- 大阪・関西万博のヨルダン館の運営と広報に携わったモダニスアンドカンパニー(京都)が、閉幕から1年の2026年10月14日に発表した。閉幕後に各地へ渡った展示をまとめている。
- 徳島県: 2025年10月に館の展示物が県へ譲られた。あすたむらんど徳島で2026年10月10日から2027年3月22日まで特別展「未来を紡ぐヨルダンからの贈り物」を開き、大きな羊毛のタペストリー、ワディ・ラムの赤い砂、火打ち石の音でアラビア文字が日本語に変わる体験の展示を再現している。
- 鳥取県: 2026年1月31日、境港市の夢みなとタワーに「大阪・関西万博記念とっとりサンドパビリオン」が開いた。ヨルダン館で使った赤い砂と、鳥取県ゾーンのプロジェクションマッピングなどを組み合わせている。
- 大阪府堺市: 2026年1月28日に展示物を譲る覚書を結び、館の砂を百舌鳥古墳群ビジターセンターで展示している。
- 万博記念公園(大阪府吹田市): 2026年3月、館から贈られたワディ・ラムの砂と約6,000万年前の鉱石を使った枯山水のモニュメントが日本庭園に置かれた。
- 館は会期中、ぴあの本に載った出口調査で満足度の総合1位になり、BIEの公式参加者褒賞で2部門を受けた。
- ヨルダンは GREEN×EXPO 2027 への参加を表明しており、2026年8月に公式参加契約の締結が発表されている。
編集部の考え
ヨルダン館の中心にあったのは、ヨルダンから運んだ22トンの赤い砂でした。閉幕後、その砂は1か所にまとめて残されたのではなく、館と交流のあった土地ごとに分かれています。鳥取は鳥取砂丘とのつながりで2025年4月に「サンド・アライアンス(砂同盟)」の協定を結んだ県、堺は鯉のぼりづくりや茶会で館と催しを重ねた市、徳島は上板町の小学校がヨルダンの小学校と藍染めなどで交流してきた県です。
分け方を見ると、砂が行き先を選ぶ決め手は、展示に使えるかどうかより、会期中に結んだ交流の相手だったと思います。
万博の跡を見に行く人にとっては、行き先が4つに分かれたことで、1か所では全部は見られません。期限があるのは、あすたむらんど徳島の特別展(2027年3月22日まで)です。ほかの3か所は、発表には展示の終わる日が書かれていません。
行く人へのヒント
- 期限があるのは徳島です。あすたむらんど徳島の特別展は2027年3月22日まで。入場料や休みの日は発表に無いので、施設の案内で確かめます。
- 大阪で見るなら、万博記念公園の日本庭園の枯山水と、堺の百舌鳥古墳群ビジターセンターの砂を同じ日に組めます。万博記念公園の入園料と行き方は万博記念公園の花の記事に書いています。
- 万博のほかのパビリオンの行き先は、パビリオンの移設先の記事にまとめています。
編集部のひとこと
ヨルダン館で来場者が素足で歩いたワディ・ラムの砂は、閉幕後に徳島・鳥取・堺・万博記念公園へ分かれました。あすたむらんど徳島では2027年3月22日まで特別展を開いています。ヨルダンは横浜の花博にも参加します。