名古屋市科学館は、名古屋の中心部にある白川公園の中に建っています。公園の広場から見える大きな銀色の球体がプラネタリウムで、館の交通案内もこれを目印に挙げています。館の基本理念の最初に置かれているのは、「科学の原理と応用を理解し、そのおもしろさ、楽しさを知っていただく。」という一文です。そのあとに、人間と科学技術の関わりを考えてもらうこと、市民に科学を通じた生涯学習の場を開くことが続きます。
建てたのは名古屋市で、市制70周年記念事業の一つでした。昭和37年に天文館、昭和39年に理工館ができ、平成元年4月に生命館が開いています。いまの館内の案内も、ロッカーや休憩室の場所を理工館と生命館の階で示しています。公式サイトや案内での名前は愛称のFUJIなごや科学館で、基本理念や館長の挨拶のページの名前は名古屋市科学館です。
館長の大路樹生さんは令和5年4月に就任しました。それまで大学で古生物学と海洋生物学の研究と教育をしてきた人で、挨拶は大学博物館で重んじてきた独自の研究と発信の方針から始まり、結びにあるのは、科学館独自の活動をもっと前に出していきたいという言葉です。
10月1日からの観覧料
館は2026年6月27日のお知らせで、2026年10月1日から観覧料を改定すると知らせました。いまの当日の観覧料は次のとおりです。
| 区分 | 展示室とプラネタリウム | 展示室のみ |
|---|---|---|
| 一般 | 1,000円 | 500円 |
| 高校・大学生(学生証が要る) | 600円 | 300円 |
| 中学生以下 | 無料 | 無料 |
| 名古屋市在住の65歳以上(敬老手帳などが要る) | 300円 | 100円 |
料金表の区分は、展示室とプラネタリウムのセットと、展示室のみの二つです。特別展は展覧会ごとに料金が決まります。1年通用の定期観覧券もあり、一般は展示室とプラネタリウムで4,000円、展示室のみで2,000円です。定期観覧券は科学館の窓口でだけ売っていて、特別展は見られません。
名古屋市の敬老パスを持つ人は、アクティブシニアキャンペーンで12月13日(日曜日)まで常設展示室が無料です。敬老手帳と敬老パスを持って行きます。プラネタリウムを見るなら窓口の列に並び、敬老パスを見せて差額で券を買います。差額は10月1日以降は200円で、オンラインで買った券はキャンペーンの対象外です。
プラネタリウムの券の買い方
当日の券はエントランスホールの窓口で買えます。プラネタリウムの券の窓口販売は、投影開始時刻の5分前に終わります。午後4時40分の回だけは10分前です。支払いは現金のほか、クレジットカード、交通系ICカードなどの電子マネー、PayPayなどのコード決済が使えます。
前もって買うなら、FUJIなごや科学館オンライン観覧券販売サイトがあり、支払いはクレジットカード決済のみです。セブンイレブン、ローソン、ミニストップ、ファミリーマートでも事前に買えますが、コンビニで扱うのは展示室のみの券で、プラネタリウムの観覧券は販売していません。コンビニの券は一般と大学・高校生の分だけで、有効期間は1か月です。
投影時間は約50分。開演15分前から6階のプラネタリウムに入場でき、投影開始時間を過ぎると券を持っていても入れません。遅れたときの払い戻しも、時間の変更もできません。4歳以下の子どもは保護者のひざの上で見ることになり、ひざに乗せられるのは保護者1名につき1名です。
当月の投影スケジュールは前月末に確定し、当日に変わることもあります。展示室では撮影できますが、プラネタリウムの投影中の撮影は断っています。夜間投影など一部の催しは、支払いが現金のみです。
開館時間と休館日
開館は午前9時30分、閉館は午後5時00分で、入館は午後4時30分まで。観覧券の発売も午後4時30分で終わります。
休館日は月曜日と第3金曜日です。月曜が祝日・休日なら開けて直後の平日を休み、第3金曜が祝日・休日なら第4金曜日に休みます。年末年始は12月29日から1月3日まで休館です。
開館日カレンダーで秋から冬を見ると、第3金曜の休館は11月20日と12月18日。11月は23日の月曜に開いて24日の火曜に休みます。年末は12月29日から休館が続き、2027年1月4日の月曜も休館日です。
天候による休館もあります。午前7時30分の時点で名古屋市内に暴風(雪)特別警報か暴風(雪)警報が出ていれば、終日休館です。
秋から冬の催し
企画展「服のウラガワ、お店します」は2026年10月31日から11月15日まで。特別展「氷河期展」は2026年11月28日から2027年2月23日までで、会場は理工館地下2階のFUJIイベントホールです。当日の入場料は一般2,000円、大学生1,000円、高校生と小中学生は500円で、未就学児は無料。常設展示室では無料の小中学生にも、この特別展は料金がかかります。前売券は11月27日の午後11時59分まで売っていて、一般1,800円、大学生800円、高校生と小中学生300円です。同じ券でプラネタリウムを除く常設展示室も見られます。
伏見駅からの行き方
地下鉄東山線・鶴舞線の伏見駅で降り、4・5番出口から南へ徒歩5分です。遠くから来るときはJR、名鉄、近鉄などで名古屋駅まで来て、名古屋駅から伏見駅までは地下鉄東山線の藤が丘行きで1駅です。
バスなら、市バスは広小路伏見で降りて南へ徒歩5分、名鉄バスは白川公園前で降りて北へ徒歩5分です。SRT(連節バス)は広小路本町から南へ徒歩9分かかります。住所は名古屋市中区栄二丁目17番1号。
交通案内に載っている近くの駐車場は若宮大通公園白川前とタイムズ白川公園で、どちらも科学館専用の駐車場ではありません。車いす用の駐車場は4台で、予約は受け付けていません。
食事の場所とロッカー
カフェレストランは年内の開店に向けて調整中で、新しい店の開店日は追って知らされます。お弁当を持って行くなら休憩室を使い、席は生命館1階に170席、理工館3階に84席、理工館7階に96席あります。館内で飲食できるのは休憩室とレストランだけです。
コインロッカーは無料のコインリターン式で、理工館1階に小が130個、生命館1階に中が18個と大が16個。ベビールームは理工館3階にあり、授乳とおむつ替えに使えます。女性専用なので、調乳用のお湯が要る男性は理工館1階の総務課の事務室へ行きます。ベビーカーの貸し出しと預かりはしていません。再入場にも観覧券が要るので、券は最後まで持っておきます。
編集部の考え
2026年10月1日の改定で、一般は展示室とプラネタリウムで1,000円、展示室のみで500円になりました。改定のお知らせには「子どもから大人まで、科学の楽しさや学びに触れられる科学館を目指してまいります」とあり、新しい料金表でも中学生以下は展示室もプラネタリウムも無料です。沿革には、中学生以下の常設展観覧料無料化が館の歩みの一つとして載っています。親子で出かけると、料金がかかるのは高校生以上の分だけです。プラネタリウムの券はコンビニでは買えず、当日の窓口なら投影開始の5分前まで、前もってならクレジットカード決済のオンライン観覧券で買います。