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伊豆急リゾート21は特急券なしで乗れる。黒船電車が走る日と時刻の調べ方

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伊東駅のホームに停まるリゾート21の黒船電車。黒い車体に赤い帯が入り、前面の行き先表示は「伊豆急下田」
伊東駅に停車中のリゾート21黒船電車(2023年10月撮影) 写真: 663highland(CC BY-SA 4.0、Wikimedia Commons)

「運転士が独占している先頭展望を生かす」。1985年のデビューのとき、伊豆急行はリゾート21の設計の考えの一つにこれを挙げ、いまの黒船電車とキンメ電車も両端の車両に展望室を持っています。熱海〜伊豆急下田を走る全車自由席の普通列車なので特急券は要らず、どの日のどの列車に入るかは伊豆急行が月ごとに出す時刻表に日付ごとに載っています(予告なく別の車両に替わる日もあります)。

走る日と時刻の見つけ方

伊豆急行の「リゾート21」のページに、「リゾート21 普通列車時刻表」のPDFが月ごとに置かれ、ページの案内では翌々月の分が毎月末に載ります。

表は「A行路」と「B行路」に分かれています。上のカレンダーでその日に各行路を走る車両を見て、下の行路別の表で時刻を見ます。

カレンダーには、リゾート21でない車両の日も混じります。A行路には8000系が入る日があり、B行路に3000系のアロハ電車が入る日もあります。そうした日は、その行路の時刻に駅へ行っても来るのは別の電車です。

時刻表のPDFには「点検等により、予告なくスケジュールを変更する場合があります」と書かれ、リゾート21のページにも、予告なくほかの車両に替わる場合があるとあります。伊豆急行の毎日運転時刻表では、B行路の列車に「リゾート21」の名前と、ほかの車両で走る場合があるという注記が並んでいます。

次の表は10月分と11月分の時刻表から取ったもので、行路ごとの時刻は10月と11月で同じです。下りの列車は次のとおりで、B行路の最後の1本だけは伊東から出ます。

行路発車行き先と到着
A熱海 8:26伊豆急下田 9:57
B熱海 10:10伊豆急下田 11:57
A熱海 12:24伊豆急下田 14:06
B熱海 14:29伊豆急下田 16:16
A熱海 16:33伊豆高原 17:31
B伊東 18:06伊豆高原 18:31

上りは次のとおりです。伊豆急下田を出る4本のうち、B行路の16:26発だけは伊東止まりです。

行路発車行き先と到着
A伊豆高原 7:17熱海 8:03
B伊豆高原 9:11熱海 9:57
A伊豆急下田 10:16熱海 11:58
B伊豆急下田 12:13熱海 14:10
A伊豆急下田 14:42熱海 16:13
B伊豆急下田 16:26伊東 17:42

乗車券とICカードだけで乗れる

要るのは普通乗車券かICカードだけです。指定席はなく、空いている席に座ります。Suica・PASMOなどは、JR伊東駅を含む伊豆急行線の全16駅で使えます。

普通乗車券の運賃(在来線経由、2026年3月14日改定)は、横浜駅から伊豆高原まで2,540円、伊豆急下田まで3,650円、東京駅から伊豆高原まで3,170円、伊豆急下田まで4,280円です。

伊豆急行がリゾート21を使って催しの列車を走らせる日は別で、事前予約制の旅行代金がかかります。

横浜・東京から乗り継ぐ

リゾート21が走る熱海〜伊豆急下田のうち、熱海〜伊東はJR伊東線、伊東〜伊豆急下田は伊豆急行線です。横浜・東京からは東海道線で熱海まで行き、上の表の熱海発の列車に乗り換えます。帰りは熱海着の列車から東海道線に乗り継ぎ、伊東止まりの16:26発に乗ったときは伊東で乗り換えます。

伊豆急行の毎日運転時刻表の欄外には、熱海駅では接続時分の少ない列車に乗れないことがある、伊豆急行線は一部の列車が伊豆高原で乗り換えになる場合がある、という注記があります。

沿線の駅で降りてからの道は、伊豆高原・稲取温泉・河津桜・下田の記事に書いています。

先頭の展望室と海側の座席

同じときの設計の考えには「座席配置を海側に向ける」もあり、黒船電車の座席表では7両それぞれの海側が示されています。

座席表では、1号車が伊豆急下田側、7号車が東京側に描かれています。熱海から下るときは1号車、伊豆急下田から上るときは7号車が進む向きの先頭です。座席は固定で、回転しません。

黒船電車

黒船電車は、リゾート21を黒く塗った編成です。伊豆急行のリゾート21のページは、塗装の由来を下田に来航した黒船に置いています。いま走っているのは4次車(リゾート21EX)です。

座席表では7両編成で、定員は1号車と7号車が51名、2〜6号車が50名です。外装のロゴには第1回黒船祭の幟の文字を使っています。3号車には魚の特徴と名前を書いたプレートを並べた「伊豆のおさかな図鑑」があり、ボックスシートには電源コンセントが付いています。

キンメ電車

キンメ電車は3次車の7両編成を使った編成で、キンメ電車としては2017年2月4日に走り始めました。座席表の定員は1号車と7号車が51名、3号車が31名、ほかの号車が50名です。伊豆急行の発表では、2026年2月のリニューアルで、1号車と7号車の側面に初期のリゾート21を思わせる「21」の字が金色で入りました。

車内は号車ごとに沿線の市町を飾っていて、7号車が熱海市、6号車が伊東市、5号車が東伊豆町、4号車が河津町、2号車が下田市、1号車が南伊豆町です。3号車は「金目きっぷ」の宣伝車両です。

走り始めた年と引退した編成

リゾート21は1985年7月20日に走り始め、1986年に鉄道友の会のブルーリボン賞を受けました。最初の黒船電車は1次車を黒く塗って2004年3月に走り始めました。伊豆急行の年表によると、2006年3月に1次車が営業運転を終え、それに伴って4次車を黒く塗り、「2代目黒船電車」として走らせています。

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