大井川鐵道の「きかんしゃトーマス号」は、新金谷駅から川根温泉笹間渡駅まで片道17.7km、約40分(往復で約1時間半)を走ります。料金は往復大人6,000円・小児3,000円で、金谷〜新金谷間の普通電車の運賃も含みます(大井川鐵道公式)。チケットは先着順で、アソビュー!、JR東海のEX旅先予約、JRE MALL、ローチケの各予約サイトから買います。2026年は5月30日から運転を始めており、2026年9月時点でも走っています。ただし千頭までは行けません。2022年の台風被害の区間が、まだ復旧していないためです。
新金谷〜川根温泉笹間渡、片道17.7kmを40分
トーマス号の運転概要ページによると、運転区間は新金谷駅から川根温泉笹間渡駅までの片道17.7kmで、乗車時間は片道約40分、往復で約1時間半です。列車は1日2便が基本で、途中の家山駅で乗り降りもできます。例えば運転時刻のパターンの一つ(Aダイヤ)では、1便目は新金谷10時39分発、家山11時07分着・11分発、川根温泉笹間渡11時18分着。2便目は新金谷13時58分発、家山14時26分着(給水作業の実演あり)・45分発、川根温泉笹間渡14時53分着です。運転時刻は日によってA・B2つのダイヤがあり、公式サイトの時刻表で乗る日を確かめる必要があります。
トーマス号の本来の運転区間は新金谷〜千頭です(大井川鐵道の公式FAQ)。現在の新金谷〜川根温泉笹間渡は、2022年9月の台風15号による被害のために短くした区間です。
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台風被害の区間はまだ復旧していない
大井川本線は、川根温泉笹間渡から千頭までの間が2022年の台風被害以来、不通のままです。大井川鐵道の公式サイトは「川根温泉笹間渡〜千頭間が現在も不通となっております」と案内し、千頭方面へ向かう人は家山駅で川根本町町営バスに乗り換えるよう呼びかけています。

全線の運転再開の時期について、大井川鐵道の公式サイトに具体的な発表は、2026年9月19日時点で見当たりませんでした。トーマス号のチケットページには、本線の不通区間(川根温泉笹間渡〜千頭)が復旧するまでは、当面、川根温泉笹間渡側にトーマス号、金谷側に補機ELをつないだ「プッシュ・プル走行」で往復するのが原則だ、という注意書きがあります。つまり今の運転形態そのものが、区間が復旧するまでの暫定だと公式に位置づけられていますが、いつ復旧するかの日付は示されていません。
料金は往復6,000円、片道3,000円
乗車料金は次のとおりです(いずれも金谷〜新金谷間の普通電車の運賃込み)。
| 区分 | 大人 | 小児 |
|---|---|---|
| 往復(新金谷⇔川根温泉笹間渡) | 6,000円 | 3,000円 |
| 片道(新金谷→家山・川根温泉笹間渡) | 3,000円 | 1,500円 |
| 片道(川根温泉笹間渡・家山→新金谷) | 3,000円 | 1,500円 |
片道だけの購入もできます。4人掛けのボックス席を独占できる「ファミリーボックスプラン」や、座席に畳を敷いた特別プランなど、追加料金のかかるオプションも公式サイトで案内されています。
きっぷは先着順、9月〜12月分は発売中
大井川鐵道の公式サイトによると、チケットの販売サイトはアソビュー!、JR東海のEX旅先予約、JRE MALL、ローチケの4つで、いずれも先着順(座席をシートマップから選ぶ形)です。2026年9月時点では9月〜12月分が発売中と案内されています。JR東海のEX旅先予約では、東海道新幹線とまとめて予約できます。
先着順とは別に、2026年のきかんしゃパーシー号が運転を始めた春には、ローチケでの抽選販売も設けられました(3月7日〜4月5日乗車分が対象で、抽選申し込みは2月7日から)。トーマス号自体の発売告知に抽選の枠組みは明記されておらず、通常は先着順での購入になります。
2026年10月はトーマス号、23日からパーシー号に交代
大井川鐵道が2026年9月12日に出した10月の運転計画によると、10月はトーマス号とパーシー号が交代で走ります。トーマス号は10月2・3・4・5・9・10・11・12・16・17・18・19日、パーシー号は10月23・24・25・26・30・31日で、27〜29日は観光列車の運転がありません。両方とも運転区間・料金は同じで、新金谷・家山・川根温泉笹間渡の各駅で乗り降りできます。
DAY OUT WITH THOMAS 2026は、大井川鐵道が2014年にこのイベントを始めて以来、初めて通年(2026年3月7日〜2027年3月末)で開催されています。9月25日から10月31日まではハロウィンイベントも重なっており、期間限定のヘッドマークでの運行やクイズラリーが公式サイトで案内されています。
新金谷駅の「トーマスフェア」で転車台が見られる
トーマス号・パーシー号が発着する新金谷駅では、「トーマスフェア新金谷駅会場」が開かれています。開場時間は9時から16時30分(最終受付16時)で、運転日に開いています。入場料は1名1,100円(2歳児以上有料)で、機関車が向きを変える転車台の実演や、手回しトロッコなどの遊具を楽しめます。トーマス号・パーシー号のほか、ウィンストンや特殊消防車のフリン、ロコトレインのニアにも会場で会えると案内されています。千頭駅側にも別の会場「トーマスフェア千頭駅会場」があり、そちらはきかんしゃトビー号(千頭〜奥泉を走る別の列車)の発着地です。

SL・EL急行とは走る区間も料金の仕組みも違う
大井川鐵道には、キャラクターを使わない従来型のSL・EL急行(すまた号・かわかぜ号・奥大井号)も走っています。公式FAQによると、SL・EL列車はJR線との乗換駅である金谷駅から川根温泉笹間渡駅までを走り、トーマス号は金谷の隣の新金谷駅から川根温泉笹間渡駅までです。蒸気機関車(SL)が引く日と電気機関車(EL)が引く日があります。乗車には普通運賃のほかに急行料金(大人1,500円・小児750円)が必要で、トーマス号の運賃込み一律料金とは仕組みが異なります。

冬の特別運転は、2026年分はまだ発表されていない
前年の2025年は、11月29日から12月25日まで「DAY OUT WITH THOMAS クリスマス特別企画」が開かれ、サンタ帽をかぶった特別仕様のトーマス号が走りました。期間中に乗車した人へのプレゼント企画もありました。2026年の冬にあたる同様の企画は、2026年9月19日時点で大井川鐵道の公式サイトにまだ出ていません。発表されれば、公式サイトとトーマス号のブログに載ります。
横浜・新横浜からは金谷駅で乗り換え
大井川鐵道の公式アクセス案内によると、電車で新金谷駅へ向かう場合はJR東海道線「金谷駅」で下車し、ホームを移動して大井川鐵道ののりばへ向かいます。金谷駅から新金谷駅までは大井川本線の普通電車で約4分です。横浜・新横浜からは、東海道新幹線のひかり・こだまで静岡駅か掛川駅まで行き、東海道線に乗り換えて金谷駅で降ります。
1 便目(A ダイヤでは新金谷 10 時 39 分発)に合わせるなら、前の晩の宿は楽天トラベルの金谷駅周辺のホテル・旅館の一覧PRで探せます。
編集部の考え
新金谷〜川根温泉笹間渡が「本来の区間」ではなく暫定だと、公式サイトがきっぷのページにわざわざ書いているのが印象に残りました。復旧の日付を約束できないなりに、今の姿を隠さずに説明しているということだと思います。
10月のようにトーマス号とパーシー号が月の途中で交代する運転日程は、事前に公式サイトのカレンダーで確認しないと会いたいキャラクターと違う日に行ってしまいます。予約する前に、乗る日がどちらの運転日か見ておくのがよいと思います。