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trip-jp博覧会からミュージアム、寺社仏閣まで 横浜花博 2027 開幕まで 162日

記念艦「三笠」の観覧料と行き方

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本文の価格・時刻・日程は2026年9月26日時点の公式発表に基づきます。予約の直前に各公式サイトで最新情報を確認してください。

横須賀・三笠公園に係留された記念艦「三笠」の全景。3本の煙突と2本のマスト、主砲、舷梯の「記念艦みかさ」の看板、見学者が写る
三笠公園に保存されている記念艦「三笠」 写真: Moroboshi(CC BY-SA 3.0、Wikimedia Commons)

記念艦「三笠」の中央ホールには、見学した人が感想や要望を書き込むノートが置いてあります。公式サイトに載っているその一部に、前部主砲のサビが気になるので塗り替えてほしい、「国の誇りがサビサビだと悲しいです」という書き込みがあります。その下に、短い返事が添えられています。「大変失礼しました。保存整備に努めます。三笠保存会」。

返事を書いた三笠保存会は、国の委託を受けてこの艦を管理している公益財団法人です。その仕事は、「明治の先達の気概と比類のない献身について多くの人々に語り継ぐため」に日々努めることです。横須賀の三笠公園に係留された艦には舷梯を上がって入ることができ、上甲板の主砲や最上艦橋から中甲板の展示室まで、公式の目安で30分から60分の順路があります。

募金で元の姿に戻った艦

「三笠」は英国ヴィッカース造船所に発注された戦艦で、明治35年(1902)3月に竣工し、横須賀に回航されました。明治38年(1905)5月27日・28日の日本海海戦では、東郷平八郎司令長官が乗る連合艦隊の旗艦としてバルチック艦隊と戦っています。大正15年(1926)11月12日に保存記念式典が開かれ、艦首を皇居に向けて今の場所に固定されました。

白黒の写真。海に浮かぶ戦艦「三笠」を横から写したもので、2本のマストのあいだに煙突が並び、煙が上がっている
日本海海戦の前の1905年2月初めの「三笠」。Commons の説明では呉で撮った写真写真: 作者不明(パブリックドメイン、Wikimedia Commons)

公式サイトの沿革は、戦後の荒れた時期も書いています。艦橋や大砲、煙突、マストなど上甲板の構造物が撤去され、その跡に水族館やダンスホールが置かれました。やがて客足が遠のき、手入れされないまま「錆まみれの哀れな鉄屑同然」になった、という書き方です。昭和30年(1955)、英国の貿易商ルービン氏がその様子を嘆いてジャパンタイムスに投稿し、それが反響を呼んで、昭和33年(1958)11月に三笠保存会が再興されました。内外の募金1億6千万円と国の予算9千8百万円で復元工事が行われ、昭和36年(1961)5月27日に復元記念式が開かれています。

2026年は保存100周年にあたり、7月14日には日本船舶海洋工学会の「ふね遺産」に認定されました。保存会は100周年に向けて資料の提供を募り、集まった資料を5月27日から12月27日まで艦内で展示しています。横須賀の子ども向けの催しも続けていて、2026年の第63回「三笠」船の模型コンクールは横須賀在住・在学の小学生が対象でした。10月25日(日)の13時30分から15時30分には、小学生などを対象にした「子供たちプラモデル教室」を「三笠」で開きます。

日露戦争の時代を描いた長編小説に、司馬遼太郎の『坂の上の雲』があります。『坂の上の雲(一)』PRは Audible の朗読でも聴けます。

見学できる場所

見学できるのは上甲板と艦橋、そして中甲板です。上甲板には30センチの前部主砲と後部主砲、左右の8cm砲、15cm副砲の操法展示、無線電信室、主錨、艦首飾りがあります。艦橋は最上艦橋と司令塔、操舵室まで上がれます。公式サイトは最上艦橋を、東郷連合艦隊司令長官が指揮を執った場所として紹介しています。

白い壁の丸い部屋の床に置かれた木と真鍮の舵輪。まわりを真鍮の丸い計器の台が囲む
「三笠」の艦内に展示された舵輪と計器(2024年5月撮影)写真: Syced(CC0、Wikimedia Commons)

中甲板には中央展示室と第1・第2ビデオ室があります。艦内では「三笠紹介ビデオ」を繰り返し上映していて、最初に見ると艦内の展示がより深く分かります。中甲板の左舷通路には常設展「「三笠」秘蔵 連合艦隊 模型コレクション」があり、日露戦争時・太平洋戦争時・海上自衛隊の艦船模型を285隻以上並べています。模型を見て自分でも組んでみたくなったら、楽天市場の三笠のプラモデルの一覧PRとAmazonの検索結果PRで縮尺と値段の幅を見られます。

土日祝にはボランティアガイドが無料で艦内を案内します。開始は10時10分で、以後は毎正時。最終回は10月〜4月が15時、5月〜9月が16時で、所要時間は約50分です。公式サイトに載ったノートの書き込みには、「ガイドさんの気迫有る説明に臨場感がありました」というものもあります。

観覧料

観覧料は2026年10月1日(木)に改定されました(公式サイトの9月2日のお知らせ)。今の料金は次のとおりです。

観覧料
個人一般800円、割引・優待700円(シニア、高校生、優待者など)、小・中学生200円、障がい者300円(介護者2人まで)、未就学児無料
団体(有料の観覧者20名以上)一般だけに適用され、1人700円

9月30日までは一般600円、65歳以上500円、高校生300円で、小・中学生は無料でした。

シニアと高校生は「割引・優待」の700円です(来艦のご案内の料金表)。入艦のとき、年齢や障害の証明を求められる場合があり、小学3年生以下は保護者の同伴が必要です。

団体割引は有料の観覧者が20名以上のとき、一般の料金だけに当たります。公式の例では、一般15名と中学生5名の計20名なら一般700円・中学生200円、一般10名と高校生10名なら全員700円です。学校の遠足や修学旅行で先生が引率する場合、先生は生徒と同じ料金で、中学生15名と先生2名なら全員200円、高校生15名と先生1名なら全員700円です。観覧券は三笠売店の自動券売機で買います。三笠公園のリニューアル工事に伴い、売店は当分の間、仮設店舗に移っています。

三笠保存会の会員になると、会員証の提示で「三笠」を無料で観覧できます。個人の通常会員は年額2千円です。

観覧時間は4月〜9月が9:00〜17:30、3月と10月が9:00〜17:00、11月〜2月が9:00〜16:30で、入艦はいずれも閉艦の30分前までです。休艦日は12月28日から31日まで。年末の4日間だけで、月曜などの定休はありません。

横須賀中央駅からの行き方

京急の横須賀中央駅で降りて徒歩15分です。JR横須賀駅からは[中央1]三笠循環バスで「三笠公園」バス停、ほかの路線バスなら「大滝町」バス停で降りて徒歩7分。タクシーならJR横須賀駅から所要時間約10分、料金約1,000円と公式サイトは案内しています。

車は横浜横須賀道路の横須賀インターチェンジから本町山中道路の終点、国道16号線を経て、三笠公園入り口を左折します。駐車場は、公式サイトの2つのページで書き方が違います。「来艦のご案内」は、三笠公園に駐車場はなく近くの駐車場を使うようにとし、横須賀市役所前公園の地下にある「ぴぽ320駐車場」なら、三笠入口で駐車券を見せると200円の駐車割引券がもらえるとしています。一方「所在地及びアクセス」は、小型車の駐車場として三笠公園駐車場と三笠駐車場(どちらも有料)を挙げています。公園はリニューアル工事中(横須賀市の案内では2027年4月の再開予定)ですが、市の公園のページによると、公園の駐車場は普通車の機械式有料33台分が使え、3〜11月は7時30分〜21時30分、12〜2月は8時30分〜20時30分、料金は最初の1時間まで420円、以後30分ごとに210円で、2時間を超えると1時間ごとに100円が加わります。バイクと大型車は停められません。大型バスは「いちご よこすかポートマーケット」の駐車場を予約します(有料)。

同じく中に入って見学できる船として、横浜には日本郵船氷川丸と帆船日本丸があります。

車椅子・ロッカー・撮影・団体の予約

貸出用の車椅子が2台あります。中甲板はスロープがあり、車椅子で見学できます。上甲板と艦橋を車椅子で見られるかは、公式サイトに案内がありません。トイレは艦内にあり、身障者用トイレは公園入口にあります。介助犬と一緒に入艦できます。無料のコインロッカーは第1ビデオ室にあります。

艦内の撮影は、他の見学者の迷惑にならない範囲で可能です。三笠公園内と「三笠」艦上でのドローンの飛行と撮影は禁止です。

団体の予約は公式サイトのフォームか、FAX(046-822-9822)で申し込みます。観覧券は当日、三笠売店で代表者が受け取ります。予約した団体に限り、艦内でのケータリングによる「カレー昼食」も申し込めます。

編集部の考え

ノートへの返事の「保存整備に努めます」は短い一文です。ただ、公式サイトは戦後に艦が「錆まみれ」になった時期まで書き残していて、この返事はその時期を知る団体の答えです。保存会は日露戦争の意義を自分たちの立場から強い言葉で書いていて、その評価は読む人によって分かれると思います。それでも、1902年に竣工した戦艦の舷梯を今も上がれて、艦橋や主砲を間近に見られるのは、手入れを続けてきた人たちがいるからです。

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