12月3日の夜、笠鉾2基と屋台4基が秩父の町を曳き回されます。秩父神社の例大祭「秩父夜祭」の本祭で、前の日の2日が宵宮。日付は毎年同じで、2026年は水曜と木曜に当たります。
開催日と最寄り駅
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 宵宮 | 毎年12月2日(2026年は水曜) |
| 本祭 | 毎年12月3日(2026年は木曜) |
| 会場 | 秩父神社と秩父市街地 |
| 最寄り駅(秩父鉄道) | 秩父駅から徒歩3分。御花畑駅も案内されています |
| 最寄り駅(西武鉄道) | 西武秩父駅から徒歩15分 |
交通規制・臨時列車・花火の時間は、2026年(令和8年)の案内がまだ出ていないため、下は2025年(令和7年)の実績です。
350年余りの歴史と指定文化財
秩父観光協会によると、江戸時代の寛文年間(1661〜72)には祭りが存在していたという記録があり、350年余りの歴史があるとされます。江戸時代には祭りとともに秩父絹の市が立って経済を潤し、「お蚕祭り」とも呼ばれたと同協会は説明しています。「秩父夜祭」を含む「山・鉾・屋台行事」33件は、平成28年(2016年)12月1日にユネスコ無形文化遺産に登録されました。

秩父観光協会は、京都祇園祭・飛騨高山祭とともに「日本三大曳山祭」の一つとして秩父夜祭を紹介しています。西武鉄道もニュースリリースで同じ呼び方をしています。
まちなかを曳き回される笠鉾2基・屋台4基の山車は、国指定重要有形民俗文化財です。秩父市文化財保護課によると、屋台の曳行や屋台ばやし、屋台上の歌舞伎、屋台上の曳き踊り、秩父神社神楽を合わせた「秩父祭の屋台行事と神楽」は、昭和54年(1979年)2月3日に国の重要無形民俗文化財に指定され、保持団体は秩父祭保存委員会です。

西武秩父駅・秩父駅からの歩き方
秩父神社の公式サイトの交通案内では、秩父鉄道秩父駅から徒歩3分、西武秩父線西武秩父駅から徒歩15分です。池袋駅からは西武線の特急で乗り換えなし、約80分と案内しています。秩父市の観光なびは、最寄り駅として秩父鉄道の秩父駅・御花畑駅と、西武鉄道の西武秩父駅を挙げています。

池袋からは特急ラビューが900円、秩父フリーきっぷも
西武鉄道の公式サイトによると、池袋発の特急「ちちぶ」号は池袋・所沢・入間市・飯能・横瀬・西武秩父の順に停まります。特急料金は池袋〜西武秩父間で900円(大人)。特急券を買わずに乗った場合は、この額に200円を加えた車内料金になります。予約は、チケットレスサービス「Smooz」、インターネット予約サービス、駅窓口、旅行代理店のいずれかです。
横浜方面から乗り換えなしのS-TRAINは、西武鉄道の公式サイトでは土休日だけ元町・中華街〜西武秩父を走ると案内されています。平日運行のS-TRAINは所沢〜豊洲間の別ルートで、秩父までは行きません。2026年の宵宮(12月2日)と本祭(12月3日)はどちらも平日なので、この直通列車は使えません。横浜方面からは、池袋に出て特急に乗り換える形になります。
秩父フリーきっぷは、西武線発駅から西武秩父駅までの往復乗車券に、芦ヶ久保〜西武秩父間と秩父鉄道(野上・長瀞〜三峰口間)の2日間乗り降り自由をセットにしたきっぷです。池袋発は大人2,540円・小児1,190円(西武鉄道が2026年3月14日現在として公表している料金表)。発売は通年、有効期間は利用開始から2日間。駅窓口では利用開始日の1か月前から、券売機では利用開始当日の初電車から16時まで買えます。スマートフォン専用のデジタル版もあります。
熊谷・羽生からの乗り換えと秩父鉄道の一日券
新幹線や東武線から来る人には、秩父鉄道の乗り換え駅という選択肢もあります。秩父鉄道の公式サイトの駅情報では、熊谷駅がJR高崎線・上越北陸新幹線の乗り換え駅、羽生駅が東武伊勢崎線の乗り換え駅です(2025年3月15日改正の時刻表による)。
秩父鉄道は、一日乗車券「秩父路遊々フリーきっぷ」のデジタル版を毎日発売しています。秩父鉄道の案内に2024年10月1日時点の情報として載っている料金は、大人1,700円・小児500円。乗車日の1か月前から利用日当日まで買え、有効期間は利用日当日限りです。購入はMaaSアプリ「EMot」かウェブ版「EMot Online Tickets」から、決済にはクレジットカードかデビットカードの登録が要ります。
宵宮と本祭の流れ(2025年の実績)
12月2日の宵宮は、山車4基が市内を曳行し、屋台の巡行は午後8時ごろまでと秩父観光協会は案内していました。花火は単発花火とスターマイン370発が19:00〜20:00に上がりました。
12月3日の本祭は、笠鉾・屋台の6基が早朝から翌朝まで巡行します。秩父観光協会の令和7年の案内では、ご神幸行列が秩父神社を出発するのは18時頃で、そこからお旅所に到着するまでが祭りの山場です。最大の見どころとして同協会が挙げるのは、6基の山車が団子坂を曳き上げる場面です。花火大会は19:30〜21:55、4100発が羊山公園内から打ち上げられました。観覧場所は、国道140号の西武秩父駅前信号から上野町交差点の間、秩父市役所駐車場、西武秩父駅前が挙がっていました。

花火が終わる 22 時前まで見て、帰りの電車に乗らずに済ませるなら、宿は楽天トラベルの秩父駅周辺のホテル・旅館の一覧PRで探せます。秩父神社から徒歩 3 分の駅です。
臨時列車(2025年の実績)
西武鉄道は2025年10月23日発表のニュースリリースで、12月2日の宵宮は上り特急列車1本を飯能駅始発から西武秩父駅始発に変更すると案内しました。12月3日の本祭は11時台から池袋駅発西武秩父駅行きの特急列車を増発し、約30分間隔で運転。帰りの時間帯も西武秩父駅発の上り特急列車を増発するほか、普通列車も増発し、飯能〜西武秩父駅間は特別ダイヤで運転するとしています。
秩父鉄道は、2025年12月3日は秩父駅発着の列車を増発し、特別ダイヤで運行すると案内していました。御花畑駅そばの団子坂の踏切は、屋台が通過する際に架線を切り離す作業をするため、19時30分頃から22時30分頃まで秩父駅〜影森駅間の列車の運転がありませんでした。この間は、秩父市立図書館(御花畑駅から徒歩10分)から影森駅までの無料バスが、20時30分頃から22時30分頃まで走っていました。
交通規制と駐車場(2025年の実績)
秩父観光協会は、12月2日・3日ともに秩父市内中央域で大規模な交通規制が敷かれ、道路の大渋滞が予想されるとして鉄道の利用を強く勧めていました。秩父市の案内では、2025年12月3日に有料の臨時駐車場が市内の小中学校の校庭など8か所に設けられ、普通車の整理料は1000円でした。台数に限りがあり、市内中央域の駐車場は満車が予想されるとも書かれていました。
編集部の考え
本祭の夜、秩父鉄道は 3 時間ほど秩父駅と影森駅の間を止めます。御花畑駅のそばの踏切を屋台が渡るために、架線を切り離すからです。秩父鉄道は自分でこれを「全国的にも珍しい作業」と書き、見学のツアーまで組んでいました。電車の都合に祭りを合わせるのではなく、祭りに電車を合わせています。
帰り道は、どちらの駅へ歩くかで変わります。池袋方面は西武秩父駅で、秩父神社からは歩いて 15 分。2025 年は上りの特急と普通列車が増発されました。熊谷・羽生方面は神社から 3 分の秩父駅。影森・三峰口方面へ帰る人だけは、19 時 30 分頃から 22 時 30 分頃まで電車がなく、図書館の前から出る無料バスが頼りでした。
2026 年の 12 月 3 日は木曜です。次の日に仕事がある人は、花火が終わる 22 時前のあとの列車を、増発のダイヤが出た時点で先に決めておくのがよいと思います。
2026 年の臨時列車と交通規制が出る場所
2026年の交通規制・臨時列車・花火の時間は、まだ発表されていません。出かける前に、秩父観光協会「秩父夜祭」のページと、秩父鉄道・西武鉄道の公式ページで確かめてください。
2026 年の分で、まだ出ていないもの
- 2026年の交通規制の範囲と時間
- 2026年の臨時列車のダイヤ
- 2026年の花火の打ち上げ時間と発数
横浜の酉の市は横浜の酉の市 2026に書きました。