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亘理のはらこめしは鮭いくら丼と違い、ご飯を鮭の煮汁で炊く

伝統の100年フード · 令和3年度認定

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朱色の丼に、色の付いた炊き込みのご飯と煮た鮭の切り身、たっぷりのはらこをのせたはらこめし。隣に豆腐とねぎのお吸い物とかぼちゃの小鉢が並ぶ
宮城県亘理町のはらこめしとお吸い物(2012年9月撮影) 写真: クリオネサラダ(CC BY-SA 3.0、Wikimedia Commons)

「はらこめし」は鮭いくら丼にあらず。亘理町が作った「はらこめし条例(案)」で、町や町民に理解を深めてほしい掟の1つ目に挙がる言葉です。違いは下のご飯で、鮭を醤油や酒などで煮た汁にはらこ(鮭の卵)を軽く通し、その汁でご飯を炊いて、煮た身とはらこをのせます。

鮭を煮た汁でご飯を炊く

文化庁の100年フードの紹介(申請は亘理町)にある作り方は、次の順です。醤油や酒、砂糖などを合わせた汁で一口大の鮭の切り身を煮て、その煮汁にはらこを軽く通します。続けて同じ煮汁でご飯を炊き、最後に身とはらこをのせます。

元祖のはらこめしは、特製のたれで鮭の身を煮て、その煮汁にはらこを軽く通し、具材と煮汁を炊いたご飯に混ぜたものとも言われます(宮城県仙台地方振興事務所水産漁港部の「みやぎ水産の日」)。煮汁で米から炊くか、炊き上がったご飯に煮汁を混ぜるかが違います。

鮭いくら丼とはご飯が違う

鮭いくら丼は、ご飯の上に鮭とはらこをのせます。はらこめしも上に鮭の身とはらこがのるので、丼の上だけを見れば近い料理です。はらこめしのほうは、100年フードの説明の作り方だと鮭とはらこを通した煮汁で米から炊くので、醤油や酒、砂糖で付けた味がご飯そのものに入ります。町の観光ガイドブックの紹介の言葉では「ふわふわの鮭の身と優しく出汁の効いたごはん」です。

条例(案)の掟には、ほかに「脂ののった秋鮭、亘理産米を使うべし」「秋になるのを待ちわびて食すべし」の2つが並びます。

食べられるのは 9 月から 12 月ごろまで

亘理町観光協会の名物のページでは、はらこめしの時期は9月上旬から12月中旬です。町の観光ガイドブック(2026-2027年版)では9月初旬から12月初旬で、終わりの時期の書き方が違います。12月に入ってから行くなら、出かける前に店へ電話して、まだ出しているかを確かめてください。

亘理のどの店で食べられるか

亘理町観光協会のページによると、はらこめしを出す飲食店は町内に約20店あります。扱うメニューは店ごとに違うので、事前に電話などで確かめるよう、町の観光ガイドブックにも書かれています。ガイドブックの店の紹介に、はらこめしの名前が出てくる店を挙げます。

和風レストラン 田園亘理店は、はらこめしやほっきめしなど、旬の素材で作る郷土料理を名物にしている和風レストランです。営業は11:00〜14:00と17:00〜20:00で、亘理町逢隈上郡字上147にあります。

ごはんと麺の店 見晴は、郷土料理のはらこめしやほっきめしのほか、週替わりと定番のメニューを出す店です。営業は11:00〜15:00と17:00〜21:00、休みは火曜日と月1回の月曜日で、亘理町字東郷147-7にあります。

話食舎 おけいは日替わりの昼ご飯を出す店で、はらこめしを予約で受けています。月〜水だけ開く店で、亘理町字狐塚129-1にあります。

おしか商店は、70年余り代々引き継いできたというはらこめしを、持ち帰りだけで出しています。営業は9月上旬〜11月下旬の10:00〜15:00、休みは不定休で、亘理町字台田44-3にあります。

荒浜漁港の前の直売所、鳥の海ふれあい市場でも、秋にはらこめしを販売しています。営業は9:00〜17:00。亘理町荒浜字築港通り6-22にあります。荒浜の海鮮大海は、新鮮な魚を使った大海丸丼が人気の店で、季節限定のはらこめし・ほっきめし弁当もあります。営業は11:00〜15:00、休みは月・火曜日で、亘理町荒浜字東木倉94-2にあります。同じ荒浜の魚屋hideも、秋に限ってはらこ飯を出している店です(みんなの亘理オンラインショップの店の紹介)。

仙台から亘理駅まで電車で約 30 分

亘理駅はJR常磐線の駅で、町のガイドブックのアクセスの表では仙台から電車で約30分です。駅の西口を出て左(南)の駐輪場で、電動アシスト付きのレンタサイクル「ワチャリ」を5時間500円から借りられます。

由来として伝わる伊達政宗の話と川口神社の話

100年フードの紹介によると、荒浜の漁民が、貞山堀の工事の検分に来た初代仙台藩主伊達政宗に鮭のはらこをご飯に炊いて献上し、政宗が大変喜んで側近に話したことが、世に広まる始まりと伝えられています。阿武隈川の河口にある川口神社の秋祭りで、新米と川を上った鮭を合わせて神饌として供えたのが始まり、という話もあります。宮城県の「みやぎ水産の日」には、政宗の話を逸話としたうえで「歴史的経緯は未だ謎」とあります。

はらこめしは、文化庁の「100年フード」で令和3年度に伝統の部門の認定を受けました。申請したのは亘理町です。

魚屋 hide の取り寄せは 10 月だけ(10 月 28 日は品切れ)

荒浜の魚屋hideが作る「手作りはらこ飯」は、通販サイトのみんなの亘理オンラインショップに今年初めて出た品で、10月だけ、毎週土曜日に届く形で各30食に限って売られていました。最後の10月31日(土)着の分は、限定10食でした。2026年10月28日に見たときの表示は品切れでした。北海道産の秋鮭を使い、炊いたはらこ飯に、はらこ(商品の表示ではイクラ)を別添えにして冷蔵便で届きます。内容量は300g、価格は3,600円(税込)で、届いた当日のお昼までに食べるよう書かれています。

楽天市場では、はらこめしの名前で売られている品の一覧を見られます。亘理の店の品とは限りません。はらこめしを楽天市場で探すPR

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