「僧侶により直々に目入れをいたします」。深大寺のだるま市で買っただるまは、元三大師堂の前の「だるま目入れ所」で、僧侶が左目に梵字の「阿」を入れます。市は例年3月3日・4日の厄除元三大師大祭の日で、2027年もこの日取りなら3月3日(水)・4日(木)です。
2026年は市が午前9時から、目入れは午後4時半まで
2027年の日取りと時刻は、2026年10月24日の時点で寺からまだ発表されていません。下の表は2026年のものです。大祭は2024年から2026年まで、曜日が変わっても3月3日・4日でした。日取りと時刻の案内は、調布市観光協会と市報ちょうふが例年2月中旬から下旬に出しています。
境内には、縁起だるまの店を中心に大小約300余の店が並びます。
| 2026年(両日とも) | 時刻 |
|---|---|
| だるま市 | 午前9時〜午後4時頃 |
| だるまの目入れ | 午前9時〜午後4時30分 |
| 護摩祈願 | 午前9時30分〜午後1時に約30分おき、午後3時(計9座) |
| お練り行列 | 午後1時45分から |
時刻は年で動きます。2024年と2025年の市は午前9時から午後5時頃までで、2025年の目入れは閉堂の午後5時頃まででした。2026年は、市も目入れもそれより早く終わっています。
2026年は、だるま市限定の朱印が書き置き(紙)だけで出て、授与料は500円、なくなり次第終わりでした。
目入れの「阿」と「吽」
目入れ所は、元三大師堂の正面に設けられます。目に梵字(インドの古い文字)を入れるこの作法は深大寺独特のものだと、寺は説明しています。
寺の説明では、左右の字は「阿吽の呼吸」という言葉からきています。新しく求めただるまの左目には、物事の始まりを意味する「阿」の字を入れて開眼します。願いがかなったら、右目に物事の成就を意味する「吽」の字を入れ、お礼の気持ちを込めて寺に納めます。
調布市の市報(2024年2月20日号)は「左目(正面右)」「右目(正面左)」と書き添えていて、だるまと向かい合ったときの右側が左目です。
古いだるまの納め方
寺のお納めの案内では、だるまを返すときは、近くの窓口へ持ち込むか、例年3月3日・4日のだるま市で目入れをしてから納めます。寺はできるだけだるま市で納めるよう勧めています。古札・お守りの納め所は山門の授与所に併設されていて、窓口時間は午前9時30分から午後4時までです。12月下旬から3月の大祭までは、元三大師堂の前に特設の納め所が設けられます。預かるのは「深大寺から授与されたもの」で、寺の一覧には御札・お守り・破魔矢・熊手・絵馬と並んでだるまも入っています。境内でのお焚き上げはもう行っていません。それ以外のものは原則として預からず、必要なら授与所の「お焚きあげ札」を使うよう案内しています。持っていくときは、手提げ袋や新聞紙などの包装を外します。
元三大師の大祭
厄除元三大師大祭は、寺の案内に「深大寺の諸行事中、最大の行事」とある祭りで、寺の数字では例年10万人余が訪れます。調布市の市報と観光協会は、だるま市を江戸時代から続く行事として紹介しています。
大祭の名にある元三大師は、平安時代の比叡山の高僧・良源(912〜985年)です。正月3日に亡くなったことから、この通称で呼ばれると寺は説明しています。
護摩祈願とお練り行列
護摩祈願は、本尊の前で僧侶が供物を焚き上げて厄や災いを払い、加護を願う密教の儀式で、元三大師堂で行われます。お堂は江戸時代からの建物で、構造上エアコンを設置できないと寺は断っています。2026年は、受付窓口が午前9時から午後4時まで開き、各回の申し込みは15分前まででした。1座は25分ほどで、堂内の60席が埋まると次の回の案内になりました。寺のご祈願の案内では、祈願料は護摩札の大きさに応じて3,000円から2万円以上まであり、元三大師堂の受付で納めます。2026年は、だるま市の日に申し込むと、角大師(元三大師)の姿を印した特別護摩札を授かりました。
お練り行列は、雨のときは屋内で行い、公開されないと寺は案内しています。
駅からのバス
深大寺へは、京王線の調布駅・つつじヶ丘駅、JRの吉祥寺駅・三鷹駅のどこからもバスに乗り換えます。
| 乗る駅と乗り場 | 系統と行き先 | 乗車時間 | 降りる停留所 | 寺まで |
|---|---|---|---|---|
| 京王線 調布駅 11番 | 調34「深大寺」行き | 約15分 | 終点「深大寺」 | 徒歩1分 |
| 京王線 つつじヶ丘駅 北口 | 丘21「深大寺」行き | 約15分 | 終点「深大寺」 | 徒歩1分 |
| JR 吉祥寺駅 南口6番 | 吉04「深大寺」行き | 約30分 | 「深大寺」 | 徒歩3分 |
| JR 三鷹駅 南口3番 | 鷹65「深大寺」行き | 約25分 | 終点「深大寺」 | 徒歩3分 |
調布駅とつつじヶ丘駅の「深大寺」行きは京王バスです(調布市観光協会の案内)。調布駅からは、11番乗り場の吉14・鷹61・鷹66で「深大寺小学校前」(寺まで徒歩5分)にも行けます。12番乗り場の吉05・吉06・鷹56なら「深大寺入口」(同8分)で、乗車はどちらも約10分です。吉祥寺駅の吉05・吉06(約30分)と三鷹駅の鷹56(約25分)も「深大寺入口」に停まります。乗車時間は渋滞がなく順調に走ったときのもので、運行の時刻は系統ごとの時刻表で確かめるよう寺は案内しています。
寺は大祭の両日、公共の交通機関で来るよう呼びかけています。2026年は深大寺通りの一部が午前10時から午後4時頃まで一方通行になり、2024年と2025年も同じ時間でした。一方通行の間、深大寺通りへは三鷹通りの側から入れず、武蔵境通りの側から入ります。3月2日から4日までは、境内に車を止めることもできません。大祭の日の臨時便や、この規制でバスの道筋が変わるかどうかは未確認です。