なまはげ柴灯(せど)まつりは、当日に行っても入れません。入場は事前申込制で、各日1,800人まで。第64回は2027年2月12日(金)・13日(土)・14日(日)の18時から20時30分、男鹿半島の山の中にある真山(しんざん)神社で開かれます。
2月の第二土曜を含む金・土・日。申込は12月1日からの予定
なまはげ柴灯まつり実行委員会(男鹿市観光課内)の公式サイトによる要点です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日程 | 2027年2月12日(金)・13日(土)・14日(日) |
| 時間 | 18時から20時30分 |
| 会場 | 真山神社(男鹿市北浦) |
| 入場 | 事前入場申込制。各日の上限1,800人 |
| 入場料(入場協賛金) | 1人2,000円、中学生以下は無料。申込のときの事前決済だけ |
| 申込 | 12月1日に受付開始の予定 |
申込の状況によっては期限の前に受付を締め切ることがあり、当日の会場では現金で払えません。

1月3日の神事「柴灯祭」と、大晦日のナマハゲを組み合わせた
実行委員会の説明では、真山神社では900年以上前から、毎年1月3日に神事「柴灯祭(さいとうさい)」が行われています。これと民俗行事のナマハゲを組み合わせた冬の観光行事が、なまはげ柴灯まつりです。
始まりは昭和39年(1964年)。男鹿温泉郷の冬の観光を盛り上げようと企画した「雪まつり」を、北浦湯本の星辻神社で開いたのが最初で、真山神社の柴灯祭を取り入れたとされています。第3回までは星辻神社で開き、来場者が増えて手狭になったので真山神社に移しました。昭和49年は豪雪で真山神社の除雪が追い付かず、星辻神社での開催になりましたが、実行委員会によると中止になったことは一度もありません。

重要無形民俗文化財は、大晦日の行事のほう
大晦日の晩、集落の青年たちがナマハゲに扮して「泣く子はいねがー、親の言うこど聞がね子はいねがー」と大声で叫びながら、地域の家々を巡ります。実行委員会の説明では、ナマハゲは怠け心を戒め、無病息災や田畑の実り、山の幸・海の幸をもたらす来訪神で、迎える家は昔からの作法で料理や酒を用意してもてなします。かつては小正月の行事でしたが、現在は約85の町内で12月31日に行われています。
文化庁の国指定文化財等データベースによると、「男鹿のナマハゲ」は1978年(昭和53年)5月22日に重要無形民俗文化財に指定され、2018年(平成30年)11月29日に「来訪神:仮面・仮装の神々」の1つとしてユネスコ無形文化遺産の代表一覧表に記載されました。指定されているのはこの大晦日の行事で、2月のまつりではありません。
ユネスコの一覧に載った10件の行事をまとめて知るなら、『来訪神 仮面・仮装の神々』PR(保坂達雄・福原敏男・石垣悟 編、岩田書院、2018年)があります。10件の行事を紹介しながら、なまはげをはじめとする来訪神の信仰が何を意味するのかを、民俗学の立場から論じた本です。耳で聴くなら、高橋御山人が読む『高橋御山人の百社巡礼 其之三 秋田・男鹿 なまはげが山から海からやって来る』PR(29分)の Audible 版が、聴き放題の対象になっています。
男鹿駅の隣から臨時バスで約30分。予約は要らず、1,000円で乗り降り自由
実行委員会の交通案内によると、会場の近くを通るふだんの路線バスはありません。まつりの日は、JR男鹿駅・男鹿温泉郷と会場のあいだに臨時の有料バスが走ります。1人1,000円でその日のうちは全線を何度でも乗れ、中学生以下は無料、事前の予約は要りません。
| 区間 | 行き | 帰り |
|---|---|---|
| 道の駅おが(男鹿駅の隣)〜会場、約30分 | 15時15分発、16時15分発、17時15分発 | 19時45分から21時のあいだ、満員になり次第出発 |
| 男鹿温泉交流会館五風前〜会場、約20分 | 16時40分発、17時30分発 | 20時10分から21時のあいだ、満員になり次第出発 |
男鹿温泉郷からのバスは、雄山閣前と温泉旅館ゆもと前のバス停を通ります。会場は山の中なので、雪道の運転に不安がある人は「道の駅おが オガーレ」に車を置いて臨時バスに乗るよう、実行委員会は勧めています。この時刻は2026年9月19日に見た公式サイトのものです。便が変わることがあるので、申込のときにもう一度見てください。
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秋田駅から男鹿線で約55分、770円。接続は13時44分発と15時27分発
秋田駅から会場まで、男鹿線と臨時バスを乗り継いで約2時間です(実行委員会の案内)。男鹿線は秋田駅から男鹿駅まで約55分、片道770円。行きの接続は秋田13時44分発(男鹿14時37分着)と15時27分発(16時23分着)、帰りは男鹿21時35分発(秋田22時28分着)と22時44分発(23時36分着)です。

JR東日本の秋田駅の時刻表(平日、2026年9月に見たもの)では、男鹿行きは5時29分から22時36分まで14本。9時から16時台は9時24分、10時38分、12時24分、13時44分、15時27分、16時30分の6本で、このうち10時38分・12時24分・13時44分の3本には運転日注意の印が付いています。13時44分発に乗るつもりの人は、その日に走るかを先に確かめてください。
東京からは、7時32分発の「こまち3号」が秋田に11時25分に着きます。横浜・新横浜からは東京駅で乗り換えです。
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なまはげ館と男鹿真山伝承館は、まつりの日でなくても開いている
真山神社から歩いて5分ほどのところに「なまはげ館」があります。年中無休で8時30分から17時、入館料は一般660円、小中高生330円です。隣の男鹿真山伝承館では、大晦日のナマハゲ行事を解説のあとに再現する「なまはげ習俗学習講座」(約20分)を開いていて、1月から3月は毎日、9時30分・10時30分・11時30分・13時30分・14時30分・15時30分の6回。受講料はなまはげ館の入館料を含めて一般1,100円、小中高生660円です。

編集部の考え
先に決めるのは、泊まる場所です。まつりが終わるのは20時30分。男鹿温泉郷の宿なら、会場から臨時バスで約20分で戻れます。秋田駅の近くに泊まるなら、帰りは男鹿21時35分発か22時44分発で、秋田に着くのは22時28分か23時36分になります。21時35分発を逃すと次は22時44分発なので、帰りの臨時バスには早めに並ぶほうが安心です。
13時44分発の男鹿線に乗れば、15時15分のバスで15時45分に会場に着きます。歩いて5分ほどのなまはげ館は17時まで開いていますが、伝承館の最後の回(15時30分)には間に合いません。伝承館の再現も見るなら、秋田を午前のうちに出て先に真山へ上がることになり、臨時バスの最初の便は15時15分発なので、その足はタクシーです。
同じ週末の12日・13日は、横手のかまくらの日でもあります。12日に横手、13日か14日に男鹿と続けるなら、男鹿の申込を先に済ませてから横手の宿を取る順がよいと思います。
申込のページが開くのは12月1日の予定
入場の申込は、公式サイトで12月1日に受付を始める予定と案内されています。申込の期限、受付を締め切ったかどうか、荒天のときの扱いは、まだ載っていません。ほかの土地の祭りは祭り歳時記の一覧にまとめています。