へ移ったことは、見に行く前に知っておいた方がよいと思います。
かわりに、作品との距離は近くなりました。発表は、細かい技法や意匠が見やすくなったことを挙げています。1985年に新幹線の開業を記念して作られた作品が、新幹線に乗る人の通る場所へ移ったことにもなります。
ツアーは、その作品を教授の説明つきで見られる機会です。ただ、ツアーの参加者が改札の中へ入るのに入場券が別に要るのかも、発表にはありません。申し込みの画面に書いてあるかを、10月15日に確かめてから買うのがよいと思います。
行く人へのヒント
- ツアーの申し込みは10月15日(木)10時から、JRE MALL チケットです。定員が出ていないので、行くつもりなら初日に見ておく方が確かです。
- 東北・北海道・上越・北陸新幹線に上野から乗る日なら、のりかえ口の近くで足を止めるだけで見られます。新幹線の座席の種類はグランクラスの料金と予約の記事にまとめています。
- 同じ日に上野公園の博物館へも行くなら、国立科学博物館の入館料の記事をどうぞ。
- ツアーの申込ページでは、定員は各回10名で、10月27日の時点で11月15日の枠は「残りわずか」の表示でした。集合は各回の10分前に上野駅3階の公園改札の外で、申し込みの締め切りは11月13日(金)13時です。入場券が要るかどうかは、このページにも書いてありません。購入後のキャンセルはできません。(2026-10-27 追記)
編集部のひとこと
ステンドグラスは、きっぷ売り場の券売機の上から、新幹線の改札の中へ移りました。前より低い位置で見られるようになった一方、新幹線に乗らない人が入場券で見られるのかは発表に書いてありません。11月15日のツアーは午前と午後の2回で、定員も出ていません。