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館林のうどん:花山の鬼ひも川と百年小麦の店、駅前の製粉ミュージアム(200円)

伝統の100年フード · 令和6年度認定

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石材調の外壁と大きな庇が張り出した製粉ミュージアムの入口。手前の広い石畳に開館時間を書いた案内板が2枚立つ
館林駅の西口からすぐの製粉ミュージアム。日清製粉グループが創業の地に開いた施設です 写真: Higa4(CC0、Wikimedia Commons)

館林駅の東口から歩いて1分の花山うどん本店では、幅約5センチの「鬼ひも川」が出ます。百年小麦のサイトの店の紹介によると、上州の人になじみのある幅広のひもかわより、さらに広い麺です。この粉はもっちりした食感と粘りが出る代わりにタンパクが弱くなりやすく、それを補うために加水と熟成の時間を何度も調整して、今の鬼ひも川ができたそうです。

料理も百年小麦の使い方も店ごとに違います。昼は花山うどんか、市役所の近くのうどん本丸・城町食堂で百年小麦のうどんを食べ、駅の西口のすぐ前の製粉ミュージアムが開いている日なら、その前後に寄れます。

鬼ひも川と百年小麦の店

表の営業時間と休みは、百年小麦のサイトの店のページと、花山うどん・うどん本丸の公式サイトの記載です。店のページには古い記載も残るので、行く前に店に確かめてください。

店場所何を食べるか営業時間休み
花山うどん 本店本町2-3-48。館林駅東口から徒歩1分鬼ひも川(鬼御膳)11:00〜15:00。麺がなくなり次第終了の場合あり日曜日
うどん本丸本町3-8-1。市役所の近くざるうどん640円、天ざるうどん1,050円11:00〜14:00年中無休
城町食堂城町1-1。館林市役所の敷地内温玉うどん11:00〜18:00(変更あり)。温玉うどんは11:00〜17:30なし
平野屋そば店本町4-5-1。新宿一丁目交差点に面する力うどん11:00〜15:00、17:00〜19:30水曜日
もり陣堀工町1560上州牛の炙り釜玉11:00〜18:00火曜日
館林駅前商店館林駅東口改札前百年小麦の昆布水つけ麺10:00〜23:00(ラストオーダー22:30)年末年始などを除いて定休日なし

駅のすぐ前にあるのは花山うどんと館林駅前商店で、ほかの店は住所で道を確かめてください。

花山うどんの鬼御膳は、たぬきの器に鬼ひも川が入り、温泉卵と上州麦豚が載ります。公式サイトでは営業時間が15:00まで、百年小麦のサイトの店のページでは15:00がラストオーダーと、書き方が違います。鬼ひも川は本店の直売所でも買え、直売所は営業時間が9:30〜19:00、休みは1月1日です。

うどん本丸のうどんは自社の工場で作っていて、冷たいうどんだと百年小麦の特徴がよく分かる、と店の紹介にあります。城町食堂の温玉うどんは、太めの縮れ麺に、あっさりした和風だしのつゆを合わせています。

平野屋そば店は、店名はそばですが百年小麦を使ったうどんも人気だと店のページにあります。うどんは先代から全て店内の手打ちで、井戸水を使います。温度に敏感なうどんの管理は大変だと主人は話し、こう続けています。「でも機械で作ったうどんと、違いが出ますからね」。店のページが写真で挙げる力うどんには餅が2つ入りますが、その麺の粉は書かれていないので、百年小麦のうどんを食べるなら注文のときに聞いてください。

もり陣のうどんは、シルクパウダーを練り込んだまゆ玉うどんです。店のページが人気のメニューに挙げる上州牛の炙り釜玉は、天かすと温泉たまご、上州牛が載り、すき焼きをイメージした専用の甘めのつゆで食べます。麺は、百年小麦を配合するにあたって加水や寝かしを調整し、何百回も試作して仕上げたうどんだそうです。

百年小麦と、店ごとの粉の使い方

百年小麦は、邑楽館林産100%の小麦を、館林で創業した日清製粉の協力で製粉した粉です。麺のまち「うどんの里館林」振興会が2017年に商品化し、2018年に商標登録しました。国内の小麦はふつう都道府県の単位で流通するので、群馬県産の小麦から邑楽館林産だけを取り分けた、とブランド化委員会のサイトは説明しています。名前には、百年以上続く麦の歴史に敬意を表し、百年後の後世までつなぐ意志を込めたそうです。

店ごとの使い方はそろっていません。うどん本丸と城町食堂は、店内のうどんが全て百年小麦だと店のページにあります。花山うどんは鬼ひも川のほか、昔ながらの特製うどんにも百年小麦を配合しています。配合の割合は店の紹介に書かれていません。もり陣のまゆ玉うどんも百年小麦を配合したうどんです。大泉町で生うどんを作るのぞみは、百年小麦を外国産の小麦とブレンドしています。館林市新宿1-10-3の丸木屋は、北海道産の小麦粉・自家製粉の玄そばを使ったうどん・そばと、地元の百年小麦のひもかわを出している、と里沼のサイトのグルメの一覧にあります。

館林の麦は百年小麦より古くからあります。江戸時代には館林藩の特産品「饂飩粉」(小麦粉)が将軍家に献上され、明治期には製粉業や醸造業が興って、館林は「麦都」として知られるようになった、と文化庁の認定の説明にあります。文化庁はその「館林のうどん」を令和6年度に伝統の100年フード部門で認定しました。小麦を原料に地域の名産品になったうどんで、認定の説明には「もちもちとした食感、つるつるとしたのどごしの良さが特徴」とあります。認定を申請したのは振興会です。100年フードは文化庁の認定の名前で、2017年に商品化された百年小麦は粉の名前です。

製粉ミュージアム

館林駅の西口を出てすぐ、栄町6-1に日清製粉グループの製粉ミュージアムがあります。日清製粉が創業の地の館林に開いた施設です。開館時間は10時〜16時30分で、入館は16時まで。入館料は大人200円、小・中学生100円で、現金のほかキャッシュレス決済も使えます(一部の決済方法は不可)。障がい者手帳を受付で見せると、本人を含む2名が無料です。

新館は、小麦粉を作る工程と製粉の技術、小麦の文化史の展示です。本館は日清製粉の創業からの歩みを見せる建物で、創業期から事務所として使われていた建築物を、公式サイトは近代産業遺産として紹介しています。その本館を眺める日本庭園もあります。

休館日は公式サイトのカレンダーで決まります。花山うどんの食事処は日曜が休みなので、両方に行くなら、カレンダーで開館日を見てから日を選んでください。公式サイトによると入館人数を制限していて、当日の様子によっては入館を待つことがあります。製粉ミュージアムの案内では、館林駅へは特急りょうもう号で浅草駅から60分、北千住駅から50分です。

のぞみの生うどん

大泉町上小泉の社会福祉法人協栄会のぞみは、障がいのある人の就労支援施設で、請け負う作業の一つに製麺があります。生うどんは330g(2人分)で、ひもかわや細いうどん、明日葉入りのうどんもあります。保存料と防腐剤は使っていない、と施設の人は話しています。店舗ではないので2日前までに予約が要り、店のページでは営業時間が8:00〜16:00、土・日・祝日は休みです。

館林へ行く前に品を見ておくなら、楽天市場で館林のうどんを探すPRこともできます。検索結果は百年小麦の品に限りません。

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