寝台特急「サンライズ出雲」「サンライズ瀬戸」は、東京〜出雲市・高松間を毎日走る夜行列車です。THE ROYAL EXPRESSや四季島のような旅行商品ではなく、乗車券・特急券・寝台券を買えば1人でも乗れる、ふつうのきっぷの列車です。横浜駅には下り(東京発)も上り(東京行き)も停まり、下りは横浜21時52分発、上りは横浜06時45分発です。個室の寝台料金は、いちばん安いソロが1人6,600円、いちばん高いシングルデラックスが13,980円(JR東日本公式、運賃・特急料金は別)。
横浜駅は下り21:52発、上り06:45発
JR東日本の停車駅一覧によると、下り列車は東京21時26分発、横浜21時51分着・21時52分発(6番線)です。上り列車は横浜06時44分着・06時45分発(7番線)、東京07時08分着です。
下りと上りで停まる駅が違います。JRおでかけネットの案内も「列車により停車駅が異なります」と断っています。
| 東京〜岡山の停車駅 | |
|---|---|
| 下り(東京発) | 東京・横浜・熱海・沼津・富士・静岡・浜松・姫路・岡山 |
| 上り(東京行き) | 岡山・姫路・三ノ宮・大阪・静岡・富士・沼津・熱海・横浜・東京 |
下りは大阪と三ノ宮に停まらず、上りは浜松に停まりません。大阪は上りが24時31分着、浜松は下りが24時53分着です(JR東日本の時刻表の書き方で、日付が変わったあとの0時台)。岡山から先は、サンライズ瀬戸が児島・坂出・高松、サンライズ出雲が倉敷・備中高梁・新見・米子・安来・松江・宍道・出雲市に停まります。
岡山で「瀬戸」と「出雲」に分かれる
サンライズ瀬戸とサンライズ出雲は東京〜岡山間を1本の列車として連結して走り、岡山駅で切り離されます。下りは岡山06時31分発の編成が瀬戸内海を渡って高松へ、06時34分発の編成が山陰本線経由で出雲市へ向かいます。高松着は07時27分、出雲市着は10時00分です。上りは反対に、高松21時26分発と出雲市18時57分発がそれぞれ走ったあと岡山駅で連結し、1本の列車として東京へ向かいます。

着いた街にその日泊まるなら、宿は楽天トラベルの出雲市駅周辺のホテル・旅館の一覧PRか楽天トラベルの高松駅周辺のホテル・旅館の一覧PRで探せます。上りの出発は出雲市が18時57分、高松が21時26分なので、翌日は夕方まで街を歩いてから列車に戻れます。
個室とノビノビ座席、寝台料金の一覧
サンライズ出雲・瀬戸の座席・寝台は6種類あります。JR東日本公式の寝台券の案内による1人あたりの寝台料金(運賃・特急料金は別途)は次のとおりです。
| 種別 | 1人あたりの寝台料金 |
|---|---|
| シングルデラックス(A寝台1人用個室) | 13,980円 |
| シングルツイン(B寝台1人用個室) | 9,600円 |
| シングル(B寝台1人用個室) | 7,700円 |
| ソロ(B寝台1人用個室) | 6,600円 |
| サンライズツイン(B寝台2人用個室、2名利用時) | 7,700円 |
| ノビノビ座席(指定席) | 寝台料金なし |
シングルツインに補助ベッドを使うと定員2人になり、5,500円が別に必要です。サンライズツインなど2人用個室を1人で使う場合も、おとな2人分の特急・寝台料金がかかります。ノビノビ座席は普通車の指定席の扱いで、寝台料金がいらない分、いちばん安く乗れます。

上の写真は「シングル」の1室だけです。ソロやシングルツインも含めて中の様子を見比べてから決めるなら、『寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」の旅』PR(旅鉄BOOKS編集部、イカロス出版、2024年)があります。全タイプの個室をイラストと写真で図解し、乗車記とアドバイスをまとめた本で、天夢人が2022年に出した旅鉄BOOKS 056の再編集版です。
横浜から出雲市・高松までの運賃はいくらか
運賃・特急料金は、東京・横浜からJR東日本・JR東海・JR西日本・JR四国をまたいで通しで計算されます。当サイトでは、この区間の運賃・特急料金の合計を公式の早見表で確かめることができませんでした。上の寝台料金に運賃と特急料金を足した金額になるので、実際の合計はe5489で乗車区間と列車を指定して確かめてください。
きっぷは乗車1か月前の10時発売
きっぷの発売開始は、列車が始発駅(下りは東京、上りは高松・出雲市)を出発する日の1か月前(前月の同じ日)の午前10時からで、これはJR各社共通のルールです。個室の寝台券は、JR西日本のネット予約「e5489」か、駅のみどりの窓口で申し込めます。えきねっとで申し込めるのはノビノビ座席だけで、個室の寝台券は対象外です。e5489で予約したきっぷも、みどりの窓口・みどりの券売機・みどりの受取機のいずれかで受け取る必要があり、新幹線のeチケットのようなチケットレス乗車はできません。
車両は285系、シャワーカードが必要
車両は285系です。JRおでかけネットの設備の一覧では、コンセントは「A個室・B個室のみ設置あり」で、ノビノビ座席にはありません。自動販売機とシャワー室、ラウンジはあり、Wi-Fiと車内販売は「設備なし」の印です。食べものは乗る前に買っておくことになります。シャワー室を使うには「シャワーカード」(有料)が要ります。JR東日本の案内によると、4号車と11号車のシャワー室はA寝台個室(シングルデラックス)の客だけが使え、こちらは無料です。

この車両を手元に置くなら、楽天市場の285系サンライズの鉄道模型の一覧PRとAmazonの検索結果PRで各社の製品と値段の幅を見ておけます。
2026年秋は「サンライズ瀬戸」が琴平まで延長運転
JR四国は、金刀比羅宮への参拝に便利な列車として、東京駅発の下り「サンライズ瀬戸」を高松駅から琴平駅まで延長運転する日を設けています。2026年秋(JR四国の2026年8月21日発表)は、10月2・3・9・10・11・16・17・23・24・30・31日と11月2・6・7・13・14・20・21・22・27・28日の金曜・休日前21日間(のべ21本)が対象です。延長運転の日は、高松駅到着後にいったん35分停車し、8時02分に発車。途中、多度津・善通寺に停まり、琴平駅へ8時39分に到着します。2026年春にも39日間の延長運転がありました(2026年1月16日の発表)。どちらの発表も東京発の下りの話です。上りのサンライズ瀬戸は、JR東日本の時刻表(2026年9月18日〜12月末)で高松21時26分発・東京7時8分着とされ、琴平発の設定はありません。

編集部の考え
横浜に住んでいると、サンライズは東京駅まで行かずに乗れる列車です。下りは21時52分発なので、仕事を終えて夕食をすませてからでも間に合い、上りは06時45分に横浜へ着くので、そのまま出勤することもできます。個室はえきねっとでは買えません。JR西日本のe5489に先に登録しておき、乗る日の1か月前の10時に申し込む、という段取りを決めておくのがよいと思います。
琴平への延長運転は8時39分着で、金刀比羅宮の石段を朝から上りたい人に合います。対象は金曜と休日前の東京発だけなので、帰りは高松21時26分発の上りに乗るか、岡山から新幹線にするかを先に決めておくと日程が組みやすくなります。