宮崎県高千穂町の高千穂神社では、境内の神楽殿(畳の広間)で毎晩20時から1時間、夜神楽の三十三番のうち代表的な4番を舞う高千穂神楽があります。舞うのは各集落の舞手で、交代で奉納します。4番は、天の岩戸を探す手力雄の舞、岩戸の前で舞う鈿女の舞、岩戸を取り除く戸取の舞の天岩戸の3番と、国生みの舞とも酒こしの舞ともいう御神体の舞です。拝観料は1人1,000円。定員は300名程度で、協会の案内ではそこに達すれば入場を断られる場合があります。休演もあり、観光協会のページでは12月31日と1月1日、それに神楽まつりの11月22日・23日は舞いません。
宮崎交通の時刻表(2026年4月1日改正)では、高千穂バスセンターから延岡・熊本・福岡へ向かう便はどれも20時の開演より前に出て、21時の終演のあとに乗れる便はありません。
これとは別に、毎年11月中旬から翌年2月上旬にかけて町内の約20の集落が、それぞれの例祭日に氏神を神楽宿へ迎えて夜通し三十三番を舞う、集落の夜神楽があります。こちらの今冬(令和8年度)の日程表は、2026年10月18日の時点でまだ出ていません。
神楽殿の券と定員
拝観料は1人1,000円で、小学生まで無料です。観光協会の案内では、受付の内訳はネット予約の230名と当日受付の50〜60名で、合計は300名程度です。ネット予約は公演日の30日前の午前10時から当日の17時まで、クレジット決済だけで、1回の申込は10名まで。同じ案内では、予約フォームで人数を入れても料金が出ず、ピンク色で表示される日時は、ネットの230名が埋まった日です。ネット予約が定員に届かなかった分も、案内では当日受付の枠に回ります。
当日券は19時30分から神楽殿の受付窓口で先着順に売られ、料金を払ってから入ります。ネット予約の受付は19時からで、席はネット予約が前方、当日券が後方です。協会の案内には「300名の定員に達しましたら入場をお断りする場合もございます」とあり、当日受付は受付人数に限りがある、とも書かれています。キャンセル料は予約が済んだときから発生し、2日前まで10%、前日50%、当日100%です。
公演の内容もキャンセルも、聞く先は高千穂神社ではなく観光協会(0982-73-1213)です。会場では写真と動画を撮れますがフラッシュは使えず、飲食とアルコールの持ち込みは遠慮を求められています。椅子と座布団の貸し出しはなく、持ち込みはできます。
終演のあとに延岡へ戻るバスはない
宮崎交通の時刻表(2026年4月1日改正)の高千穂バスセンター発延岡駅行きの欄で、いちばん遅い便は旧道経由の19時20分発で、これは平日と土曜だけの運行です。日曜・祝日は17時30分発(延岡駅18時50分着)が最後になります。どちらも20時の開演より前で、21時の終演のあとに出る便はありません。延岡駅行きの特急バス18時54分発は当面の間、運休です。熊本行きの特急バスは2便のうち1便が当面の間、運休で、走るのは16時57分発。福岡行きの高速バスは4便で、いちばん遅いのは18時37分発です。時刻表は改正されるので、出かける前に宮崎交通のバス案内センター(0570-039-385)で確かめてください。
延岡駅から来るとき、旧道経由の17時20分発なら18時49分に高千穂バスセンターに着き、当日券の受付が始まる19時30分より前です。次のバイパス経由18時25分発は19時45分着で、受付の開始より後になります。延岡駅からはおよそ1時間20〜30分です。
終演のあとに乗れるバスがないので、路線バスや高速バスで来て神楽殿で見る人は、その夜を高千穂に泊まることになります。自家用車やタクシーで帰る人には当てはまりません。宿を決める前に知っておきたいのは、ネット予約のキャンセル料が2日前まで10%であることと、当日券は定員に達すれば断られる場合があることです。宿は観光協会のサイトの泊まるのページに、三田井・岩戸・押方など地区ごとの一覧があります。たとえば宿 かりぼしは、高千穂神社まで徒歩8分と案内しています。楽天トラベルの宮崎県北部の一覧PRでも探せますが、一覧には延岡・日向・高鍋も入るので、高千穂で絞ってください。
神楽まつりの2日は休演
神話の高千穂夜神楽まつりは2026年11月22日・23日、会場は高千穂神社の神楽殿です。前夜祭の22日は18時から22時30分ごろ、本祭の23日は10時から23時30分ごろまでで、終わる時刻は当日の状況で前後します。毎晩の公演が4番なのに対し、この2日間は三十三番の全てを舞います。入場は無料で出入りは自由。この2日は神楽殿の高千穂神楽が休演です。
集落の夜神楽が始まるより前の11月3日には、天岩戸神社の第65回天岩戸夜神楽三十三番大公開祭りが西本宮斎館であり、神楽は10時に始まり22時に終わる予定で、無料でだれでも見られます。
集落の夜神楽は別の行事
集落の夜神楽は見物のための催しではなく、氏神を村に迎える祭りです。町の解説には「観光で見学に来られたお客様も一夜氏子です」とあり、村のしきたりを守って神々や里人とともに神遊びを楽しむように、と結ばれています。一夜は午後2時ごろの宮神楽に始まり、夜を徹して三十三番を舞い明かします。舞う順番や題目は集落ごとに違い、神楽宿も毎年変わります。
今冬の日程表はまだ出ておらず、観光協会のページは2025年10月30日現在、町のページは2025年12月12日現在の、どちらも令和7年度の表です。観光協会の心得のページでは、日程は毎年10月ごろに決まります。場所と日程を聞く先は町の企画観光課(0982-73-1212)で、神楽殿の高千穂神楽を聞く観光協会とは番号が違います。
前の冬の条件として、町の令和7年度のページ(2025年12月12日現在)には、公表しているのは観光客向けに公表してよいと答えた地区だけで、その地区なら「観光客の方の参加は、問題ございません。事前予約なども不要です」とあります。表に載る集落以外は、このページの範囲の外です。同じページでは、御初穂料として熨斗をつけた焼酎か、お金を包んで渡すのがマナーで、相場は1人3,000〜4,000円、2人で5,000円ほど。観光協会の心得は、防寒具と飲み物・軽食の持参と、御神前を受付に納めることです。防寒具に足すなら、Amazonの貼るカイロの検索結果PRでまとめ買いの箱を選べます。今冬の表が出たら、条件もそのページで確かめてください。