- 一般社団法人フラワーライフ振興協議会が、ジャパン・フラワー・コーポレーション、花まつフラワーアカデミー(富山県射水市のフラワースクール)と組んで開く。花まつフラワーデザイン展としては第28回で、音楽や工芸と組む「北陸芸術祭」として2025年に始めてから2回目。今年のテーマは「縁」。
- 会期は2026年10月3日(土)9時〜16時30分と、4日(日)9時〜16時。会場は高岡山瑞龍寺(富山県高岡市関本町35)。展示は無料で、瑞龍寺の拝観料(大人500円、中高生200円、小学生100円)だけが要る。
- 山門から仏殿へは、フレームを連ねた「流紋」。地域の子どもたちも花を挿して加えていく。仏殿と法堂には「奉納花」、回廊にはフラワースクールの生徒や講師、花屋のスタッフらの作品が100点を超えて並ぶ。高廊下には、富山県砺波市のガラス作家、小宮崇さんの作品を置く。
- 3日の13時30分(13時開場)からは、大茶堂でチャリティーリサイタル「花は、祈りをつなぐ。」。ヴァイオリニストの安塚かのんさんが、ガルネリ一族の作で約300年前の楽器を弾き、その演奏に合わせて「Japan Florist of the Year 2023」総合優勝の山川大介さんが、花を生けていくデモンストレーション「めぐるかたち」を見せる。
- リサイタルは大人3,000円、親子ペア(大人1人・子ども1人)4,000円で、定員100人の先着。拝観料は別に要る。申し込みは花まつフラワーアカデミーのフリーコール(0800-700-8787)。熊本の被災地を支える募金(1口1,000円から)もある。
- 安塚さん、小宮さんのガラス、熊本の支援の取り組みは、9月26日に銀座で開く「EXPO酒場 銀座店」から引き継がれる。
編集部の考え
見どころは、花が置かれる建物そのものだと思います。寺の説明では、瑞龍寺は加賀藩2代の前田利長の菩提を弔うために、3代の利常が建てた曹洞宗の寺です。高岡に城を築いてこの地で亡くなった利長から加賀百万石を譲られた利常が、その恩を感じて七堂伽藍を整えた、と寺は書いています。造営は正保年間に始まり、利長の50回忌に当たる寛文3年(1663年)まで、およそ20年かかりました。1997年に山門・仏殿・法堂が国宝に指定され、総門・禅堂・大庫裏・回廊・大茶堂は国の重要文化財です。
流紋は山門から仏殿へ、奉納花は仏殿と法堂、100点を超える作品は回廊に並びます。展示を順に見て歩けば、国宝の3棟と、重要文化財の回廊をひととおり通ることになります。それが拝観料の大人500円で済み、展示に別の料金はかかりません。
気をつけたいのは時刻です。寺の拝観は16時30分の閉門までで、入れるのは閉門の30分前までと寺は案内しています。4日の展示は16時に終わります。遠くから日帰りで行くなら、昼過ぎに高岡に着く列車では回廊の作品まで見る時間が限られるので、午前のうちに着く便を選んだほうが落ち着いて回れます。
行く人へのヒント
- 行き方は、寺の案内では、あいの風とやま鉄道の高岡駅から歩いて10分、北陸新幹線の新高岡駅から歩いて15分です。
- リサイタルの申し込みは花まつフラワーアカデミーのフリーコール(0800-700-8787)へ。花まつの営業時間は平日の9時〜18時で、土日祝は休みです。3日(土)の公演なら、10月2日(金)までに電話しておくのが確かです。
- 3日にリサイタルも聴くなら、午前のうちに回廊まで見ておくと、13時の開場に間に合います。
- 同じヴァイオリニストとガラス作家が出る9月26日の銀座の会は「EXPO酒場 銀座店の第2回」に。ほかの寺社や祭りへ電車で行く記事は「祭り・寺社」に並んでいます。
編集部のひとこと
山門・仏殿・法堂が国宝、回廊と大茶堂が重要文化財の寺に、2日間だけ花の作品が並びます。展示は拝観料の大人500円で見られ、3日のリサイタルは定員100人の先着で別に大人3,000円。高岡駅から歩いて10分です。