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村山かてうどんは武蔵村山の8店で:赤小麦の茶色い麺と温かい肉汁、立川駅からのバス

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武蔵村山市役所の庁舎の外観。市内を走るバスの停留所名「武蔵村山市役所前」の場所
武蔵村山市役所。立川駅北口からのバスが「武蔵村山市役所前」に着く 写真: アラツク(CC BY-SA 4.0、Wikimedia Commons)

村山かてうどんは、東京都武蔵村山市で食べられてきた、つけ麺の形のうどんです。冷水で締めた麺を温かい醤油味のつけ汁に浸け、茹でた地元の野菜を添えて食べます。令和3年度に、文化庁が地域で世代を超えて受け継がれてきた食文化を認定する100年フードの、伝統の100年フード部門に認定されました。申請したのは、市内のうどん店と市民でつくる村山うどんの会です。

赤小麦の茶色い麺と、かて

認定の申請の文に、麺は「赤小麦の表皮が入った茶色または灰色の麺」とあります。会の公式サイトによると、地粉と呼ぶ地元産の小麦粉を配合し、特に多いのが農林61号などの赤小麦で、その表皮が入るので真っ白にはなりません。つけ汁は濃いめの醤油味で、鰹などの魚介のだしが基本です。辛味と甘味の配合は、店や家庭で違います。

かては、茹でた季節の地場野菜をうどんに添えたもので、糧という言葉から来ています。都内でも生産量の高い小松菜のほか、季節に応じてほうれん草やナスも使われます。長ねぎや生姜のような薬味とは別のもの、と会は分けて説明しています。

肉汁うどんが定番に

近年は、このつけ汁に豚バラ肉を入れた肉汁うどんが定番になりました。会の公式サイトでも、肉汁かてうどんは市内のうどん店の定番メニューとされ、魚介のだしに豚肉のうまみを合わせる肉汁は、使う豚肉の部位や仕込み方が店ごとに違います。揚げ物を添える店もあります。認定の文には、村山かてうどんのファンは「武蔵村山市内のすべての店をコンプリートし、味の違いを楽しんでいます」とあり、店ごとの麺とつけ汁の違いが、食べ歩く理由になっています。

村山うどんの会の会員店は8店

会の公式サイトの会員うどん店情報には、武蔵村山の8店が載っています。村山満月うどん、肉汁うどん青柳、一休、本格手打ちうどん笑乃讃、ぼん太、長嶋屋、田舎屋、手打うどん野山です。会員店で出す村山かてうどんは、武蔵村山市の地域ブランド認証を受けています。

村山満月うどんは三ツ木にあります。店主の文によると、始まりは1986年の製麺所の開業で、2003年10月に食堂を開きました。農林61号など国産小麦を100%使った、やや太めの麺で、看板は肉汁うどんです。昼は11時から15時(ラストオーダー14時30分)、夜は18時から20時で、夜の営業日は店のホームページで知らせています。定休日は月曜日と火曜日、年始と、そのほか不定休。最寄りは立川バスの長円寺停留所で、徒歩2分です。

肉汁うどん青柳は本町にあり、創業70年以上の精肉店でもあります。国産豚肉を使ったメニューを多く出し、併設の惣菜店でうどんや弁当も売っています。昼は11時30分から14時(ラストオーダー)、定休日は月曜日・日曜日・祝日です。最寄りは立川バスの武蔵村山市役所前停留所で、徒歩2分です。

ほかの店は、会の公式サイトの会員うどん店情報から各店のページに進めます。田舎屋は2025年8月1日から休業していましたが、同じ年の9月1日に営業を再開した、と会のお知らせにあります。

立川駅からバスで武蔵村山市役所前へ

武蔵村山市が市役所への行き方として案内しているのは、周りの駅からのバスです。JR中央線の立川駅北口からは、1番のりばの立川バスで箱根ケ崎駅東口行き(イオンモール経由を除く)か三ツ藤住宅行きに乗り、武蔵村山市役所前で降ります。6番のりばの西武バスのイオンモール行きも、同じ停留所に着きます。

西武拝島線と多摩モノレールの玉川上水駅、多摩モノレールの上北台駅からは、市内循環バスのMMシャトルが武蔵村山市役所前を通ります。玉川上水ルートは日中、玉川上水駅から大南公園、イオンモールを経て武蔵村山市役所前、村山温泉かたくりの湯へ向かいます。上北台ルートは日中、上北台駅と武蔵村山市役所前、村山温泉かたくりの湯、総合体育館を結びます。時刻表は市の公式サイトにPDFとCSVで出ています(令和4年4月1日からのもの)。西武拝島線の東大和市駅とJR八高線の箱根ケ崎駅からのバスも、市のページにあります。

肉汁うどん青柳は武蔵村山市役所前から徒歩2分です。村山満月うどんの最寄りの長円寺停留所は、立川バスの停留所です。

農家の日常食から、うどん店の町へ

認定の申請の文によると、村山かてうどんは古くは農家の日常食で、近年はうどん店が増え、訪れた人が郷土料理として食べられるようになりました。会の公式サイトの歴史の節では、武蔵村山でうどんが食べられていた最も古い記録は1835年の指田日記で、饂飩を出すと書かれているとしています。市の公式サイトにも、昔から冠婚葬祭などで最後にうどんを食べる習慣が伝えられている、とあります。会の趣旨の文には「昔から武蔵村山で愛され、冠婚葬祭などでも食べ続けられてきた」とあり、祭りや宴会の締めにうどんを食べる習慣は今も市内に残っている、と会は説明しています。

その村山うどんの会は、2006年1月26日に設立された非営利の任意団体で、会員は43名(2024年6月現在)です。会員のうどん店が集まる行列うどん店研究所と、手打ちうどん教室の講師が集まる村山かてうどん継承研究所があり、市内の小中学校などでうどんの講習会を開いています。武蔵村山産の小麦の保全と増産も、会の事業に入っています。

大食い選手権と通販

会の公式サイトのトップには、村山デエダラまつりのステージで開く第18回村山かてうどん大食い粋麺選手権の案内があり、2026年9月25日に特設サイトを公開して出場者の募集を始めた、とあります。開催日は特設サイトに出ています。

通販は、2018年10月1日に公式オリジナル商品の通信販売を再開した、と会のお知らせにあります。その後の販売の状況は未確認で、買うなら会の公式サイトで確かめてください。

編集部の考え

村山かてうどんを食べる場所を決める材料は、村山うどんの会の公式サイトに揃っています。会員店の8店の名前と、村山満月うどんや肉汁うどん青柳の営業時間・定休日・最寄りのバス停は会のページに載り、立川駅・玉川上水駅・上北台駅からのバスは武蔵村山市の公式サイトに出ています。麺の色と材料、かて、肉汁うどんの説明も、同じ会が書いた100年フードの認定の文にあります。

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