本文へ移動
trip-jp博覧会からミュージアム、寺社仏閣まで 横浜花博 2027 開幕まで 142日

電車とバスの博物館(宮崎台駅直結)の料金と行き方

広告を含みます 本記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。リンク経由で予約・購入されると、当サイトに報酬が支払われることがあります。

本文の価格・時刻・日程は2026年9月26日時点の公式発表に基づきます。予約の直前に各公式サイトで最新情報を確認してください。

電車とバスの博物館に展示されている旧型車両モハ510形の前面。丸みを帯びた赤い屋根と緑色の車体に「510」の切り抜き文字
電車とバスの博物館(川崎市宮前区)に保存されているモハ510形 写真: Rsa(CC BY-SA 3.0、Wikimedia Commons)

電車とバスの博物館のエントランスには、五島昇からのメッセージが掲げられています。交通と街づくりの関係を理解するだけでなく、「さらに正しいものの見方、考え方を培うことを希ってこの小さな博物館をおくります」という言葉です。言葉は、電車を眺めて楽しむことより先に、考え方を培うことを置いています。

館は東急田園都市線の宮崎台駅に直結していて、改札を出た正面が入口です。入館料は大人(高校生以上)200円、3歳から中学生100円で、休館日は毎週木曜(木曜が祝日の場合は翌日)と年末年始。子ども向けのB棟「キッズワールド」は、いまは閉まっています。

高津駅の高架下で始まった博物館

館は東急電鉄の創立60周年の記念事業として、1982(昭和57)年に高津駅の高架下で開きました。東急グループのサイトによると、開館当初の入場料は大人も子どもも10円で、開館から2か月半で入場者が10万人を超えました。2003年に今の場所へ移り、2016年2月19日にリニューアルオープンしています。いまは4階がエントランスで、3階がパノラマワールド、2階がゾーン3450、1階がシミュレーターワールドです。

館の目的は、交通事業への理解を深めてもらうことです。その考えは展示の選び方に出ていて、見せているのは車両の姿だけではありません。3階の「電車のしごと」は駅員・車掌・運転士の仕事を紹介し、1階の「バスのしごと」では昔ながらの巻き取り式の方向幕を自分で回せます。パノラマシアターがショータイムの合間に流す短編映画も、題は「電車を運転する仕事」「運行を支える仕事」です。

乗務員の訓練と同じ画面の運転シミュレーター

1階のシミュレーターワールドの中心は、実写の映像と実録の音で走る8090系運転シミュレーターです。区間は田園都市線の長津田→二子玉川、大井町線の二子玉川→大井町、東横線の渋谷→横浜で、各停のほか急行なども選べます。操作を案内する「ガイダンスモード」と、朝ラッシュを再現した「エキスパートモード」があり、運転が終わると採点結果が出ます。

料金は1回300円です。当日予約の仕組みで、予約機は同じ1階のシミュレーターワールドインフォメーションにあります。年齢制限は設けていませんが、館のQ&Aは小学校中学年以上の利用を勧めています。

停車駅の行先表示を出した8090系運転シミュレーターの運転台
A棟1階シミュレーターワールドの8090系運転シミュレーター(2014年3月撮影)写真: Comyu(CC BY-SA 3.0、Wikimedia Commons)

それより小さな子には、同じ階の「東横線CGシミュレーター」があります。乗務員の訓練に実際に使われているCGソフトを、小さな子どもでも運転できるように設定したもので、区間は東横線の自由が丘→横浜です。各停と通勤特急を選べ、ブレーキのタイミングなどを音声で教えるガイダンス機能のあり・なしも選べます。館の営業案内が有料設備として挙げるのは、8090系運転シミュレーターとNゲージパーク、キッズシミュレーターのペーパークラフト印刷だけです。

このほか、HOゲージの模型電車を走らせる「ジオラマ・シミュレーター」は、信号を見ないと急停車すると館内案内に書かれています。バス運転シミュレーターと、2階のデハ3450形シミュレーターもあります。

昭和初期の電車と昭和40年代のバス

館内には実際の車両や部品が並び、昭和初期に製造された東急電鉄の旧型車両も展示されています。2020年6月の営業再開のお知らせには、運転台に立ち入れる電車としてデハ3450形・たま電デハ200形・モハ510形の名前が出ていて、冒頭の写真はそのうちのモハ510形です。バスは路線バスと東急コーチバスがあり、1階の「バスのしごと」には昭和40年代に活躍したRB-10型バスも置かれています。

車内に子どもや大人が座るたま電デハ200形204号車の正面、緑とクリーム色の車体「電車とバスの博物館」の案内板と、赤と白の東急コーチのバス
たま電デハ200形204号車(2006年8月撮影)と東急コーチのバス(2014年3月撮影)写真: 左 Rsa(CC BY-SA 3.0、Wikimedia Commons)、右 Comyu(CC BY-SA 3.0、Wikimedia Commons)
展示されている日野RB10型の東急バス、銀色と赤の車体
「バスのしごと」コーナーに展示されているRB-10型バス(2014年3月撮影)写真: Comyu(CC BY-SA 3.0、Wikimedia Commons)

2階の「ゾーン3450」には、デハ3450形のカットモデルと自動改札機の体験コーナー、「渋谷駅今昔物語」があります。デハ3450形の鉄道模型は、楽天市場の東急3450形の鉄道模型の一覧PRとAmazonの検索結果PRで探せます。Nゲージの鉄道コレクションやHOゲージの車両が並ぶので、見学のあとで規格と値段の幅を比べられます。

3階のパノラマワールドでは、HOゲージのパノラマシアターで模型電車が向谷実のオリジナル楽曲に合わせてジオラマを走ります。ショータイムには、夜明けから終電後までの東急線の一日を、時間帯で変わる照明と背景画で見せます。Nゲージパークは20分200円で、自分の車両を持ち込めるほか、車両の無料レンタルもあります。利用券は売店のDENBUSショップで買います。館内案内には、昔の高津駅と昭和の駅務室を再現した「東急コレクション[旧高津駅]」も載っていて、館が生まれた駅の姿をここで見られます。

大人のための夜の催し

館の告知には、子どもではなく大人に向けた一文もあります。2017年から2019年にかけて開いた20歳以上限定の夜間営業「DENBUS NIGHT MUSEUM」の案内で、案内には、「電バスに来ても、お子さま優先でなかなか遊べない」という大人の声に応えて、日付限定で夜間営業する、とありました。駅弁風の弁当と飲み物が付き、ふだんは有料の8090系シミュレーターやNゲージパークが無料になる回です。イベントのページで最後に載っている回は、2019年7月27日の開催です。

入館券と館内のきまり

開館は10:00〜16:30(最終入館16:00)で、年末年始の休館は12月29日〜1月3日です。障がい者手帳の所持者は入館料が5割引き。入館券はA棟4階の入館券売場だけで売っていて、当日なら再入館できますが、混雑で入館制限をしたときは断られることがあります。

2026年4月1日から券売機は現金だけになり、PASMOやSuicaなどの交通系ICカードで買うときは係員の窓口で扱います。回数券は2025年4月30日で発売を終え、手元の分は有効期限内なら使えます。団体割引は平日だけで、20名から1団体50名まで、3か月前から予約できます。

B棟のキッズワールドにはキッズシミュレーターとプラレールコーナーがありますが、当面の間閉鎖されています。B棟は2021年8月からシェアオフィス「TSO DENBUSワークスペース」として使われ、2026年8月31日でその提供を終えました。館はそのあともB棟の閉鎖を当面続けるとしていて、キッズシミュレーターのペーパークラフト印刷(1枚200円)も当面利用できません。

ベビーカーは入場口の置き場に置き、館内では使わないよう案内されています。授乳室はA棟1階(お湯の提供はなし)で、多目的トイレもA棟1階にあります。休憩コーナーはA棟1階で、貸切バスの座席を使った席と飲み物の自動販売機があります。館内での食事は禁止でレストランもありませんが、すぐ隣の東急ストアと駅前のフードコートで入館券を見せると割引があります。コインロッカーはA棟1階で1回100円。ペットは連れて入れず、館内は全面禁煙です。

館内の撮影の可否は、公式サイトの営業案内・館内案内・Q&Aに記載が見当たらず、未確認です。

宮崎台駅からの行き方

所在地は川崎市宮前区宮崎2-10-12です。宮崎台駅の正面から専用通路を進むと、A棟4階の入館券売場に着きます。この通路には2016年のリニューアルで、子どもたちの描いた絵を並べる「キッズスケッチプロムナード」が設けられました。駐車場は自家用車・大型バスともなく、近くの駐車場の割引もありません。

高架下の壁面に緑色の「電車とバスの博物館」の看板が掲げられた建物の外観
電車とバスの博物館の外観(2009年2月撮影)写真: Lover of Romance(CC BY-SA 3.0、Wikimedia Commons)

編集部の考え

開館のときの入場料が大人も子どもも10円だったわけは、東急が公開している東急100年史に書かれています。館は1982年4月、東京急行電鉄の創立60周年の事業の一つとして高津駅の高架下に開きました。自社の鉄道とバスの資料を展示して交通事業への理解を深めてもらうのが目的で、100年史によると、民鉄で鉄道とバスの本格的な博物館を設けたのは東急が初めてでした。運営は東急と財団法人東急弘潤会の共同でした。東急弘潤会は1948年に事業を始めた財団で、定年退職者や公傷で退職した人、社員の家族、生活に困る人の救済のために作られ、駅の売店などの収益事業を持っていました。館はこの財団の公共事業として進めることになったので、入場料を10円にしたのだと100年史は説明しています。

高津の館は1号館と2号館に分かれ、3450形電車と路線バスの実物、8090系のカットモデルに運転シミュレータを組み込んだもの、引退したばかりの保線機械などを並べていました。1990年4月に入館者が100万人を超え、翌1991年には1・2号館を改め、3号館を新しく建てて、東急コーチの運転シミュレータとYS-11のフライトシミュレータを足しています。展示を眺めるだけでなく触って学ぶ形にしたのは、このときからです。

100年史によると、宮崎台への移転は田園都市線の改良工事に伴うもので、2002年9月に高津の館を閉め、2003年3月に宮崎台駅の高架下で開き直しました。どの工事で高架下が使えなくなったのかは、資料ではここまでしか分かりません。

Kindle本のセール・キャンペーン

PR

Kindle本の購入向けの企画です。Kindle Unlimited の読み放題とは対象や条件が異なります。

掲載内容は確認日時点の案内です。対象作品や開催状況はAmazonで確認してください。

ランダムに探す 押すと読みものを 1 本選びます

メニュー

English