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trip-jp博覧会からミュージアム、寺社仏閣まで 横浜花博 2027 開幕まで 163日

三溪園の行き方と入園料

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本文の価格・時刻・日程は2026年9月26日時点の公式発表に基づきます。予約の直前に各公式サイトで最新情報を確認してください。

三溪園の大池。水面の向こうの丘に木が茂り、その上に旧燈明寺三重塔の上半分が見える
大池と丘の上の旧燈明寺三重塔(2004年4月撮影)。塔は2027年4月から修繕の素屋根に囲まれる 写真: Σ64(CC BY-SA 3.0、Wikimedia Commons)

丘の上の旧燈明寺三重塔は、2027年4月から修繕の素屋根に囲まれて見えなくなると、いま園を守る三溪園保勝会が知らせています。池越しに塔を見たい人は、それより前に出かけることになります。

その塔を背にして、原三溪が生きていたころの大池には一面に蓮が植えられていました。夏になると、池を覆う葉の上に花が咲いたと、園が出している「三溪園通信」は書いています。三溪はどの花よりも蓮を好み、1939年に亡くなったときも、供花を断った葬儀を飾ったのは園内から採った数本の蓮でした。

その庭を、三溪は1906年に無料で開きました。開いた訳として当時の新聞に寄せたのが、「美しい自然の風景はむやみに私有するものでなく、むしろ皆で楽しむべき共有財である」という言葉です。

原三溪が開いた庭

三溪は生糸貿易で財を成した実業家で、本名は富太郎といいます。同じ新聞への寄稿では、「各地から集めた歴史的建造物を公開することで日本の文化を見直してほしい」とも書いていました。三溪園通信はもう一つの面も隠していません。三溪は園の周りの土地を住宅地として造成していて、その奥に公園を置いたことで地域の値打ちが上がったという、実業家としての狙いです。

京都や鎌倉、飛騨などから移された建物は、1923年の関東大震災と1945年の空襲で傷みました。1953年に原家から庭園の大部分を譲り受けて財団法人三溪園保勝会ができ、復旧を終えた1958年に内苑が初めて公開されています。2007年には国の名勝になりました。敷地はおよそ175,000㎡あります。

彫刻を施した扉が並ぶ、旧天瑞寺寿塔覆堂の正面
原三溪が移築した古建築の一つ、旧天瑞寺寿塔覆堂(2009年撮影)写真: Urashimataro(Public domain、Wikimedia Commons)

庭の景色として見る古建築

園内には国の重要文化財が10棟あります。ただ、よくある質問によると、古建築の中は基本的に見学できません。内部見学の期間を設けているのは三溪の旧宅だった鶴翔閣で、正月とお盆の時期です。2026年の夏は8月9日から16日まででした。ほかの建物は、期間限定の催しで公開されることがあります。山手の西洋館のように部屋の中を歩く場所ではなく、池と丘と建物の重なりを外から眺める庭です。

木々に囲まれた茅葺屋根の小さな建物、聴秋閣茅葺屋根の大きな建物、鶴翔閣の正面
ふだん中に入れない聴秋閣(左)と、正月とお盆の時期に内部を見学できる鶴翔閣(右)(2009年撮影)写真: 左・右とも Urashimataro(Public domain、Wikimedia Commons)

飛騨白川郷から1960年に移された旧矢箆原家住宅は、現存する合掌造りでは最大級の民家です。2025年8月1日から内部公開を休み、30年ぶりに茅葺屋根を全面的に葺き替えて耐震補強をする工事が、2026年1月から2027年3月末(予定)まで続いています。

茅葺屋根の合掌造り家屋、旧矢箆原家住宅
飛騨白川郷から移築された合掌造りの旧矢箆原家住宅(2009年撮影)写真: Urashimataro(Public domain、Wikimedia Commons)

建物のいわれを聞きたいなら、ガイドボランティアが無料で案内しています。日本語の定時ガイドは11時と13時30分からで、内苑を約60分回ります。全域を見るのにかかる時間は、よくある質問では約2時間です。

三重塔は2027年4月から素屋根の中へ

旧燈明寺三重塔は1457年の建物で、園内でいちばん古く、関東地方で最古の重要文化財の塔です。1914年に京都・木津川市の燈明寺から移され、全高は約24メートルあります。瓦屋根のため最後の大規模修繕は1954年から1955年で、それから約70年がたちました。

保勝会は保存プロジェクトのページで、この修繕を2025年度から約5年の計画としています。熟練の職人に若い職人が加わり、30年ごとの修繕のたびに技を受け渡していく場にしたいとも書いています。そのうえで、横浜の街と来園者、プロジェクトにかかわる職人に向けて「その歴史をつないでいくことが大きな使命」だとし、「『三重塔が見えるな、あぁ、横浜だな』と安心していただける風景を守り継いでいきます」と続けます。塔が素屋根から出る時期は、お知らせには書かれておらず、未確認です。

池のほとりに立つ臨春閣と、茅葺屋根の亭榭橋、紅葉した木々
内苑の池と臨春閣、亭榭橋(2009年撮影)写真: Urashimataro(Public domain、Wikimedia Commons)

秋の催し

次の催しは菊花展で、10月31日から11月23日まであります。そのあと、聴秋閣奥の渓流沿いの遊歩道を開く紅葉の遊歩道開放が11月20日から12月13日まで続きます。秋の初めには観月会があり、2026年は9月25日から29日まで、閉園を20時30分(最終入園20時)に延ばして、内苑の臨春閣前の芝生広場で薩摩琵琶や雅楽、筝曲などの演奏が日替わりで開かれました。満月の9月27日は、天正遣欧使節にちなむ西洋古楽の演奏でした。

ススキの手前に立つ臨春閣の外観
観月会の演奏会場になる芝生広場の前に立つ臨春閣(2009年撮影)写真: Urashimataro(Public domain、Wikimedia Commons)

入園料と開園時間

項目内容
開園時間9時〜17時(入園は閉園の30分前まで)
休園日12月26日〜31日
入園料大人(高校生以上)900円、こども(小学生・中学生)200円、横浜市内在住65歳以上700円
割引10名以上の団体、三溪園の割引券、JAFカードなどの提示で大人800円・こども100円
年間パスポート大人2,500円

料金と時間は2026年9月時点の公式サイトによります。入園の予約は要りませんが、催しによっては事前予約が要ります。障害者手帳を見せると、本人と付き添い1名までが無料です。

入園料だけの電子チケットは、楽天トラベル 観光体験の「三溪園 入園Eチケット」PRでも買えます。購入日から180日間有効で、買ったあとの返金はできないため、行く日が決まってからのほうが安全です。

根岸駅からの行き方

最寄り駅はJR根岸線の根岸駅ですが、歩くと約30分かかります。根岸駅前のバスターミナル1番乗り場から本牧方面行きに乗ると約10分で「本牧」に着き、三溪園まで徒歩約10分です。横浜駅からは東口バスターミナル2番乗り場から三溪園方面行きがあり、「三溪園入口」から徒歩5分です。中華街入口や山下町のバス停からも「三溪園入口」まで約15〜20分で行けます。横浜市交通局の「ぶらり三溪園BUS」は、横浜駅から約35分です。新横浜駅からは横浜線で東神奈川か横浜へ出て、京浜東北線・根岸線に乗り換えます。

車の場合、首都高速の下り車線は「三溪園IC」で降りられないので、本牧埠頭ICか新山下ICを使います。正門横の駐車場は乗用車が2時間まで1,000円、以降30分ごとに200円で、支払いは現金だけです。隣の本牧市民公園にも約300台の駐車場があります。

園内の決まり

園内の道は砂利なので、公式サイトは歩きやすい靴をすすめています。散策コースには車椅子で回れる施設をたどるバリアフリーコース(90〜120分)もあります。車椅子は正門に4台、南門に1台あり、無料で借りられますが、予約はできず1グループ1台までです。ベビーカーの貸し出しはなく、授乳室もありません。ベビーシートは正門駐車場内・南門付近・中央広場・三溪記念館のトイレにあります。補助犬を除くペットは入れません。

飲食は外苑ならできますが、内苑と旧矢箆原家住宅の中ではできません。外苑でもレジャーシートやテーブル、椅子の持ち込みは断っています。撮影は個人の範囲なら自由で、内苑と旧矢箆原家住宅の中では三脚・一脚・自撮り棒を使えません。婚礼衣装やコスプレでの撮影も遠慮するよう書かれています。

編集部の考え

三溪は、風景を私有するものではなく皆で楽しむものだと言って庭を開きました。それから120年、その庭を開き続けるために、保勝会は約30年ごとに屋根を直し、そのたびに若い職人へ技を渡そうとしています。2027年4月から塔が素屋根に隠れるのも、その続きです。

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