今宮戎神社の十日戎は、1月9日の宵戎、10日の本戎、11日の残り戎の3日間です。南海高野線の今宮戎駅なら、降りて東へすぐ。大阪メトロ御堂筋線の大国町駅からは3番出口を出て東へ徒歩約8分と、神社の公式サイトが案内しています。
3日間の呼び名
今宮戎神社の年間行事表では、9日が例大祭「十日戎・宵えびす」、10日が例大祭「十日戎・本えびす」、11日が例大祭「十日戎・残えびす」です。本戎には赤飯・鰤の味噌蒸し・あわびの塩物など調理した神饌が供えられ、神饌所では早朝3時ごろから火打石で起こした火で調理する、と神社は説明しています。
電車での行き方
神社の公式の案内による最寄り駅は次のとおりです。
| 路線・駅 | 道のり |
|---|---|
| 南海高野線 今宮戎駅 | 降りて東へすぐ |
| 大阪メトロ御堂筋線 大国町駅(3番出口) | 東へ徒歩約8分 |
| 大阪メトロ堺筋線 恵美須町駅(5番出口) | 西へ徒歩約8分 |
| 阪堺線 恵美須町駅 | 西へ徒歩約5分 |
| JR大阪環状線 新今宮駅 | 北へ徒歩約10分(または南海高野線に乗り換えて今宮戎駅下車) |
車の場合は阪神高速道路なんば出口から約5分です。境内北側、阪神高速の高架下から入って西側に駐車場がありますが、利用できるのは参拝時間のみで、1月・7月・11月(土日)・12月は使えません。大型バス専用駐車場はなく、十日戎の期間中とその前後は神社周辺で交通規制が行われる、と神社は案内しています。
南海と大阪メトロ、阪堺線の駅と運賃
南海の公式駅情報によると、今宮戎駅に停車する電車は高野線の各駅停車です。南海の公式路線図でも、なんば駅の隣が今宮戎駅で、なんば駅から1駅です。

大阪メトロの公式駅ガイドによると、御堂筋線の大国町駅はなんば駅から1駅、天王寺駅から2駅(動物園前駅を挟む)、梅田駅から5駅です。堺筋線の恵美須町駅は、動物園前駅(大国町駅の隣で御堂筋線と接続)の隣駅で、日本橋駅の隣駅でもあります。大阪メトロ全線と大阪シティバスが1日乗り放題の「エンジョイエコカード」は、大人820円(土日祝620円)・小児310円です。
阪堺電気軌道の沿革によると、阪堺線は恵美須町と浜寺駅前を結ぶ路線で、恵美須町〜大小路間が1911年(明治44年)12月に開通したのが始まりでした。運賃は全区間均一で、1回乗車は大人240円・小児120円です。
東海道新幹線の新大阪駅からは、大阪メトロ御堂筋線に1本乗れば、なんば駅を経て乗り換えなしで大国町駅まで着きます。
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福笹と吉兆、宝恵駕行列
神社は、笹は孟宗竹の枝で、群がって生えるいわゆる笹ではないと説明しています。青々とした葉を保ち続ける竹の生命力に神秘性を感じ、神事に用いてきたのが由来だといいます。笹に結ぶ縁起物は「吉兆」または「小宝」と呼ばれ、あわびのし・銭叺・銭袋・末広・小判・丁銀・大福帳・烏帽子・臼・打ち出の小槌・米俵・鯛をひとまとめにしたもの。野の産物・山の産物・海の産物を表す、と神社は説明しています。

大阪ミナミの芸妓衆が駕籠で神社へ参詣したのが起源と伝わる「宝恵駕行列」も、十日戎の期間に行われる行事の一つです。明治・大正・昭和前期には100挺もの駕が繰り出したと神社は伝えています。9日の宵戎には、大阪木津市場の人々が大鯛(雌雄一対)を奉納する「献鯛行事」もあります。江戸時代に雑喉場魚市場が大鯛を奉納したのが吉例になり、いまはその流れを継ぐ木津市場の人々が続けている、と神社は説明しています。
「商売繁昌じゃ笹もってこい」の掛け声とともに、多くの参拝者が3日間で神社を訪れます。
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祈祷とお守りの時間
2026年(令和8年)の十日戎では、福笹の授与は3日間とも7時から翌1時まで、福娘による奉仕は9時から21時でした。祈祷は予約を受け付けておらず、来た人から順番に行う方式です。10日だけは7時から9時の間、十日戎の神事のため祈祷を受けられませんでした。おみくじは9時から23時、お守りと御朱印は9時から22時。参拝そのものは十日戎期間中24時間可能で、12日午前1時に完全に閉門します。
由緒
今宮戎神社の由緒によると、創建は推古天皇の御代(西暦600年ごろ)と伝わり、聖徳太子が四天王寺を建立する際、西方の守護神として祀られたのが始まりとされます。かつて境内の近くまで海が迫り、平安中期には朝廷へ鮮魚を献上していたと神社は説明しています。海辺の物資が集まる土地に「市」が立つようになると、その守り神として戎様が祀られるようになり、室町時代以降は大阪の商人の信仰を集めました。江戸元禄期には、十日戎の神事が今日とほぼ同じ形になった、と神社は伝えています。

編集部の考え
今宮戎神社へは、南海の今宮戎駅が目の前ですが、大阪メトロの大国町駅・恵美須町駅、阪堺線の恵美須町駅、JRの新今宮駅からも徒歩5〜10分で着きます。今宮戎駅に人が集まりやすい時間でも、隣の路線に回る手があります。
もう一つの特徴は、祈祷に予約がないことです。2026年は7時から翌1時まで、来た順に受け付けていました。本戎(10日)の朝だけは神事の関係で9時からになるので、早朝に着いても9時までは祈祷を待つことになります。2026年の案内では、十日戎の期間は24時間参拝でき、完全に閉門するのは12日の午前1時でした。福笹の授与も翌1時まで。仕事のあとの夜に回る、という行き方ができます。
受付時間は神社の案内で
その年の福笹・祈祷の時間や交通規制は、今宮戎神社のよくあるご質問と公式サイトの新着情報で確認できます。ほかの初詣・十日戎の記事は祭り歳時記と初詣・厄除けと寺社めぐりにまとめています。えびす宮の総本社、西宮神社の十日えびすは西宮神社の十日えびすと開門神事に書きました。
2027 年の受付時間は、まだ出ていない
- 2027年(令和9年)の十日戎の受付時間
- 2027年の福娘(現在募集中。例年11月下旬から12月初旬に決定)