横手のかまくらは、2027年は2月12日(金)と13日(土)の2晩、18時から21時です。長く2月15日・16日に固定されていましたが、2026年から金曜・土曜に変わりました。雪の室の中から子どもたちが「はいってたんせ」と呼びかけ、あまえこ(甘酒)や餅をふるまいます。
15・16日ではなくなった。2027年は12日(金)・13日(土)
横手市の公式サイトは、2027年の開催を2月12日(金曜日)・13日(土曜日)、2028年を2月11日・12日と載せています。横手市観光協会の発表によると、従来の2月15日・16日の固定をやめ、梵天の行事の直前の金曜日・土曜日(2029年までは2月の第2金曜日・土曜日)に試験的に変える、という決め方です。古い案内には15・16日と書いたものが残っているので、日付は市のページで確かめてください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日程 | 2027年2月12日(金)・13日(土) |
| 時間 | 18時から21時 |
| 会場 | 横手市役所本庁舎前・横手公園・二葉町・その他市内一円 |
| かまくらの数 | 期間中、市内に60基ほど |
水神様をまつる小正月の行事、約450年
横手市の説明では、かまくらは水神様をまつる小正月の行事で、約450年の歴史があるといわれています。藩政のころ、武家の住む内町(うちまち)では旧暦1月14日の夜、四角い雪の壁の中に門松やしめ縄を入れて燃やす左義長のかまくらをしました。商人の住む外町(とまち)では旧暦1月15日の夜、町内の井戸のそばに雪穴を作って水神様(おしずの神さん)を祀り、よい水に恵まれるよう祈りました。この2つと子どもの雪遊びが長い年月のうちに合わさって、今の形になったといわれています。
もともとは、中の水神様にお賽銭を上げて家内安全・商売繁盛・五穀豊穣を願う行事でした。車が増えて道路にかまくらを作れなくなり、数が減っていったため、昭和46年頃にミニかまくら運動が起き、点在していたかまくらを集めた「かまくら通り」が設けられた、という経過も市のページにあります。

観光協会が指導している作り方は、直径約3.5メートルの円に雪を積んで3メートルほどの高さまで踏み固め、壁の厚さを50センチ残して中を掘り、正面に神棚を作る、というものです。
梵天は2月16日・17日のまま動かない
梵天(ぼんでん)は約300年の歴史がある小正月の行事で、毎年2月17日に旭岡山神社へ奉納されます。前日の16日は、頭飾りの出来栄えを競う梵天コンクールです。観光協会によると、梵天は神事なので日付を固定したままにします。昭和27年から、かまくらと合わせて「雪まつり」として観光行事になりました。

2027年の2月16日は火曜、17日は水曜です。かまくらの13日(土)から中2日あきます。
大曲で「こまち」を降りて、奥羽本線で17分
横手駅に新幹線は来ません。秋田新幹線「こまち」を大曲駅で降り、奥羽本線の普通列車に乗り換えます。JR東日本の時刻表では、大曲12時51分発の列車が横手に13時8分着。途中の駅は飯詰と後三年の2つです。

大曲から横手へ向かう列車は、9時から16時台に9時3分・10時16分・11時14分・12時51分・13時44分・14時42分・15時42分・16時42分の8本、夕方は17時46分と18時56分です(2026年9月19日に見た時刻表。平日と土曜・休日で発車時刻は同じでした)。東京からは、7時32分発の「こまち3号」が大曲に10時50分に着きます。横浜・新横浜からは東京駅で乗り換えです。
東北新幹線の北上駅と横手を結ぶ北上線は、地図のうえでは近道に見えます。ただ、2026年8月2日の大雨で鉄道設備が被災し、ほっとゆだ〜横手駅間は列車の運転を見合わせています。JR東日本は9月16日の案内で、復旧の見通しは立っておらず、運転再開まで相当の期間を要する見込みとしています。この区間には代行バスが走り、横手市の案内では9月12日から土曜・日曜・祝日も運行しています。2027年2月の時点で列車が戻っているかは分かりません。北上から入るつもりの人は、JR東日本の運行情報を先に見てください。
帰りの列車は、21時45分の秋田行きと22時26分の湯沢行き
かまくらが終わるのは21時です。横手駅の時刻表では、大曲・秋田方面は19時4分、20時4分の次が21時45分。そのあとは23時ちょうどに2本ありますが、どちらも運転日注意の印が付いています。新庄方面は21時1分の院内行き、22時26分と23時52分の湯沢行きです。
大曲を出る東京行きの「こまち」は19時43分が最終で、その後の20時47分発は仙台行きです。その日のうちに東京へ戻るなら横手19時4分発に乗ることになり、灯りの入ったかまくらを見られるのは1時間ほどになります。
21時まで見るなら、宿は楽天トラベルの横手駅周辺のホテル・旅館の一覧PRで探せます。横手で取れなければ楽天トラベルの大曲駅周辺のホテル・旅館の一覧PRで、21時45分発の秋田行きで戻る前提で決めます。
かまくら館なら、2月でなくても本物の雪の室に入れる
横手市観光協会の「かまくら館」(横手市中央町8-12)は、マイナス10度ほどに保った部屋に、年間を通してかまくらを置いています。開館は9時から17時、休みは12月29日から1月3日。入館料は高校生以上100円(中学生以下は無料)で、後三年合戦金沢資料館・石坂洋次郎文学記念館・横手公園展望台との4館共通です。かまくらの手入れと作り替えのため、8月中旬〜9月中旬と2月中旬〜下旬に、それぞれ1週間ほど展示室に入れない期間があります。2026年の冬は2月20日から27日でした。

編集部の考え
金曜と土曜になって、勤めのある人には行きやすくなりました。そのかわり、日付を覚えている人ほど間違えます。15日・16日に行くと、2027年はかまくらが終わっていて、16日の梵天コンクールに当たります。
夜の行事なのに、帰りの列車は少ないです。21時まで見たあと横手を出られるのは、秋田方面なら21時45分の1本と考えておくのがよく、東京へはその日のうちに帰れません。宿は横手で取るのが素直です。取れなければ大曲か秋田に宿を決めて、21時45分発に乗る。この順で考えるのがよいと思います。
同じ2月12日から14日、男鹿ではなまはげ柴灯まつりが開かれます。12日に横手、13日か14日に男鹿、と続ける組み方もできますが、男鹿は入場の事前申込が要ります。
会場の地図と当日の交通の案内は、まだ出ていない
2027年の会場の地図、交通規制、会場を回るバスがあるかどうかは、2026年9月19日の時点で、横手市と横手市観光協会のページに見当たりませんでした。出るとすれば横手市観光協会のお知らせです。雪の祭りをもう1つ見るならさっぽろ雪まつり、ほかの土地の祭りは祭り歳時記の一覧にまとめています。