- 協会は10月19日、2025年10月に出した3つの基本計画を、運用のやり方まで書き込んだ実施計画にして公表した。消防・防災、医療救護、会場衛生の3本。
- 救護所は3か所: 会場の中央の「中央診療所」と、メインゲート横の「メインゲート診療所」が9時30分から21時30分まで。SATOYAMA Villageの「応急手当所」は医療コンテナ2基で、9時30分から17時まで開き、医師は置かず看護師が対応する。診療所では医師の判断で点滴もできる。会場内の応急処置の費用は協会が持つ。
- 利用の見込み: 会期中に約9,600人、1日あたり約50人で、97%を軽症と見ている。
- AED: 屋外に36台。1台の受け持ちを直径150mとし、心停止から3分以内に使えるようにする。
- 落雷: 気象庁の雷注意報、落雷の危険を検知する仕組み、民間の気象会社の情報で見張る。危険が高まると、場内放送とデジタルサイネージで屋内や避雷ドームのあるエリアへの避難を呼びかけ、係員と警備員が誘導する。樹木の多いエリアからは早めに人を出して立ち入りを止め、屋外のイベントは早めに一時中断を判断する。中断の判断に使う数値の基準は書かれていない。
- 暑さ: 暑さ指数を目安に、ミスト、スポットエアコン、テントやパラソル、自動販売機と給水機を会場の各所に置き、クーリングシェアスポットも増やす。
- 地震などで帰れないとき: 安全を確かめた建物を一時滞在施設として開く。繁忙期に最大6.7万人程度が会場に留まると見て、72時間分の備蓄(主食21万食、飲料18万リットルなど)を持つ。シャトルバスは安全を確かめてから順に運転を再開する。
- 台風と大雨: 最接近の2日前から1日前に、営業の短縮や閉場を検討する。会場を流れる相沢川と和泉川の水位が上がれば、川の周りへの立ち入りを止める。
編集部の考え
10月1日の安全対策協議会の報告を書いたとき、避難計画の中心は「屋外の催しを止める目安」と「屋内へ入ってもらう先の割り振り」になると考えていました。実施計画で決まったのは後ろの半分です。避難先は屋内と避雷ドームのあるエリアで、樹木の多い所から先に人を出すと書かれました。屋外のイベントは「早めに一時中断等の判断」とあるだけで、雷がどこまで近づいたら止めるかという数字は出ていません。閉場の基準も、災害対策本部の運用要領で別に定めることになっています。夏に屋外の催しを目当てに行く人が知りたい、どの段階で止まるかの目安は、まだ公表されていません。
数字では、救護所の時間の差が目に付きます。会場は21時30分まで開いていますが、SATOYAMA Villageの応急手当所は17時で閉まり、総合指揮センターに詰める医師も17時からは遠隔での助言に替わります。夕方からの具合の悪さは、2つの診療所に頼ることになります。1日あたりの利用を約50人と見積もった計画なので、夜の体制はこれで足りるという判断だと思います。
行く人へのヒント
- 救護所の場所は、メインゲート横と会場の中央の2つの診療所を覚えておきます。17時を過ぎてSATOYAMA Villageの近くで具合が悪くなったら、どちらかの診療所へ向かうか、近くの係員に声をかけます。
- 7月から9月に行く日は、場内放送とデジタルサイネージが雷の知らせの窓口です。木の多い庭を歩いているときに放送があったら、先に建物の中へ移ります。雷の多い月の数字は協議会の報告のニュースに書いています。
- 地震で電車が止まったら、すぐ駅へ向かわず、会場の一時滞在施設の案内を待つのが計画の前提です。鉄道の運行と気象庁の情報を確かめるページは旅先の大雨・地震で開く公式ページに並べています。
- 台風が近づく週は、2日前から1日前に営業の短縮や閉場が検討されます。前日の協会の知らせを確かめてから出かけます。
編集部のひとこと
雷のときの避難先は屋内と避雷ドームのある場所で、樹木の多い所から先に人を出す計画になりました。屋外の催しをどの段階で止めるかの数字は、今回の計画にも書かれていません。救護所は3か所で、17時を過ぎると開いているのは2つの診療所だけです。