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trip-jp博覧会からミュージアム、寺社仏閣まで 横浜花博 2027 開幕まで 138日

万博のパビリオンはどこへ移ったか:淡路島のオランダ館、けいはんなのアンドロイド、泉佐野の劇場とガンダム像、福山のクラゲ館

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本文の価格・時刻・日程は2026年9月13日時点の公式発表に基づきます。予約の直前に各公式サイトで最新情報を確認してください。

大阪・関西万博のオランダ館。白い球体を載せた横長の建物で、正面は波打つ白い線の外装に覆われ、入口の前を来場者が歩いている
会期中のオランダ館「A New Dawn」(2025年6月撮影)。パソナグループはこの建物を淡路島へ移す契約を結びました 写真: Beixepo(CC0、Wikimedia Commons)

大阪・関西万博のパビリオンの多くは解体されましたが、建物や展示物を別の場所で使う契約や計画が、閉幕後の1年で各地から発表されています。横浜花博(GREEN×EXPO 2027)に来るものの一覧は「閉幕1年、大阪・関西万博が残したものの一覧」にあります。横浜以外の行き先は、淡路島、けいはんな、泉佐野、福山、京都・鹿ケ谷です(2026年9月13日時点の公式発表と施設の案内による)。

早見表

何が行き先段階見られる時期最寄駅
オランダ館「A New Dawn」の建物淡路市夢舞台サスティナブル・パーク(兵庫県淡路市)譲渡契約を締結(2026年6月29日)発表に記載なし淡路島に鉄道はなく、舞子駅(JR・山陽電鉄)などから高速バス
「いのちの未来」のアンドロイド7体けいはんなオープンイノベーションセンター KICK(京都府精華町・木津川市)京都府へ無償譲渡、2026年2月21・22日にお披露目その後の公開予定は未発表近鉄京都線 新祝園駅、JR学研都市線 祝園駅、近鉄けいはんな線 学研奈良登美ヶ丘駅からバス
「Dialogue Theater – いのちのあかし –」の建物と敷地泉佐野丘陵緑地(大阪府泉佐野市)移設決定。イチョウは2026年6月に移植済み建物の到着は2028年の予定JR阪和線 長滝駅から徒歩約30分
実物大ガンダム像泉佐野市内(場所は予算資料に記載なし)2026年度当初予算に8億円を計上未発表未発表
「いのちの遊び場 クラゲ館」の膜屋根と創造の木福山市の(仮称)子ども未来館の屋外(旧体育館跡地)市が移築を目指す段階未来館の供用開始は2029年度中の目標未来館の整備地の最寄駅は未確認
住友館の展示物・資料泉屋博古館(京都市左京区)展示は2026年10月18日に終了前期2026年4月21日〜7月31日、後期9月5日〜10月18日(終了)公式サイトの案内を参照

1. 淡路島:オランダ館の建物

パソナグループは2026年6月29日、オランダ館「A New Dawn」の建築コンソーシアム AND B.V. と譲渡契約を結んだと発表しました。移設先は淡路市の夢舞台サスティナブル・パークです。発表によると、再利用に向けた基本合意は2025年4月25日、移設先の発表は同年5月20日で、万博のオランダ館にはのべ120万人が来場しました。

公開の時期と、パソナ自身の「PASONA NATUREVERSE」の建物の扱いは、この発表には書かれていません。報道では建物の移設を2027年度中、体験型のミュージアムの開業を2026年秋とするものがありますが、当サイトはこの記事の確認日(2026年9月13日)の時点で公式発表で確認できていません。淡路島には鉄道がなく、舞子駅(JR神戸線・山陽電鉄)などから高速バスで渡る形になります。

大阪・関西万博のパソナ館「PASONA NATUREVERSE」。白い貝殻のような膜の建物の入口に来場者の列ができ、左奥に赤い球体が見える
会期中のパソナ館「PASONA NATUREVERSE」(2025年6月撮影)。この建物の扱いは、オランダ館の譲渡の発表には書かれていません写真: Abasaa(パブリックドメイン、Wikimedia Commons)

2. けいはんな:石黒浩氏のアンドロイド

シグネチャーパビリオン「いのちの未来」(プロデューサーは石黒浩氏)で展示されたアンドロイドは、京都府が無償で譲り受けました。京都府の2026年1月14日の報道発表資料によると、2月21日と22日にけいはんなオープンイノベーションセンター(KICK)で、譲渡を受けた7体のうち一部を公開し、パビリオンを追体験できる映像の上映と、石黒氏らが登壇する記念シンポジウムを開きました。参加は抽選で無料、展示は各回200人の入れ替え制でした。

お披露目の後に常設で見られるのかは、当サイトが確認した範囲では発表されていません。KICKへは、近鉄京都線の新祝園駅かJR学研都市線の祝園駅から奈良交通バスで「公園東通り」下車、または近鉄けいはんな線の学研奈良登美ヶ丘駅から同じくバスで「公園東通り」下車です。KICKの案内では京都駅から約50分、大阪の本町駅から約60分とされています。

3. 泉佐野:河瀨直美氏の劇場とガンダム像

泉佐野市には2つのものが移ります。1つはシグネチャーパビリオン「Dialogue Theater – いのちのあかし –」(プロデューサーは河瀨直美氏)です。一般社団法人Dialogue Theaterのサイトによると、移設先は泉佐野丘陵緑地で、建物の到着は2028年の予定です。象徴だったイチョウの木は先に移植され、2026年6月18日に記念式典が開かれました。

もう1つは実物大のガンダム像です。泉佐野市の2026年度当初予算案(2月18日公表)には「大阪・関西万博パビリオン等移設整備事業」として、2026年度は河瀨館3億3,200万円とガンダム像8億円の計11億3,200万円が計上されています。河瀨館はさらに2027年度3億100万円、2028年度11億8,800万円を見込みます。市の資料には「万博のレガシーを活用した地域の魅力創造」とあります。ガンダム像の設置場所と時期は、この予算資料には書かれていません。

泉佐野丘陵緑地は公式サイトによると入園無料で、開園は3月から11月が9時30分から17時、それ以外は16時30分まで、休園日は月曜(祝日の場合は翌日)と年末年始です。2026年4月に大阪府から泉佐野市へ移管されました。行き方はJR阪和線の長滝駅から南東へ徒歩約30分、日根野駅からは約35分で、コミュニティバスの上村バス停からなら徒歩約10分です。

遠くから来て開園の9時30分に合わせるなら、前の晩の宿は楽天トラベルの日根野駅周辺のホテル・旅館の一覧PRで探せます。日根野駅からは緑地まで歩いて約35分です。

4. 福山:クラゲ館の膜屋根と創造の木

「いのちの遊び場 クラゲ館」(プロデューサーは中島さち子氏)は、広島県福山市が移築を目指しています。福山市のページ(当サイトの確認は2026年9月13日)によると、市が整備する(仮称)子ども未来館の屋外フィールドとして、クラゲ館の膜屋根と「創造の木」の地上部分を移築する計画で、未来館の整備地は旧体育館跡地に決まりました。市の計画では、事業者を2025年度末をめどに選び、2026年度から設計と施工に入り、2029年度中の供用開始を目指します。事業者が決まったかどうかは、その後確かめていません。クラゲ館の置き場所は、未来館と一体で配置する案も含めて改めて検討するとされています。

大阪・関西万博のクラゲ館。白く波打つ膜の屋根の下に、細い木の材を組んだ骨組みが広がり、手前の広場を日傘を差した来場者が行き交う
会期中の「いのちの遊び場 クラゲ館」(2025年8月撮影)。福山市はこの膜屋根と「創造の木」の移築を目指しています写真: 掬茶(CC BY-SA 4.0、Wikimedia Commons)

5. 京都・鹿ケ谷:住友館の資料

住友館の展示物と資料の一部は、泉屋博古館(京都市左京区)が受託して展示しました。同館の2026年4月14日のお知らせによると、展示名は「大阪・関西万博 住友館のレガシー」で、前期は2026年4月21日から7月31日、後期は9月5日から10月18日でした。会場は鹿ケ谷の館の休憩室「饕餮の間」で、住友館の公式スタンプやグッズ、木製ベンチ、森のジオラマなどを展示しました。観覧には同時開催の展覧会の観覧料が必要でした。

京都の泉屋博古館の建物。白い石張りの箱形の建物が太い柱で持ち上げられ、その下が車寄せになっている。左手に色づいた木の枝がかかる
京都・鹿ケ谷の泉屋博古館(2005年撮影)。住友館の資料は、この鹿ケ谷の館の休憩室「饕餮の間」で2026年10月18日まで展示されました写真: PlusMinus(CC BY-SA 3.0、Wikimedia Commons)

横浜へ来るもの(別の記事へ)

横浜花博へは、パビリオンの「外側」が2つ来ます。パナソニックの「ノモの国」のファサード736枚は東邦レオの出展施設に、カルティエの「ウーマンズ パビリオン」の組子のファサードは屋内の出展施設に再利用されます。組子のファサードは2020年のドバイ万博の日本館、2025年の大阪・関西万博に続く3度目の使用だと、設計者の永山祐子建築設計は説明しています。どちらを横浜でどう見られるかは「大阪・関西万博に行った人のための横浜花博」に詳しく書いています。

報道だけのもの、確認できていないもの

チェコ館は再利用を断念して解体されたと読売新聞とNHKが2026年6月に報じましたが、当サイトは公式発表で確認できていません。北欧館とサウジアラビア館の建物の行き先、河森正治氏の「いのちめぐる冒険」の移設先(沖縄県の中学校へ移すという報道があります)も、公式発表を見つけられていません。

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よくある質問

移設されたパビリオンで、見に行けるものはありますか。

建物として公開されているものは、当サイトが確認した範囲(2026年9月13日)ではまだありません。見られるのは、泉佐野丘陵緑地に移植されたDialogue Theaterのイチョウです。泉屋博古館(京都)での住友館の資料の展示は2026年10月18日までで、終わりました。けいはんなのアンドロイドは2026年2月のお披露目の後の公開予定が発表されていません。

オランダ館はいつ淡路島で公開されますか。

パソナグループの2026年6月29日の発表には、移設先が淡路市夢舞台サスティナブル・パークであることは書かれていますが、公開の時期は書かれていません。報道では建物の移設は2027年度中とされていますが、当サイトは公式発表で確認できていません。

ガンダム像はどこに置かれますか。

泉佐野市の2026年度当初予算案に「ガンダム像 8億円」が計上されていますが、当サイトが確認した予算資料には設置場所の記載がありません。場所と時期は、市がまだ発表していません。

河瀨直美さんのDialogue Theaterはいつ完成しますか。

一般社団法人Dialogue Theaterのサイトによると、建物の到着は2028年の予定です。泉佐野市の予算では2026年度から2028年度の3年で計約18億円を見込んでいます。イチョウの木は2026年6月に泉佐野丘陵緑地へ移植が終わっています。

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