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サフィール踊り子と踊り子の違い。座席・料金・運転日と、横浜駅から伊豆へ行くときの選び方

本文の価格・時刻・日程は2026年9月13日時点の公式発表に基づきます。予約の直前に各公式サイトで最新情報を確認してください。

川崎〜横浜間を走る特急踊り子(E257系2000番台)。白い車体に青い帯、正面の表示は ODORIKO
東京発伊豆急下田行きの踊り子 7 号。川崎〜横浜間(2022年2月撮影) 写真: MaedaAkihiko(CC BY-SA 4.0、Wikimedia Commons)

横浜駅から乗り換えなしで伊豆へ行ける特急は、「踊り子」と「サフィール踊り子」の 2 本です。同じ線路を走って同じ伊豆急下田に着きますが、座席と料金の考え方がまったく違います。踊り子は普通車のある「ふつうの特急」、サフィール踊り子は全車両がグリーン席の「乗ること自体が目的になる列車」です。JR東日本の公式ページで 2026年9月時点に確かめた範囲で、違いと選び方を書きます。

横浜花博と伊豆を組み合わせるなら、横浜に泊まって翌朝に横浜駅から乗るのが分かりやすい流れです。横浜駅から乗れる特急の全体は特急・新幹線の一覧、宿の選び方は横浜花博の宿の記事にあります。

1. ひと目で分かる違い

踊り子サフィール踊り子
行き先伊豆急下田・修善寺(熱海で分かれる編成あり)伊豆急下田
出発駅東京、または池袋・新宿東京、土日祝の 5 号は新宿
横浜より東京側の停車駅東京・品川・川崎、または池袋・新宿・渋谷・武蔵小杉東京・品川、または新宿・渋谷・武蔵小杉
横浜より先の停車駅大船・小田原・湯河原・熱海から伊東線・伊豆急行線へ熱海・伊東・伊豆高原・伊豆熱川・伊豆稲取・河津
座席普通車・グリーン車(全席指定)プレミアムグリーン・グリーン個室・グリーン車(全車グリーン)
本数東京発 8 時台〜13 時台に運転(臨時を含む)毎日 1 往復+臨時
予約えきねっと、みどりの窓口、指定席券売機えきねっと(個室を除く)、みどりの窓口、指定席券売機
食事未確認(公式ページに記載なし)4 号車のカフェテリア

2. 踊り子:全席指定の、ふつうの特急

踊り子の停車駅は、東京・品川・川崎・横浜・大船・小田原・湯河原・熱海と、そこから先の伊東・伊豆高原・伊豆熱川・伊豆稲取・河津・伊豆急下田です。熱海で分かれて三島・三島田町・大場・伊豆長岡・大仁・修善寺へ向かう編成もあります。池袋・新宿・渋谷・武蔵小杉から出る列車は横浜で東京発と同じ経路に合流します。東京発は 8 時台から 13 時台まであり、東京〜熱海は 1 時間 20 分です。

車両は中央線の「あずさ」「かいじ」から転用した E257系で、外装は伊豆の空と海をイメージした「ペニンシュラブルー」です。全席指定で、普通車とグリーン車があり、グリーン車は 1 両まるごとです。窓側の席にコンセントがあり、1・9 号車に荷物置き場、3 号車に自由に使えるフリースペースがあります。

特急券は「トク割」で 35%引き

えきねっとの「在来線チケットレス特急券(トク割)」を使うと、踊り子の普通車指定席の特急料金が 35%引きになります。列車・席数・区間が限られ、乗車券は別に必要です(Suica などの交通系ICカードで改札を通れます)。JR東日本が載せている発売額の例(東京駅から、大人 1 名片道、2025年2月1日現在)は次のとおりです。

東京駅から通常の特急券トク割
熱海1,580円1,020円
伊豆長岡・修善寺1,780円1,150円
河津・伊豆急下田2,380円1,540円

横浜駅からの金額と、2026年3月14日の運賃改定後の金額は、えきねっとで実際の列車を指定して確かめます。

3. サフィール踊り子:全車グリーンの観光特急

サフィール踊り子は 2020年3月14日に走り始めた列車で、車両は E261系、デザインは奥山清行氏です。名前はフランス語でサファイアを意味し、伊豆の海と空の青を表しています。

座席は 3 種類

  • プレミアムグリーン(1 号車): 1+1 列の座席で、天窓から光が入ります。回転レバーで席の向きを変えられ、肘掛けにテーブル、コンセント、荷物スペースがあります。
  • グリーン個室(2・3 号車): 1〜4 名用と 1〜6 名用の 2 種類。カフェをイメージした個室で、えきねっとでは買えず、みどりの窓口か指定席券売機で買います。
  • グリーン車(5〜8 号車): 2+1 列の座席で、ガラス製の荷棚を通して天窓の光が入ります。コンセント、背面テーブル、ドリンクホルダー付きです。

5 号車に車いす対応の席とトイレがあり、無料の Wi-Fi が使えます。

サフィール踊り子 1 号車のプレミアムグリーン。革張りの 1 人がけ座席が 1+1 列に並び、天窓から光が入る
1 号車のプレミアムグリーン。通路をはさんで 1 席ずつ並びます(2022年2月撮影)。写真: Indiana jo(CC BY-SA 4.0Wikimedia Commons

運転日と時刻

東京〜伊豆急下田の 1 号・2 号は毎日運転です。ほかに 3 号(月・木・金曜)、4 号(月・木・金・土・日曜と祝日)、新宿発の 5 号(土・日曜と祝日)が臨時で走ります。1 号は東京 11:00 発、横浜 11:24 発、熱海 12:19 発、伊豆急下田 13:29 着です(2026年3月14日現在)。

料金の目安

通常期の大人 1 名の運賃と料金の合計は、東京〜伊豆急下田がグリーン車 10,540円、プレミアムグリーン 12,940円です。グリーン個室は部屋単位の料金で、横浜〜伊豆急下田を 4 名用個室に 4 名で乗ると 1 人あたり 9,250円、6 名用個室に 6 名で乗っても 1 人あたり 9,250円が目安として示されています。特急料金はシーズンで変わり、最繁忙期は 1 人 400円増し、繁忙期は 200円増し、閑散期は 200円引きです。プレミアムグリーンとグリーン車は 2025年4月1日から、受け取り不要の「在来線チケットレス特急券」で買えます。

カフェテリア

4 号車はオープンキッチンのカフェテリアです。メニューは監修するシェフが替わることがあり、2026年9月30日までは中国料理「美虎」の五十嵐美幸氏監修で、エビワンタン麺 1,900円、汁なし担々麺 2,100円、角煮カレー 2,800円などです。2026年10月1日からはフレンチレストラン「エルルカン・ビス」の伊東淳一氏監修の洋食メニューに替わります。メインメニューは提供数に限りがあり、専用サイト「サフィールPay」で事前に予約します。プレミアムグリーンとグリーン車の人はカフェテリアで食べ、グリーン個室の人は個室へ届けてもらう形です。

4. どちらを選ぶか

  • 伊豆に着くことが目的なら踊り子です。本数が多く、トク割で特急料金を抑えられます。
  • 列車に乗る時間を旅の一部にしたいならサフィール踊り子です。毎日 1 往復しかないので、伊豆の宿を決めるより先に座席を押さえます。
  • 4〜6 人で行くなら、サフィール踊り子のグリーン個室が 1 人 9,250円(横浜〜伊豆急下田の目安)で、プレミアムグリーンより安く済みます。個室はえきねっとで買えないので、駅の窓口か指定席券売機へ行きます。
  • 修善寺方面へ行くなら踊り子だけです。

編集部の考え

花博の帰りに伊豆へ足を伸ばす人には、横浜駅から乗れることをまず知ってほしいと思います。東京駅まで戻る必要はありません。踊り子とサフィール踊り子の差は、料金の差というより「移動を短くしたいか、移動を楽しみたいか」の差だと思います。サフィール踊り子は 1 日 1 往復なので、花博と伊豆の日程を組むときは、この列車の座席が取れた日に合わせて宿を決めるのが楽です。個室の 1 人あたりの金額はグリーン車と大差ないので、人数がそろうなら個室を先に見るのがよいと思います。

よくある質問

踊り子とサフィール踊り子は何が違いますか?

踊り子は普通車とグリーン車のある全席指定の特急で、東京・池袋・新宿発の列車が伊豆急下田と修善寺へ向かいます。サフィール踊り子は全車両がグリーン席で、プレミアムグリーン・グリーン個室・グリーン車の3種類とカフェテリアがあり、行き先は伊豆急下田だけです。

横浜駅からはどちらも乗れますか?

乗れます。踊り子は東京・品川・川崎の次に横浜に停まり、サフィール踊り子 1 号は横浜 11:24 発です(2026年3月14日現在)。池袋・新宿・渋谷発の列車も武蔵小杉を経て横浜に停まります。

踊り子の特急券を安く買う方法はありますか?

えきねっとの「在来線チケットレス特急券(トク割)」を使うと、踊り子の普通車指定席の特急料金が35%引きになります。列車・席数・区間が限られ、乗車券は別に必要です。JR東日本の掲載例(2025年2月1日現在)では東京〜伊豆急下田の特急券が 2,380円から 1,540円になります。

サフィール踊り子のグリーン個室はえきねっとで買えますか?

買えません。グリーン個室(2・3号車)はみどりの窓口か指定席券売機で買います。プレミアムグリーン(1号車)とグリーン車(5〜8号車)はえきねっとで予約でき、受け取り不要の在来線チケットレス特急券が使えます。

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