熱海で2つに分かれる特急踊り子1号のうち、伊豆稲取駅に停まるのは伊豆急下田行きの側です。もう一方は修善寺行きなので、指定席を取るときも空いた席に座るときも乗る号車に気をつけます。東京駅を9時に出れば乗り換えなしで伊豆稲取駅に11時19分着(2026年10月24日にJR東日本の時刻表で確かめた時刻)、乗っている時間は稲取温泉旅館協同組合の案内で約140分です。
稲取温泉は昭和31年に約57℃の湯が湧いたのが始まりで、泉質は塩化物泉です(稲取温泉旅館協同組合の案内)。

東京から乗り換えずに行く特急踊り子
JR東日本の時刻表で、2026年10月24日に伊豆稲取の時刻を確かめた踊り子は次の5本です。表の5本が毎日走るかは未確認なので、乗る日の時刻表で運転日を確かめます。
| 列車 | 乗る駅 | 着く駅 |
|---|---|---|
| 踊り子1号 | 東京 9:00発、横浜 9:24発 | 伊豆稲取 11:19着 |
| 踊り子5号 | 東京 10:00発、横浜 10:24発 | 伊豆稲取 12:20着 |
| 踊り子11号 | 東京 13:00発、横浜 13:24発 | 伊豆稲取 15:27着 |
| 踊り子2号 | 伊豆稲取 10:25発 | 横浜 12:23着、東京 12:48着 |
| 踊り子6号 | 伊豆稲取 13:24発 | 横浜 15:26着、東京 15:49着 |
JR東日本の踊り子の案内は、東京発の踊り子を8時台から13時台までとしたうえで「※臨時列車も含みます。」と添えています。JR東日本の時刻表が運転日を載せているのは2027年2月までで、つるし飾りまつりの終わりの頃にあたる2027年3月の時刻は、2026年10月24日の時点では未確認です。
JR東日本の時刻表の備考には、踊り子の普通車について「普通車全席で指定が可能な他、座席未指定券では、車内の空席がご利用可能です」とあります。踊り子1号の列車番号は、伊豆急下田行きの側が3021M、修善寺行きの側が4021Mです。車両や料金の細かいところは、踊り子とサフィール踊り子の案内にまとめています。
伊豆稲取の次の河津を過ぎてすぐ、踊り子は河津川を渡ります。JR東日本の案内では、2月中旬〜3月上旬頃は咲いた河津桜が「少しの時間」見られます。同じ旅で河津桜も見るなら、河津桜へ電車で行く記事が続きです。
熱海・伊東から伊豆急行線に乗る
新幹線を使うなら、協同組合の案内では東京から熱海まで新幹線で約40分、熱海から稲取温泉までJR伊東線で約70分です。踊り子の約140分が乗り換えなしなのに対し、新幹線経由は熱海で1度乗り換えます。この約70分の区間のうち、JR伊東線は熱海から伊東までで、伊東から先は伊豆急行線、伊豆稲取は伊豆急行線の駅です。伊豆急行の2026年3月14日改定の運賃表では、伊東から伊豆稲取までが普通乗車券1,380円、IC運賃1,372円です。
伊東から先の普通列車には、金目鯛を思わせる赤い「キンメ電車」を含む伊豆急行のリゾート21が入ることがあり、車両は予告なく替わる場合があります。乗り方はリゾート21の案内にあります。

稲取キンメと港の朝市
稲取の漁業者が釣り上げる金目鯛は「稲取キンメ」の名前で出されています。部員のほとんどがキンメダイ立て縄漁業に携わる伊豆漁協稲取支所青壮年部が、令和4年3月の第27回全国青年・女性漁業者交流大会で発表し、静岡県の水産・海洋技術研究所のページに載った文には、稲取漁港直売所「こらっしぇ」で「稲取キンメ」を提供しているとあります。
港の朝市は、東伊豆町のページでは毎週土曜日・日曜日・祝祭日の8時〜12時に、東伊豆町役場庁舎駐車場で開かれ、金目鯛や干物などの加工品が並びます。出かける前に、町のページからつながる港の朝市のホームページで確かめます。
町の中を回るなら、東伊豆町が稲取地区の11か所の停留所を結ぶ電動カート「稲取きんめ号」を走らせています。10:00〜17:00に45分間隔で毎日運行し、途中に1時間の昼休憩があります。カートは最大6人乗りです。販売窓口は伊豆稲取駅舎内の「ようよう」、稲取漁港直売所「こらっしぇ」、東伊豆町役場の3階企画調整課です。
雛のつるし飾りは11月30日まで雛の館で見られる
文化公園雛の館は、2026年9月19日〜11月30日に秋季開館しています。時間は9:00〜16:00(最終受付15:40)、入館料は500円で、雛の館の案内では小学生以下は無料です。稲取の雛のつるし飾りのほか、日本三大つるし飾りとして福岡県柳川地区の「さげもん」、山形県酒田地区の「傘福」も並び、つるし飾りや関連の品も売られます。雛の館は東伊豆町稲取1729にあります。
協同組合の説明では、雛のつるし飾りは、雛人形を飾れない家の母や祖母、近所の人までが「みんなで自分達のお古の着物の端切れなどを持ち寄り」、小さな人形をこしらえて紐でつないだのが始まりだといいます。起源ははっきりしませんが、協同組合は明治生まれのおばあさんが子どもの頃からあった話から、江戸時代後期にさかのぼると見ています。協同組合のページには、稲取がこのまつりの「発祥の地」だとあります。
協同組合のページによると、次の第30回で「雛のつるし飾りまつり」は30周年を迎えます。2027年の期間は、協同組合のお知らせの一覧を含めて、2026年10月24日の時点ではまだ発表されていません。
2026年の第29回のときは、雛の館の開館期間が2026年1月20日〜3月31日で、雛の館をメイン会場にほかの会場も開きました。まつりの間の雛の館は秋季開館とは時間が違い、無休で、9:00〜17:00(最終受付16:30)でした。素盞鳴神社雛段飾りはまつりの中の催しで、2026年は2月14日〜3月8日の10:00〜15:00に、本殿までの118段の階段に雛人形とつるし飾りが並びました。こちらは入館料ではなく施設管理協力金300円です。神社は東伊豆町稲取15にあります。
つるし飾りを自分で作る体験の受け付けとして、協同組合のページにはニコニコ会、絹の会、ふるやが載っています。ニコニコ会は要予約、絹の会は火曜休み、ふるやは一度に4人までで事前の連絡が要ります。