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trip-jp博覧会からミュージアム、寺社仏閣まで 横浜花博 2027 開幕まで 142日

踊り子で下田へ:黒船のペリーロードと海中水族館を日帰りで回る

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秋の木々を背にした了仙寺の本堂。入母屋の瓦屋根と石段、手前に石畳の参道と鉢植えが見える
ペリー艦隊との下田条約の交渉の場になった了仙寺の本堂(下田市) 写真: Saigen Jiro(CC0、Wikimedia Commons)

「教科書やテレビで見る黒船・開国の画像の多くはここから提供されています」。伊豆急下田駅から歩いて15分、ペリーロードの行き先の了仙寺の境内に建つMobs 黒船ミュージアムの、挨拶のページの一文です。本堂で1854年に下田条約が調印されたこの寺と、駅からバス約7分の下田海中水族館を、東京駅から乗り換えなしの踊り子で日帰りで回ります。

東京・横浜から特急で伊豆急下田駅へ

東京駅8:00発の踊り子は10:42に伊豆急下田駅に着きます(JR東日本の案内にある下田行きの例)。同じ案内では、踊り子は全席指定で、東京発は8時台から13時台まで走ります(臨時列車も含みます)。東京から下田までは踊り子・サフィール踊り子で約2時間30分(下田市観光協会の伊豆下田観光ガイド)。号によって前後するので、乗る列車の時刻で見ます。

サフィール踊り子は、JR東日本の停車駅の表(2026年3月14日現在)で次の時刻です。毎日走る1号は東京駅11:00発、横浜駅11:24発、伊豆急下田駅13:29着。帰りの2号も毎日走り、伊豆急下田駅14:18発、横浜駅16:27着、東京駅は16:49着です。臨時列車の4号は伊豆急下田駅16:39発、横浜駅18:56着、東京駅は19:20着で、月・木・金・土・日曜日と祝日に走ります。臨時列車の運転日は最新の時刻表で確かめるよう、表に注記があります。席はえきねっとで予約できます。座席と特急料金の違い、横浜駅から乗るときの選び方はサフィール踊り子と踊り子の違いにあります。

伊豆急下田駅前の広場には足湯があります。下田市は「開国の足湯」、下田市観光協会は「開国の湯」の名で案内していて、利用時間は観光協会の案内で9:00〜17:00です。

伊豆急下田駅前の足湯。「開国の湯」の文字が掲げられた壁の前に木のベンチが据えられ、足を入れる浅い湯の溝が弧を描いて続いている
下田市の伊豆急下田駅前にある足湯。壁に「開国の湯」の文字が掲げられ、木のベンチの前に湯の溝がある(2013年3月撮影)写真: Qiuqizhenghong(CC BY-SA 3.0、Wikimedia Commons)

熱海から伊東線・伊豆急行線で

特急を使わない道もあります。伊豆下田観光ガイドの案内では、東京駅から熱海駅まで東海道新幹線で約1時間、熱海から下田までは伊東線・伊豆急行線で約1時間30分です。熱海と伊豆急下田のあいだを走る伊豆急の普通電車のうち、リゾート21と黒船電車がどの日にどの列車に入るかは、伊豆急リゾート21の記事で調べ方を書いています。

運賃と交通系ICカード

運賃は、伊豆急行の運賃表(2026年3月14日改定、在来線経由)にある伊豆急下田駅からの額です。特急料金は含みません。

伊豆急下田駅から普通乗車券IC運賃
熱海2,210円2,197円
横浜3,650円3,638円
東京4,280円4,276円

Suica や PASMO などの交通系ICカードは、伊豆急行線の全16駅(JR伊東駅を含む)で使えます。伊豆急行の案内によると、伊豆急行の駅ではSuicaカードを売っていないので、カードは乗る前にJR東日本の駅で用意します。チャージ機は7つの駅の改札内にあり、使える時間は駅ごとに違います。

水兵300人が了仙寺へ行進した道を歩く

ペリーロードは平滑川沿いの約500メートルの石畳の道で、伊豆石やなまこ壁の家並みと柳並木が続きます。下田市の案内によると、なまこ壁は壁に平瓦を並べ、その目地に漆喰を盛って塗る様式で、盛った目地がなまこに似ていることが名前の由来です。伊豆石は伊豆半島で取れる石材で、どちらも江戸末期から明治、大正あたりまでの建物が多いといいます。夕方からは石畳沿いのガス灯がともります。同じ地区には、日露和親条約を結んだ長楽寺と下田公園もあります。

回る順の目安になるのが、下田市観光協会のまち歩きガイドの「ペリーロードコース」(1時間)です。ペリー上陸記念公園からペリーロード、長楽寺を通って了仙寺で終わります。ガイドの料金は1組3名様まで2,200円です。下田港を望むペリー上陸記念公園には、ペリー提督の胸像とアメリカ海軍から贈られた錨を飾ったペリー艦隊来航記念碑があり、駅から徒歩20分です。

下田市の歴史のページによれば、日米和親条約は嘉永7年(1854)3月3日に結ばれ、下田はすぐに開かれる港になりました。ペリー艦隊は同じ年の3月18日から21日にかけて下田に順次入り、了仙寺で日米和親条約の付録の条約(下田条約)の交渉が始まります。5月13日の会見の日には、大砲4門を先頭に300人もの水兵が了仙寺まで行進し、5月22日に本堂で調印されました。了仙寺は、下田市の文化財の案内で寛永12年(1635)の創建と説明されている日蓮宗の寺です。

了仙寺が所蔵する黒船・開国の資料は、黒船来航を日本人が描いた絵巻物や錦絵、かわら版から幕末の人物の書まで約3000点あります。

2027年の黒船祭は第88回で、5月14日(金)から16日(日)までの3日間です。祭りのときには了仙寺で下田条約の調印式が再現されます。

下田開国博物館で開港の資料を見る

駅から徒歩10分の下田開国博物館は、日本開国に関わる約2000点の資料のうち約1000点を入れ替えながら展示しています。館の紹介には、ペリー来航から明治維新までの15年のうち最初の数年について、「下田は日本が世界に飛び出す役割を果たした地でした」とあります。

入館料は大人(高校生以上)1,200円、小人(小・中学生)700円。開館は9:00〜17:00(入館は16:30まで)で、年中無休ですが臨時休館があります。2027年3月14日までは、「伊豆の踊子」出版100周年記念展とハリス下田来航170年記念展を開いています。水族館行きのバスに乗り、下田開国博物館で降りることもできます。

下田海中水族館へはバスで約7分

入館料は大人(中学生以上)2,500円、小人(4歳から小学生まで)1,250円です。営業時間は2026年12月31日まで9:30〜16:30で、最終の入館は原則として閉館の60分前。見学の所要時間の目安は90〜120分です。2026年12月15日(火)から18日(金)は休館です。

バスは伊豆急下田駅の7番のりばから出る東海バスで、運賃は大人230円、小人120円、所要は約7分です。水族館のアクセスのページに載る時刻は、伊豆急下田駅発が9:40、10:40、11:20、12:00、13:30、14:40、15:40、水族館発が9:50、10:50、11:30、12:10、13:40、14:50、15:50です。水族館発の最終は15:50で、そのあとはタクシーで5分、歩くと25分です。渋滞のときは、了仙寺を通って和歌の浦の海岸線を歩く道を水族館が勧めています。

1日で回るときの時刻

東京駅8:00発の踊り子で10:42に伊豆急下田駅に着けば、昼過ぎまでにペリーロード、了仙寺、開国博物館を回れます。昼は、伊豆下田観光ガイドが日本一の水揚げ量と紹介する金目鯛が下田の海の幸です。昼過ぎのバスで水族館へ行き、水族館発の最終15:50のバスで駅へ戻ると、16:39発のサフィール踊り子4号に間に合います。Mobs 黒船ミュージアムは、この行程には入れていません。

4号は臨時列車で、祝日を除く火・水曜日は走りません。その日にサフィール踊り子で帰るなら、水族館を先に回り、11:20のバスで行って13:40のバスで駅へ戻れば、14:18発のサフィール踊り子2号に乗れますが、史跡を歩く時間はほとんど残りません。1号で13:29に着く日は、14:40のバスなら最終入館(閉館の60分前)に間に合いますが、史跡を歩ける時間は短くなります。

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