ひだの指定席の特急券は、スマートフォンのe5489で買っても窓口と1円も変わりません。指定席のまま安くなるのは、3日前までに予約する早特3(名古屋〜高山2,400円、席数に限りあり)と、新幹線から乗り継ぐ人向けの早特7(1,800円)だけで、窓口の2,730円との差は330円と930円です。乗車券3,080円を足した窓口の片道は5,810円で、通常期・おとな・普通車指定席の額を2026年10月30日に公式の表で確かめました。
名古屋から下呂・高山・飛騨古川まで、片道でいくらか
ひだに乗るには、距離で決まる乗車券と、特急に乗るための特急券の2枚が要ります。名古屋からの営業キロで足すと次のとおりです。
| 名古屋から | 営業キロ | 乗車券 | 指定席特急券 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 下呂 | 118.6km | 1,980円 | 2,390円 | 4,370円 |
| 高山 | 166.7km | 3,080円 | 2,730円 | 5,810円 |
| 飛騨古川 | 181.6km | 3,410円 | 2,730円 | 6,140円 |
高山駅と飛騨古川駅は特急券が同じ2,730円で、差は乗車券の330円だけです。岐阜から乗るなら、高山までの特急券は2,390円で、名古屋から下呂までと同じ額になります。
グリーン車に乗るときは、e5489のチケットレス特急券のグリーン車の額(特急券とグリーン券を合わせた額)が下呂4,660円、高山と飛騨古川が5,000円で、これに乗車券を足します。
乗る日で特急券が200円動く
表の指定席特急券とチケットレス特急券の額は通常期のものです。閑散期は200円引き、繁忙期は200円増し、最繁忙期は400円増しになり、繁忙期なら名古屋〜高山の特急券は2,930円、乗車券と合わせて6,010円です。
2026年10月から2027年3月のJR東海のカレンダーでは、11月の繁忙期は1日、6〜8日、13〜15日、20〜23日、27〜29日です。年末年始は12月25〜28日と31日、1月4日が繁忙期で、12月29日・30日と1月2日・3日が最繁忙期で、1月1日は通常期です。3月19〜31日も繁忙期に入ります。閑散期は12月なら1〜3日、7〜10日、14〜17日、21〜24日で、1月と2月にも閑散期の日があります。
普通車自由席に乗る自由席特急券は、名古屋〜高山と飛騨古川が2,200円、名古屋〜下呂が1,860円で、乗る日にかかわらず通常期の指定席特急料金の530円引きです。ただし2026年度は年末年始もひだが全席指定席で走り、その間は自由席特急券では乗れません(ゴールデンウィーク・お盆・シルバーウィークも同じでした)。その間に希望の列車の指定席が満席なら、立席特急券(自由席特急券と同額・数量限定)が駅の窓口で買えます。e5489では買えません。
特急券が安くなる買い方は早特3と早特7
どれも乗車券は別に買います。
| 買い方 | 名古屋〜高山の特急券 |
|---|---|
| 駅の窓口 | 2,730円 |
| e5489のチケットレス特急券 | 2,730円 |
| 特急チケットレス早特3 | 2,400円 |
| 特急チケットレス早特7 | 1,800円 |
2025年7月16日にJR東海がひだのチケットレス乗車を発表したときの資料にも「発売額は、駅窓口での発売額と同額です」とあります。チケットレスで変わるのは、きっぷを受け取らずに乗れることのほうです。
特急チケットレス早特3はe5489の専売で、利用日の1か月前から3日前まで買えます。名古屋〜下呂は2,060円、岐阜〜高山も2,060円です。席数には限りがあり、JR東海のページには「予約列車に空席があっても、発売枚数に達し次第、発売終了」とあります。4月27日〜5月6日、8月10日〜19日、12月28日〜翌年1月6日は使えません。予約の変更は1回に限られ、変更先も3日以上先の早特3だけです。
特急チケットレス早特7は、EXサービス(エクスプレス予約・スマートEX)で名古屋に着く便か名古屋を出る新幹線を予約したあと、予約完了の画面などからつながるEX旅先予約を通してe5489で買います。EXサービスとWESTERの両方の会員だけが予約でき、締め切りは利用日の7日前です。こちらも座席数に限りがあり、変更は1回、変更先は7日以上先の早特7に限られます。
どちらも、きっぷを受け取る前で列車の出発時刻の前なら、e5489で払い戻せます。手数料は1名あたり340円です。
e5489で予約してTOICAで改札を通る
チケットレスで乗るときは、e5489で特急券を予約し、乗車券の分はTOICAなどのICカードの残高で払って改札を通ります。高山本線の下呂・高山・飛騨古川の3駅でも、チケットレス乗車が始まった2025年10月1日から、ひだに乗るときにTOICAが使えます。
予約はe5489で出発時刻の2分前まで受け付けています。きっぷを受け取る前なら、出発時刻の前に別の列車へ変更できますが、駅の券売機などできっぷとして受け取ったあとは変更できません。
車内で求められたら、e5489の予約一覧から開くチケットレス提示用画面を見せます。予約完了のメールの画面では乗れません。e5489にログインせずに買った場合も、予約番号・メールアドレス・電話番号を入れれば予約一覧を開けます。決済に使ったクレジットカードは必ず持って行きます。駅係員や車掌に見せるよう求められることがあります。
往復なら飛騨エリアフリーきっぷ
名古屋〜高山を通常期に普通に往復すると、乗車券と指定席特急券で11,620円です(名古屋駅からの運賃で計算)。飛騨エリアフリーきっぷは名古屋市内と岐阜から12,370円、大垣から12,780円で、通常期どうしで比べると差は750円です。
その750円で、ひだの普通車指定席の往復に加えて、飛騨金山〜飛騨古川の間は特急と快速・普通列車の普通車自由席に乗り降りできます。さらにコースを選びます。バスコースは濃飛バスの白川郷線バスの往復乗車券(予約制バスを除く)か、平湯・新穂高線に乗り降りできる高山&新穂高フリー乗車券のどちらかと引き換えられます。お食事コースは高山・飛騨古川版と下呂版に分かれ、飛騨高山食べ歩きクーポンなどの引換券がつきます。白川郷や新穂高へ行く日があるなら、引換券の中身と750円を比べて決められます。
有効期間は3日間で、こども用はありません。早特3と同じ3つの期間は使えず、有効期間にかかっても延びません。売られるのは、往路のひだの普通車指定席が予約できる場合だけです。ただし希望した列車が満席なら、普通車自由席に乗れます。買えるのは、JR東海のきっぷうりばかサポートつき指定席券売機のある駅と、e5489です。
富山まで行くなら、ひだ号富山往復割引きっぷ(名古屋市内〜富山 おとな13,040円、有効期間6日間)があります。