横浜花博の会期は 2027年3月19日から 9月26日までで、関東の SL や観光列車がよく走る季節と重なります。花博の前後に 1 日足して乗りに行ける列車は、各社の公式ページで 2026年9月時点に確かめられた範囲で 8 本です。運転日は年ごとに変わるので、ここに書くのは「傾向」と「予約の決まり」です。乗る年の運行カレンダーは各社のページで確かめてください。横浜駅から乗れる特急は特急・新幹線の一覧にあります。
1. 一覧
| 列車 | 会社・区間 | 運転日の傾向 | 追加料金 | 予約 |
|---|---|---|---|---|
| SL大樹・SL大樹ふたら | 東武 下今市〜鬼怒川温泉(12.4km)・下今市〜東武日光(7.1km) | 土休日中心、平日にも運転日あり。1 日最大 8 本 | 座席指定券 大人 1,000円・小児 300円(東武日光〜鬼怒川温泉の通しは 1,150円) | 1 か月前から。トブチケ、駅窓口 |
| SLパレオエクスプレス | 秩父鉄道 熊谷〜三峰口 | 2026年は 3月20日〜12月6日の土日祝を中心に | SL指定席券(予約システムは 1,000円、駅窓口は 1,100円) | 1 か月前の 0 時〜出発 30 分前。SL予約システム、駅 |
| SLもおか | 真岡鐵道 下館〜茂木 | 運行日カレンダーで確認 | SL整理券 大人 500円・小人 250円 | Web 予約、当日は有人駅で販売 |
| トロッコわたらせ渓谷号 | わたらせ渓谷鐵道 大間々〜足尾 | 4〜11 月 | トロッコ整理券 大人 370〜940円(2026年9月1日改定後、区間による) | 1 か月前の 11 時から。ネット、駅、旅行会社 |
| トロッコわっしー号 | わたらせ渓谷鐵道 桐生〜間藤 | 2026年4月11日〜2027年3月20日に運転日あり | トロッコ整理券(区間による) | ホームページ、駅 |
| 房総里山トロッコ | 小湊鐵道 五井〜養老渓谷 | 運行カレンダーで確認。1 日 1 往復 | トロッコ指定席券 800円 | 予約ページ、電話 |
| 52席の至福 | 西武 池袋・西武新宿〜西武秩父など | 土休日を中心に年間 100 日程度 | 食事付きの料金(公式の予約サイトで確認) | 専用の予約サイト。テーブル単位 |
| Mt.TAKAO号 | 京王 新宿〜高尾山口 | 土休日のみ。高尾山口行き 2 本、新宿行き 4 本 | 座席指定券 1 席 410円 | 京王チケットレスサービス、券売機 |
このほか、静岡の大井川鐵道のきかんしゃトーマス号(新金谷〜川根温泉笹間渡、往復 大人 6,000円)を 9 節に載せました。いすみ鉄道は 2026年9月時点で全線運転見合わせ(復旧は 2027年秋ごろの予定)のため、この一覧から外しています。
2. SL大樹(東武、日光・鬼怒川)
下今市駅から、鬼怒川温泉方面(約 35 分)と東武日光方面(約 20 分。「SL大樹ふたら」)へ走ります。1 日最大 8 本で、運行カレンダーでは土休日にまとまった本数が入り、平日にも運転日があります。SL の代わりにディーゼル機関車の「DL大樹」で走る日や、DL に代替される場合があります。座席指定券は大人 1,000円・小児 300円(東武日光〜鬼怒川温泉を通しで乗ると 1,150円)で、乗車券は別です。乗車日の 1 か月前からトブチケや駅窓口で買えます。

横浜からは、花博のシャトルバス駅・南町田グランベリーパークから田園都市線の直通で北千住へ出て、スペーシアX で下今市へ向かう組み立てができます。詳しくはスペーシアX の記事に書きました。
3. SLパレオエクスプレス(秩父鉄道)
熊谷〜三峰口を C58 363 が引きます。2026年は 3月20日〜12月6日の土日祝を中心に運転。全車指定席で、乗車券のほかに SL指定席券が要ります(大人・こども同額。予約システムで 1,000円、駅窓口は 1,100円で現金のみ)。予約は運行日の 1 か月前の午前 0 時から、乗車駅の出発時刻 30 分前まで。運行計画の変更や、蒸気機関車の代わりに電気機関車が引く日、急な運休があると公式ページに書かれています。
4. SLもおか(真岡鐵道)
下館〜茂木を走り、途中の真岡・益子に停まります。乗車券のほかに SL整理券(大人 500円・小人 250円)が要り、乗る区間に関係なく 1 回の乗車に 1 枚です。公式サイトからの事前予約が案内され、当日は下館・真岡・益子・茂木の有人駅の窓口で売ります。運転日は 2025年度の運行日カレンダーが載っていて、翌年度分は公式サイトで確かめます。
5. トロッコ 2 本(わたらせ渓谷鐵道)
「トロッコわたらせ渓谷号」はディーゼル機関車が窓のない客車を引き、大間々〜足尾を 4〜11 月に走ります。整理券は 2026年9月1日から大人 370〜940円・こども 190〜470円(区間による)で、乗車券が別に要ります。「トロッコわっしー号」は気動車のトロッコで桐生〜間藤を走り、2026年4月11日〜2027年3月20日に運転日が組まれています。整理券は運転日 1 か月前の午前 11 時から、ホームページ・駅・旅行会社などで買え、空席があれば当日も買えます。
6. 房総里山トロッコ(小湊鐵道)
五井〜養老渓谷を片道約 2 時間。かつての機関車を再現したディーゼル機関車「DB4型」が、窓のない展望車 2 両と普通車 2 両を引きます。1 日 1 往復(五井 10:38 発、養老渓谷 13:02 発)で、乗車券のほかにトロッコ指定席券 800円が要ります。予約は公式の予約ページか電話(平日 10〜16 時)です。
7. 52席の至福(西武)
池袋・西武新宿と西武秩父を結ぶ 4 両編成のレストラン列車で、定員は 52 名。外装と内装は隈研吾氏のデザインで、秩父の四季と荒川を表し、2 号車の天井に柿渋和紙、4 号車の天井に西川材を使っています。土休日を中心に年間 100 日程度の運転で、予約はテーブル単位(5 名以上は複数の予約)です。食事込みの料金は公式の予約サイトで確かめます。
8. Mt.TAKAO号(京王)
新宿〜高尾山口の座席指定列車で、土休日だけ走ります。高尾山口行きが 10:00 と 11:00 の 2 本、新宿行きが 14:15・15:15・16:15・17:15 の 4 本。座席指定券は大人・こども共通で 1 席 410円、乗車券は別です。京王チケットレスサービス(会員登録が要る)か券売機で買い、指定券なしで乗ると車内で 1 人 700円を払います。座席にコンセント、車内に Wi-Fi があります。
9. きかんしゃトーマス号(大井川鐵道、静岡)
関東ではありませんが、新横浜から東海道新幹線で行ける SL として載せます。新金谷〜川根温泉笹間渡を片道約 40 分で走り、往復で約 1 時間半。チケットは往復 大人 6,000円・小児 3,000円、片道 大人 3,000円・小児 1,500円(金谷〜新金谷の普通電車の運賃込み)で、アソビューや JR東海の EX 旅先予約などの予約サイトから席を選んで買えます。古い車両のため運休や時刻変更があると公式サイトに書かれています。大井川本線の川根温泉笹間渡〜千頭は 2022年の台風被害で不通が続き、家山駅で町営バスに乗り換えます。通年の EL 急行(電気機関車が客車を引く「すまた号」「かわかぜ号」「奥大井号」)もあります。
編集部の考え
花博と組み合わせるなら、宿から往復しやすい順に SL大樹(日光)、Mt.TAKAO号(高尾)、房総里山トロッコ(千葉)だと思います。SL は検査や機関車の都合で運休や代替運転がどの会社にもあるので、乗る日を先に決めて、その日の運行カレンダーを見てから宿を取る順番がよいと思います。1 か月前の発売日と時刻(東武は 9 時、秩父は 0 時、わたらせは 11 時)が会社ごとに違うのは、まとめて初めて気づいた点です。
