10月3日(土)から30日(金)まで、自然文化園の花の丘がコスモス・コキアフェスタ2026の会場になります。約15万本のコスモスと約3,600株のコキアが主役で、ピンクの穂のミューレンベルギアと赤ソバも同じ丘に咲きます。公式サイトの「9月に見ごろの花」の一覧にも、9月28日の時点でミューレンベルギア、コスモス、コキア、ヒガンバナが並んでいます。
この丘は、1970年の日本万国博覧会の会場だった土地にあります。公園は、博覧会を記念する「緑に包まれた文化公園」として整備された場所です。パビリオンが取り壊され、更地になった土地から公園づくりが始まりました。花の丘のコスモスも梅林のウメも、その更地だった土地に咲く花です。
10月の花の丘(コスモス・コキアフェスタ2026)
期間は2026年10月3日(土)〜10月30日(金)で、期間中は無休です。時間は9:30〜17:00(最終入園16:30)、場所は自然文化園の花の丘ほか。フェスタ自体は無料で、自然文化園・日本庭園の共通入園料だけがかかります。
コスモスは白やキバナコスモスも入れて丘一面に約15万本。コキアは緑の株が少しずつ紅葉して、10月ごろに真っ赤になります。赤ソバの見ごろは10月末ごろまで、ミューレンベルギアは11月ごろまでです。ミューレンベルギアの中は立入禁止で、撮影用に立ち入れる場所は現地の案内看板で示されます。
花の丘のコスモスは、公園事務所の職員が撮ったフォトスポットの一つでもあります。撮った職員は白いコスモスが丘一面に咲く様子を「雲にまで届きそうなのびのびとした姿」と書き、見上げて雲とつながる構図を勧めています。
花の丘へは中央口から森のトレインかパークタクシーが使えます。森のトレインは10月は毎日運行で、中央口発の最終便は16:25。中央口からお祭り広場、だんご坂・北口前、西大路広場、ソラード前を回って中央口へ戻る周回で、花の丘へは西大路広場で降りて徒歩約3分です。パークタクシーの花の丘直行便はフェスタ期間中毎日、9:30〜16:30に電話で送迎を頼む形で、中央口と花の丘の間を往復します。料金はどちらも3歳未満無料、3歳〜小学生350円、中学生以上500円です。
撮影は自由ですが、三脚などで長い時間場所を占めたり通路を塞いだりしないよう公園は求めています。草花を摘む、枝を折るといった動植物の採取は禁止です。
期間中は、花の丘の頂上の芝生で秋のおいしいプチマルシェ(10月3日・11日・17日・25日、雨天中止)が開かれ、10月18日(日)には西大路広場で平野吹奏楽団の森のコンサートが11:00と14:00にあります(観覧無料)。花の丘から西大路広場までは徒歩約5分です。
冬から春に咲く花と場所
公式サイトの見ごろの花一覧は月ごとに花を並べ、花ごとに開花情報のページを持っています。2026年の記録から、1月から5月の主な花と、公式に場所が書かれているものを表にしました。
| 月 | 公式の一覧にある花(抜粋) | 場所(開花情報とフォトスポットから) |
|---|---|---|
| 1月 | ウメ、ロウバイ、スイセン、ツバキ、サザンカ | ウメは自然文化園梅林と日本庭園梅林 |
| 2月 | ウメ、マンサク、ハナモモ、寒咲き菜の花、ネコヤナギ | 同上 |
| 3月 | サクラ、ウメ、ユキヤナギ、ミモザ、チューリップ、ネモフィラ、ポピー | サクラは東大路、桜の流れ、日本庭園、東の広場 |
| 4月 | サクラ、チューリップ、ネモフィラ、ポピー、菜の花、ツツジ、フジ | ネモフィラはチューリップの花園と花の丘、ポピーは花の丘、ツツジは日本庭園のつつじヶ丘 |
| 5月 | バラ、シャクヤク、ポピー、ネモフィラ、アジサイ、ハナショウブ | バラは平和のバラ園 |
ウメの2026年の開花情報は、1月28日(水)に自然文化園梅林で撮った玉牡丹、八重寒紅、大盃などから始まります。2月4日(水)からは日本庭園梅林の白加賀や佐橋紅も加わり、3月17日(火)撮影の日本庭園梅林を最後に、3月24日(火)に終わりの表示になりました。
サクラは3月24日(火)撮影の東大路のソメイヨシノ、桜の流れの陽光桜、東の広場のジンダイアケボノから記録が始まっています。東大路のソメイヨシノは4月8日撮影まで写真が続き、せせらぎ広場のシダレザクラ、花の丘と万葉の里のヒガンザクラ、春の泉のカンヒザクラも写っています。最後は4月14日(火)と16日(木)の東の広場のサトザクラで、4月22日(水)に終わりの表示です。
ネモフィラは公式の紹介で花期が4月〜5月、場所はチューリップの花園と花の丘です。2026年は3月25日(水)から5月5日(火)まで花の丘の写真が続き、5月11日(月)に終わりになりました。北米原産の一年草で、和名はルリカラクサです。チューリップの花園は、花壇や園路の改修工事のため、2026年7月6日から12月中旬まで工事区域に立ち入れません(6月26日付のお知らせ)。2027年春の花の見え方は未確認です。
花の丘では春にポピー、カラシナ、ネモフィラが咲き、公園ではポピーとコスモスの花の催しが開かれます。2027年春の催しの日程は未確認で、公式サイトのイベント一覧に出ます。
入園料と開園時間
自然文化園・日本庭園の共通入園料は、大人(高校生以上)450円、中学生以下は無料です。2026年4月1日(水)に改定され、11枚つづりの回数券は同じ日に廃止されました。20人以上199人以下の一般団体は大人360円、200人以上は330円です。
開園時間は9:30〜17:00で、入園は閉園の30分前まで。休園日は毎週水曜日(祝日・振替休日なら直後の平日)と年末年始ですが、4月1日〜5月2日と10月・11月は無休です。開園日と時間は催しや天候で変わることがあります。
駅から花の場所へ
最寄りは大阪モノレールの万博記念公園駅と公園東口駅です。万博記念公園駅から北へ徒歩約5分で自然文化園の中央口、公園東口駅から西へ徒歩約5分で東口に着きます。日本庭園の正門へは、万博記念公園駅から中央口を経由して北へ徒歩約15分、公園東口駅から日本庭園前ゲートを経由して西へ徒歩約15分です。
モノレールへは、阪急線の南茨木駅・山田駅・蛍池駅、御堂筋線(北大阪急行線)の千里中央駅、谷町線の大日駅、京阪本線の門真市駅から乗り継げます。新幹線なら新大阪駅で御堂筋線に乗り、千里中央駅でモノレールに乗り換えて万博記念公園駅で降ります。
花の丘に開園と同時に入りたい人は、前の晩の宿を楽天トラベルの万博記念公園駅周辺のホテル・旅館の一覧PRで探せます。
太陽の塔の内部の予約とEXPO’70パビリオンは、万博記念公園の太陽の塔とEXPO’70パビリオンの記事にまとめてあります。
見頃を知るには
公式サイトの見ごろの花一覧に、月ごとの見ごろの花が並びます。花の名前を開くと撮影日付きの写真で開花の状況が分かり、季節が終わると「更新終了」の印が付きます。催しの日程は同じサイトのイベント一覧に出ます。
万博の跡地に森をつくる
自然文化園は、万博当時はパビリオンが林立する場所でした。博覧会が終わるとパビリオンは撤収され、人工地盤の上に樹木や草花が植えられました。1972年に更地から植えた木が、いまの森です。
計画では自然文化園を外側から中心に向かって密生林、疎生林、散開林に区分し、この地域本来の植生を再現して、多様な動植物と共存して安定した森(公園はこれを自立した森と呼びます)へ導くことになっていました。緑の量は計画どおりになりましたが、多くの常緑樹は生長が緩やかで、高木だけの単層林になり、中木や低木、草本が消えました。そこで間伐で森の中に光を入れると、土の中に眠っていた種から芽が出ました。京都大学や大阪府立大学と生物多様性の研究を続け、平成18年から平成27年には季刊誌『森発見』を37号まで出しています。
編集部の考え
この公園を取り上げたのは、万博の会場だった更地に公園の管理者が木を植えて森にし、その一角の花の丘で春と秋の花を仕立て続けているからです。植えた森は常緑樹の生長が緩やかで高木だけの林になり、公園は間伐で光を入れて、土の中に眠っていた種から芽を出させました。花の丘には今年の秋も約15万本のコスモスと約3,600株のコキアが植えられ、春にはポピーとネモフィラの会場になります。