- 第37回「緑の環境プラン大賞」の特別企画『The Garden of Life』の受賞は1点で、Team LIFE LINE(PICNIC garden design/MOTe)の「LIFE LINE 命を支える、見えないつながりを巡る3つの庭」に決まった。場所はGREEN×EXPO 2027の会場内。
- 庭は「誕生・成長・継承」の3つに分かれ、日本在来の多年草を中心に季節の移ろいを見せる。「バイオネスト」などを使った資源の循環も試みる。
- 手入れには市民、劇団スイッチ総研、造園業者が加わり、維持管理と演劇を通して「庭を育てる営み」を共有するという。審査ではこの進め方が評価された。
- 特別企画の助成は上限2,500万円で、会場での施工費と会期中の維持管理費に充てる。応募は特別企画だけで14点、賞全体で57点あった。
- 特別企画は、第一生命の創立125周年が花博と同じ2027年に当たることから設けられた。賞そのものは、1990年の「国際花と緑の博覧会」の理念を踏まえて同じ年に作られた。
- 会場のどこに造るか、庭の広さ、演劇の日程は発表されていない。
編集部の考え
この賞は、1990年に大阪の鶴見緑地で開かれた「国際花と緑の博覧会」の年に生まれました。36年たって、その賞が次の国際園芸博覧会の会場に庭を1つ造ることになります。花の万博の会場はいまも鶴見緑地として残っていて、当サイトの花博の先輩をたずねる記事で行き方を書いています。
受賞したプランで目を引くのは、植える草花より、手入れの仕方の方です。多年草は同じ株が年をまたいで残るので、植え替えて咲きそろえる花壇とは違い、芽吹いてから花が終わるまでの移り変わりがそのまま庭の姿になります。そこへ市民や劇団が会期中に手を入れ、演劇もするといいます。3月19日の開幕と9月26日の閉幕では、同じ庭がかなり違って見えると思います。
助成の上限2,500万円は、ほかの部門の上限(シンボル・ガーデン部門は1点1,000万円)の2.5倍です。ただ、それで庭の広さが分かるわけではなく、場所と広さ、演劇の日程はまだ発表されていません。
行く人へのヒント
- 半年の会期のうち、季節を変えて2回行くなら、券の種類と買い方の記事を先に見ておくと決めやすくなります。
- 第一生命の発表文(PDF)の2〜10ページに、緑の環境プラン大賞のほかの部門と、緑の都市賞・緑化技術コンクールの受賞が、場所つきで載っています。会場に行く前に、近くの受賞地を探すこともできます。
編集部のひとこと
会場に造る庭が1つ決まりました。在来の多年草が中心なので、春に開幕して秋に閉幕するまでの半年で、同じ庭の見え方が変わるはずです。会場のどこに造るか、演劇をいつ見られるかは、まだ発表されていません。