改札はきっぷか IC カードで通り、特急券は改札機に入れません。Smooz で買った特急ラビューの特急券は、スマートフォンの画面で見せます(画面を印刷した紙では乗れません)。売り出しは乗車日の 1 か月前の朝 7 時、ネットの Smooz と駅の窓口です。
乗るには、乗車券(きっぷか IC カード)と特急券の両方が要ります。
池袋〜西武秩父の片道の料金
| 池袋〜西武秩父(片道) | 大人 | 小児 |
|---|---|---|
| 特急料金(特急ラビュー) | 900円 | 450円 |
| 運賃(きっぷ) | 800円 | 400円 |
| 運賃(IC カード) | 800円 | 50円 |
表の運賃は、西武鉄道が 2026年3月14日に改定したあとの額です。この改定で特急料金は変わっていません。改定の案内によると、IC カードの小児運賃は同じ日から均一になり、池袋〜西武秩父も 50円です。
西武鉄道の案内では、特急券を前もって買わずに乗った場合、特急料金に 200円が足されます。
特急券の買い方
ネットで買うときは、西武鉄道のチケットレスサービス Smooz を使います。会員登録をしなくても買え、支払いはクレジットカードか PayPay です。座席はシートマップを見て選べ、一度に 4 席まで買えます。
締め切りは、会員なら発車時刻の前まで、会員登録なしなら発車の 10 分前までで、手続きの途中のメール送信は 20 分前までに済ませます。Smooz の取扱時間は午前 5 時から翌日の午前 2 時までで、西武線アプリからも使えます。
Smooz で買った特急券は、空席のある列車へ 2 回まで変えられます。会員は 2 回変えたあとも、乗車日の当日なら当日の列車に何度でも変えられます。Smooz の払いもどしの手数料は 1 席 100円です。
駅では、池袋・所沢・飯能・西武秩父など 33 駅の窓口で買えます(2026年2月5日現在)。窓口の前売は 7 時から 20 時まで。改札の外の券売機は当日分だけ、改札の中の券売機は当日の次の列車の分だけを売り、どちらもその駅から出る列車に限ります。JTB の店舗でも乗車日の 1 か月前から前日まで買え、原則として取扱料金がかかります。手元の特急券の時刻を変えたいときは、発車時刻の前で乗りたい列車に空席があれば 1 回に限り手数料なしで変えられます(西武鉄道のよくある質問)。
会員登録なしで買った Smooz の特急券は購入完了メールの URL から開くので、メールは乗り終えるまで消さずに残します。
ちちぶ号の停車駅と 1 日の本数
ちちぶ号は池袋・所沢・入間市・飯能・横瀬・西武秩父に停まります。ただし土休日の下りのうち、61号は池袋ではなく所沢から出ます。飯能までのむさし号も同じ 001系の特急ラビューで、途中は所沢と入間市に停まります。
ちちぶ号は平日が下り・上りとも 16 本、土休日が 18 本ずつです(2025年3月15日改正の時刻表)。下りは池袋を出る列車、上りは池袋へ向かう列車です。
池袋から西武秩父までは、西武鉄道の案内で最短 77 分。上りの西武秩父から池袋は、時刻表では最短 79 分です。同じ時刻表で西武秩父を出るちちぶ号の最後は、平日・土休日とも 21時24分発の 60号です。
001系 Laview の窓と座席
特急ラビューは西武鉄道が池袋線で走らせている特急の名前で、車両は 001系、その愛称が Laview(ラビュー)です。
客室の窓は縦 1350mm、横 1580mm です。窓は等間隔に並び、西武鉄道の特設サイトには「一人ひとりがくつろげるリビングのような空間とするため」の配置とあります。前面には、西武鉄道が国内初とする曲線半径 1500mm の三次元の曲面ガラスを使っています。デザインを手がけた建築家の妹島和世氏は、秩父の山の中や都心の街の中を走る特急が「やわらかくその風景と共にあるようになれたら良いなと思いました」と述べています。
車両は 8 両編成で、製作は日立製作所。定員は 422 席で、全席指定です。座席は通路をはさんで 2 席ずつ並び、電源コンセントは各座席にあります。西武鉄道の特設サイトによると、座席には大型の背面テーブルと肘掛けのインアームテーブル、背丈に合わせて動かせる手動式の可動枕も付いています。全車両で SEIBU FREE Wi-Fi を使え、メールアドレスの登録が要ります。トイレは 1 号車と 5 号車にあり、1 号車には車いす対応席と車いす対応型のトイレ、5 号車には女性専用トイレとパウダールームがあり、AED も 5 号車にあります。
御花畑駅への乗り継ぎと秩父フリーきっぷ
秩父鉄道に乗り換えるときは、御花畑駅まで歩きます。秩父鉄道の御花畑駅のページには、西武秩父駅まで徒歩約 10〜15 分とあります。
秩父鉄道にも乗るなら、西武鉄道の秩父フリーきっぷがあります。西武線の駅から西武秩父までの往復の乗車券に、芦ヶ久保〜西武秩父と秩父鉄道の野上・長瀞〜三峰口を 2 日間乗り降りできるフリーきっぷを合わせたものです。西武線の各駅の窓口と券売機で売っていて(小竹向原・高麗〜西武秩父・多摩川線の各駅を除く)、窓口では使い始める日の 1 か月前から買えます。西武秩父駅前温泉 祭の湯の入館券などに使えるクーポンが付いた秩父漫遊きっぷもあります。
建築家・妹島和世氏のデザイン
西武鉄道は 2016年3月14日、新しい特急のデザインコンセプトの策定と外観・内観のデザインを建築家の妹島和世氏に頼んだと発表しました。妹島氏がデザインを手がける初めての鉄道車両で、そのコメントでは「建築と一番違うのはいろいろな場所を走ることが出来ることだと思います」と述べています。
001系は 2019年3月16日に走り始めました。それまでのちちぶ号・むさし号は、1994年10月15日から池袋線を走っていた 10000系ニューレッドアローです。西武鉄道の説明では、形式の 001 は次の 100 年に向けた出発点として 100 年を逆から表した数字で、愛称の Laview は、贅沢(Luxury)でリビング(Living)のような空間の L、矢(arrow)のような速さの a、大きな窓から移りゆく眺め(view)を合わせています。