2027年の長崎ランタンフェスティバルは、2月5日(金)から21日(日)までの17日間です。皇帝パレードは土曜の13日と20日、媽祖(まそ)行列は日曜の7日と14日。両方が続く週末は、13日・14日の1回だけです。
皇帝パレードは2月13日・20日、媽祖行列は7日・14日
長崎市公式観光サイトが2026年5月21日に発表した日程です。
| 2027年 | 内容 |
|---|---|
| 2月5日(金)〜21日(日) | 会期。新地中華街、浜市、観光通りなど市内中心部に約1万5千個のランタン |
| 2月7日(日)・14日(日) | 媽祖行列 |
| 2月13日(土)・20日(土) | 皇帝パレード |
| 期間中毎日 | 龍踊り |
同サイトの説明では、皇帝パレードは、清朝の時代の正月に皇帝と皇后がそろって町に出て、民衆と新年を祝う様子をイメージしたもの。皇帝・皇后の御輿を中心に、旗隊など総勢約150名が中国の衣装で歩きます。媽祖行列は、江戸時代に長崎へ入港した唐船の乗組員が、航海安全の神とされる媽祖を唐寺の媽祖堂に安置するまでの行列の再現です。龍踊りは、唐人服の龍衆が約20メートルの龍体を操ります。
ランタンのほかにオブジェも飾られ、大きいものは約10メートルあります。行列とパレードの時刻と道順、ランタンの点灯時間は、2026年9月19日の時点で同サイトにまだ載っていません。

新地中華街の「春節祭」を、平成6年に広げた
長崎市公式観光サイトによると、もとは長崎新地中華街の人たちが、街の振興のために中国の旧正月(春節)を祝う行事として親しんできた「春節祭」でした。平成6年(1994年)から「長崎ランタンフェスティバル」として規模を広げています。中国の「元宵節」にランタンを飾る風習にならったものだ、と同サイトは説明しています。
長崎の中国の人たちの歴史を江戸時代までさかのぼるなら、『長崎 唐人屋敷の謎』PR(横山宏章、集英社新書、2011年)があります。江戸時代の長崎に置かれた唐人屋敷について、残された史料や絵図から実態を読み解く本で、最盛期には2000〜3000人の中国人が塀の中で暮らし、出島以上に貿易の中心地だったとしています。媽祖行列が再現する唐船の入港も、この時代のことです。


会場の1つ、長崎孔子廟は、1893年(明治26年)に清国政府と在日華僑が協力して建てた霊廟です。期間中は飾り付けられた廟内を歩いて、大成殿で旧正月の参拝ができます。開館は9時30分から18時(最終入館17時30分)、大人880円・高校生550円・小中学生440円です。新地中華街会場の銅座川一帯には桃色のランタンが並ぶ、とも紹介されています。

長崎駅前から新地中華街は、路面電車の1号系統で4つ目。150円
長崎電気軌道の停留場の一覧では、長崎駅前の次が五島町、大波止、出島、新地中華街です。ここを通るのは1号系統(赤迫〜崇福寺)で、そのまま乗っていれば西浜町、観光通、思案橋、終点の崇福寺まで行きます。浜市と観光通りの会場は、この並びにあります。
運賃は均一で大人150円、小児80円。9時から19時59分の運行間隔は、1号系統が約7分、3号系統(赤迫〜蛍茶屋)が約10分、5号系統(蛍茶屋〜石橋)が約11分と案内されています。
全線が1日乗り放題の「電車一日乗車券」は大人600円、小児300円。電車の中では売っていないので、観光案内所や沿線のホテルのフロント、営業所で先に買います。スマートフォンで買うモバイル一日乗車券もあります。150円の4回分なので、5回乗る日なら得になります。
長崎駅の近くに泊まって路面電車で会場へ通うなら、宿は楽天トラベルの長崎駅周辺のホテル・旅館の一覧PRで探せます。
博多からは「リレーかもめ」と新幹線「かもめ」を武雄温泉で乗り継ぐ
西九州新幹線「かもめ」が走るのは、武雄温泉・嬉野温泉・新大村・諫早・長崎の5駅のあいだです。JR九州長崎支社は、2026年9月23日に運行開始4周年の出発式を開くと発表しています。博多から長崎へは、在来線の特急「リレーかもめ」に乗り、武雄温泉駅で新幹線「かもめ」に乗り継ぎます。JR九州のきっぷの決まりでは、この乗り継ぎは1つの列車として扱われます。
博多〜長崎(浦上を含む)の片道の値段を、JR九州のきっぷの案内から並べます。どれも普通車指定席です。
| きっぷ | 大人 | 条件 |
|---|---|---|
| 通常(運賃と通常期の指定席特急料金の合計) | 6,490円 | |
| かもめネットきっぷ | 4,500円 | ネット限定、当日も買える |
| かもめネット早特3 | 3,850円 | ネット限定、3日前まで、席数限定 |
| 私たちも、かもめ。早特7 | 3,400円 | ネット限定、7日前まで、席数限定、変更不可 |
東京・新横浜から東海道・山陽新幹線で博多まで来て乗り継ぐこともできますが、所要時間はJR九州のページからは確かめられませんでした。
長崎空港からは、バスが新地中華街に直接停まる
長崎空港からは、長崎バスと長崎県営バスの空港線エアポートライナーがあります。片道は大人1,400円、小人700円。出島道路を通る便は、空港を出て最初に停まるのが新地中華街で、そのあと中央橋、大波止、五島町、長崎駅前の順です。長崎バスが載せている2026年9月の時刻表では、空港から新地中華街まで35分の便が多く、長崎駅前までは44分でした。
編集部の考え
行くなら、2月13日(土)・14日(日)が第一の候補になります。皇帝パレードと媽祖行列の両方を1回の旅で見られるのは、この週末だけです。そのぶん宿は早く埋まると思います。どちらか片方でよければ、7日(媽祖行列)か20日(皇帝パレード)のほうが宿は取りやすいはずです。
平日に行けるなら、龍踊りは毎日あります。ランタンの灯りを歩いて見るのが目当てなら、行列のない平日の夜で足ります。
博多まわりで行く人は、日程が決まった時点で「早特7」を見てください。通常の6,490円が3,400円になり、往復で6,000円あまり違います。席数限定で変更はできないので、帰りの列車まで決めてから買うきっぷです。
新地中華街・浜市・観光通りの会場は、路面電車の新地中華街から観光通まで、停留場3つの並びに収まっています。空港バスも新地中華街に直接停まります。長崎駅の近くに泊まるなら、路面電車で4つ目、約7分おきです。
パレードの時刻と点灯時間は、冬に長崎市の観光サイトに出る
皇帝パレードと媽祖行列の時刻と道順、ランタンの点灯時間、会場の一覧、会期中の路面電車とバスの増発は、2026年9月29日の時点でまだ出ていません。出るのは長崎市公式観光サイトのランタンフェスティバルのページです。九州の祭りは唐津くんち、ほかの土地は祭り歳時記の一覧にまとめています。