ウポポイ(民族共生象徴空間、北海道白老町)は、国立アイヌ民族博物館と国立民族共生公園、慰霊施設からなる施設です。公園には、歌や踊りを上演する体験交流ホール、工房、体験学習館、かやぶきのチセ(家屋)を再現した伝統的コタンがあります。入場料で入るのはこの園で、博物館の基本展示の観覧も、ホールとコタンの上演も入場料に含まれます。
1日券は窓口で大人1,200円、14時からの入場なら600円です。10月31日までの開園は9:00〜18:00、11月1日から3月31日は9:00〜17:00で、冬期も午後に上演の回があります。体験交流ホールの回は当日、ホール前で整理券を取ります(ウポポ ネワ リㇺセの20席の予約席は別)。伝統的コタンの回は整理券なしで直接行きます。
入場料と券の種類
| 券種 | 大人 | 高校生 | 買う場所 |
|---|---|---|---|
| 1日券 | 1,200円 | 600円 | 窓口(チケット売り場) |
| WEB購入限定の200円割引券 | 1,000円 | 400円 | 公式サイトの入場券事前購入 |
| 14時入場券(14時以降の入場) | 600円 | 300円 | 窓口 |
| 年間パスポート | 2,000円 | 1,000円 | 窓口(顔写真を撮り、その場で発行) |
中学生以下は無料で、障がい者とその介護者1名も無料です(入園のとき手帳などを見せます)。当日券は窓口で買えます。よくある質問には「当日券を十分用意しております」とあります。博物館に入館の整理券は要りません。再入場は当日に限ってでき、入場時に見せた券(年間パスポートも)を入場ゲートの係員に見せます。有料の体験プログラムの料金は入場料に含まれず、工房・体験学習館・弓矢体験館の発券機で買います。
11月3日(火・祝)は毎年の無料開放の日です。2026年は9:00〜17:00で、入場料と博物館の観覧料が無料になります(駐車料金と一部の体験プログラムは有料)。
特別展示の観覧券の扱いは公式の案内で分かれています。チケット案内とよくある質問では別に観覧券が要り、いまの特別展示「コソンテとルウンペ」のページでは入場料に含まれます。観覧券の金額と、窓口でどちらの扱いになるかは未確認です。
基本展示は中央のプラザから回る
博物館の基本展示室は、中央のプラザから周辺へ自由に回る構成です。プラザにはテーマを代表する資料が並び、基本展示室の案内には「お時間に限りのある方でも展示の概要を知ることができ」るとあります。周辺の個別の展示は、くわしく知りたい人がそのあとで見る場所です。実際の資料に触れられるコーナーもあります。基本展示室の所要時間は、公式のタイムテーブルの目安で約60分です。
館内のサインと展示室の解説パネルは、各地のアイヌ語を受け継ぐ人たちが考えて書いたもので、貸し出しの音声ガイドやアプリでそのアイヌ語を聞けます(基本展示室の案内)。
上演の回と整理券
2026年11月1日から2027年3月31日の開園は9:00〜17:00です。入園は16:00まで、博物館への入館は16:30まで。閉園日は月曜(祝日・休日なら翌日以降の平日)と、12月28日〜1月4日、2月27日〜3月8日で、月曜でも10月19日・11月2日・2月22日は開園します。10月31日までは開園が1時間長く、平日は下の表に17:00のカムイ ユカㇻが加わります(公式のタイムテーブルの2026年4月25日〜10月31日の平日の欄)。
11月1日からの上演は次の時刻で、平日の表です。土日祝はホールに16:00の回、コタンに9:30の回が加わります。
| 場所 | 上演 | 時刻 | 入り方 |
|---|---|---|---|
| 体験交流ホール | ウポポ ネワ リㇺセ(各地の歌と踊り、20分) | 10:00・11:00・13:00・15:00(土日祝は16:00も) | 整理券。ホール前で当日発券、303席の全席指定 |
| 体験交流ホール | カムイ ユカㇻ(物語のアニメーション映像、約30分) | 12:00・14:00 | 整理券。ホール前で当日発券 |
| 伝統的コタン | ウパㇱクマ(暮らしの紹介と歌や踊り、約15分) | 10:30・12:30・13:30・15:30・16:30(土日祝は9:30も) | 直接来場、60名 |
| 伝統的コタン ポロチセ | ネウサㇻアン ロ(物語と叙情歌の口演、約15分) | 11:30・14:30 | 直接来場、60名 |
ホールの2つの上演は、どちらも途中入退場と撮影ができません。ウポポ ネワ リㇺセには20席の予約席があります。
14時に入ると、整理券なしで行けるコタンの回は14:30のネウサㇻアン ロと、15:30・16:30のウパㇱクマです。ホールの15:00のウポポ ネワ リㇺセ(土日祝は16:00も)は整理券が要ります。整理券を何時までに取ればよいか、ホールが満席のときやコタンの60名を超えたときどうなるか、予約席の取り方は、公式のページからは分からず未確認です。
日によって中止の回があります。その日の回は、公式サイトのタイムテーブルのページで、当日のお知らせと一緒に見られます。
伝統芸能の担当の職員は、2022年3月の取材で、当時の公演の最後に踊っていた輪踊りのイヨマンテ リㇺセについて「初めてこの踊りを見た時の感動やワクワク感をたくさんの人達に感じてもらいたい」と話していました。
特別展示「コソンテとルウンペ」は11月23日まで
第12回特別展示「コソンテとルウンペ」は、2026年9月19日から11月23日まで、博物館2階の特別展示室で開かれています。コソンテはアイヌの盛装で、名はきものの原型の小袖に由来するアイヌ語です。本州で武家の女性が着ていた小袖が、アイヌ文化のなかで男性が儀礼のときに羽織る装いになりました(特別展示の案内)。ルウンペは、小袖に由来する絹布や木綿など多彩な布を使い、刺繍で文様を作った衣服で、小袖の布はその文様や装飾にも使われました。
後期は10月20日からで、10月19日は展示替えのため特別展示室が閉まります(園は開園)。11月2日・11月3日・11月23日は特別展示室も開館で、11月3日は上の無料開放の日です。無料開放のお知らせで無料になるものに挙がっているのは入場料と博物館の観覧料で、特別展示の観覧券の名はありません。
白老駅から歩く
JR白老駅の北口からウポポイまでは約500m、徒歩約10分です(ウポポイのアクセス案内)。JR北海道の案内では徒歩約10分〜12分で、白老駅にはウポポイの営業日に合わせた臨時改札口があり、改札の営業時間は8:30〜18:00です(園の閉園時刻とは別)。白老駅には特急「北斗」「すずらん」が停まりますが、北斗の一部は停車しません。