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trip-jp博覧会からミュージアム、寺社仏閣まで 横浜花博 2027 開幕まで 163日

横浜市電保存館の行き方と料金

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本文の価格・時刻・日程は2026年9月26日時点の公式発表に基づきます。予約の直前に各公式サイトで最新情報を確認してください。

館内に置かれた横浜市電の1007号。クリーム色の車体に青い帯、正面に系統板と「中央入口車」の表示
横浜市電保存館の1007号(2019年8月撮影) 写真: Suikotei(CC BY-SA 4.0、Wikimedia Commons)

2023年8月25日、横浜市電保存館は開館からちょうど50年を迎え、元市電運転手さんを招いて記念講座を開きました。館長の北村秀明さんは、その日のことを館のブログ「館長のおはなし」に書いています。驚いたのは「小さなお客様が2名きてくれたこと」で、質問の時間には元気に手を挙げ、元運転手さんにワクワクした声で質問していたそうです。

横浜の市電は1972年3月31日に全廃されました。講座に来た子どもたちにとっては、生まれるずっと前に街から消えた乗り物です。保存館は廃止の翌年、1973年8月25日に滝頭車両工場の跡地で開館し、いまも7両の市電を当時の姿のまま置いています。吉野町駅と根岸駅からはバスで約7分、入館料は大人300円、休館日は毎週水曜と木曜です。

館長のブログ

50周年の当日、北村館長はブログに来館者への礼を書きました。子どもたちの笑顔と、大人が昔を懐かしんで楽しそうにしている姿を「運営し続ける燃料にし」、スタッフも「市電のようにスピードは出ないかもしれませんが実直に進み続けてきました」とあります。これからも都市交通の発展と歴史を後世に伝え、大人にも子どもにも楽しく学べる施設を目指す、とも書いています。着任した2022年4月のあいさつでは、館を「遊んで学べる施設」と紹介していました。

館のお知らせを読むと、その両方の客に向けた催しが続いています。50周年の感謝祭(2023年8月26日)では、横浜市交通局滝頭営業所の協力で毎夏開いている親子バスイベントに、過去最大の約200名が参加しました。2026年の春には、滝頭小学校5年2組(令和7年度)の子どもたちが資料を調べ、館を見学して作った「横浜市電新聞」を市電車両コーナーに展示しています。大人の側には、しでんほーるで開く市電と横浜の歴史講座や、市民による市電の今昔写真展があります。

7両の市電と昭和40年代の横浜を走るシミュレーター

館内施設のページは「市電の歴史は横浜の街の歴史であるといっても過言ではありません」と書き、展示もその考えで組んであります。車両展示コーナーには、横浜の街を走っていた7両の市電と停留所の標識、敷石があります。運転台に座って記念撮影ができ、車内の座席にも座れます。

横浜市電保存館に展示されている黄色い1104号車。方向幕は「本牧一丁目」横浜市電保存館に展示されている水色とクリーム色の1311号車。方向幕は「滝頭」
1100型1104号車(左)と1300型1311号車(右)(2019年8月撮影)写真: 左・右とも Suikotei(CC BY-SA 4.0、Wikimedia Commons)
横浜市電1300型の車内。緑色の座席が窓に沿って並ぶ
1300型の車内。座席に座って見学できる(2010年7月撮影)写真: Rs1421(CC BY-SA 3.0、Wikimedia Commons)

歴史展示コーナーのテーマは「横浜の発展と交通」で、吉田新田の干拓から開港、関東大震災、戦後の復興、市電の廃止、地下鉄への移行までを順にたどります。2023年7月19日に開いた「ハマジオラマ」は、鉄道やバスが走る模型のジオラマです。2026年の春には、東京の桜の開花に合わせてジオラマの桜も咲かせていました。

多目的コーナーの吉村コレクションは、故吉村栄氏がおよそ40年かけて作り、集めた0ゲージの鉄道模型です。「子どもたちに夢を」という故人の遺志で、横浜市に寄贈されました。同じコーナーでは、みなとみらいや新横浜の街を走らせるNゲージの運転が1回100円、昭和40年代の横浜をCGで再現した市電シミュレーターが無料です。シアターでは、市電から地下鉄までの映像を11タイトル見られます。

横浜市電保存館の多目的コーナーに展示されている青色の電動貨車10。階段付きの台車に載る
多目的コーナーに展示されている電動貨車10(2026年7月撮影)写真: Suikotei(CC BY 4.0、Wikimedia Commons)

館のNゲージを運転したあと、家でも横浜市電を走らせてみたくなったら、楽天市場の横浜市電の模型の一覧PRとAmazonの検索結果PRで N ゲージの車両と値段の幅を見られます。

「ちんちん電車」の跡地に建つ館

横浜市電は1904年(明治37年)7月15日、横浜電気鉄道が神奈川と大江橋の間で開業したのが始まりで、1921年に横浜市が会社を買い取りました。“ちんちん電車”の愛称で約70年間市民の足になり、1966年から路線の撤去が始まって、1972年にトロリーバスとともに全廃されます。保存館は1983年(昭和58年)に、いまの市営住宅1階の建物へ建て直されました。

「YOKOHAMA TRAMPORT 横浜市電保存館」と書かれた看板アーチが立つ入口
横浜市電保存館の入口(2010年7月撮影)写真: Rs1421(CC BY-SA 3.0、Wikimedia Commons)

入館料

入館料は大人(高校生以上)300円、3歳から中学生100円です。ICカードで市営バスに乗って来た人(定期券を除く)と、市営バス1日乗車券かみなとぶらりチケットで来た人は、大人200円・3歳から中学生50円になります。20名以上の団体も同じ額です。65歳以上は濱ともカードか敬老乗車証を見せると200円で、障害者手帳を持つ人は付き添い1名(大人)まで無料、「ミライロID」の提示でも受けられます。

開館時間は、土日祝日と夏休みが9:30〜17:00(入館は16:30まで)、平日が10:00〜16:00(入館は15:30まで)です。休館日は毎週水曜と木曜で、祝日は開けて振替の休館はありません。年末年始(12月29日〜1月3日)も休みますが、横浜市立小学校の春休み・夏休み・冬休みの間は無休です。平日は入館の締め切りが15:30と早いので、午後に着くなら土日のほうが落ち着いて回れます。

利用案内に予約の決まりは書かれていません。先にネットで買える入館券には、JRE MALLチケットの缶バッチ付き入館券(大人500円・小人300円)があります。

館内では、運転台に座っての記念撮影を館が勧めています。展示全体を撮ってよいかの決まりは、公式サイトでは確かめられず未確認です。食事は休憩コーナーででき、自動販売機もそこにあります。授乳室と多機能トイレはエントランスとしでんほーるの両方、ベビーカー置き場は市電車両コーナーにあります。実物の車両を当時のまま置いているので危ない箇所もあり、館は小さな子から目を離さないよう頼んでいます。

根岸駅・吉野町駅からの行き方

どの駅からもバスに乗り換えます。初めてなら、行き先が「市電保存館」の21系統が出ている根岸駅からが分かりやすいです。

乗る駅バス降りるバス停
JR根岸駅市営バス21系統(市電保存館行き)・78系統・133系統で約7分市電保存館前(下車すぐ)
市営地下鉄 吉野町駅市営バス113系統・156系統で約7分滝頭(徒歩3分)
市営地下鉄 阪東橋駅市営バス68系統・102系統で約10分滝頭(徒歩3分)
上大岡駅市営バス133系統で約20分市電保存館前(下車すぐ)
横浜駅東口京急バス110系統・市営バス102系統で約30分滝頭(徒歩3分)

根岸駅前からは三溪園へ行くバスも出ています。横浜市交通局のみなとぶらりチケットは「滝頭」と「市電保存館前」でも乗り降りできるので、港の周りを回った日にそのまま使えます。車なら入り口前に無料の駐車場が16台分(高さ制限2.2m)ありますが、休日は混むため館は公共交通機関を勧めていて、道路上での空車待ちはできません。

秋の催し

9月27日(日)は第50回磯子まつりに合わせて入館料が無料になり、駐車場は使えません。10時〜15時は、まつりの会場の間を市電ラッピングバスが20分間隔で無料で回ります。

10月18日(日)8:15〜9:30の「親子で市営バスを見学しよう!2026」は、全長18mの連節バスの車内見学や、乗ったままの洗車機体験ができる催しです。小学生までの子と保護者の組が対象で、1グループ最大4人、12組を募り、応募が多ければ抽選です。申し込みは10月4日(日)17時まで、参加費は入館料です。エントランスのショーケースでは、桐蔭学園高等学校鉄道研究部の「紙で再現!或る駅舎」を11月30日まで(予定)展示しています。

編集部の考え

北村館長のブログには、元運転手さんに手を挙げて質問する子どもと、昔を懐かしむ大人が、同じ日の話として出てきます。1972年に消えた乗り物のことを、覚えている大人と知らない子どもが同じ場所で聞いたり話したりできる館です。車両のそばに滝頭小学校の5年生が作った市電新聞が並んだ春もあり、入口のショーケースには高校の鉄道研究部のジオラマが置かれています。

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