名古屋を朝いちばんに出る特急ひだ1号が高山に着くのは10時16分で、からくり奉納が2026年まで始まっていた10時を過ぎています。からくりは2024年から2026年まで両日とも10時と14時に始まる予定で案内され、2027年の時刻はまだ発表されていませんが、同じなら14時の回に合わせることになります。14日の夜祭を見るなら18時の動き出しに、名古屋14時48分発(高山17時13分着)が間に合います。
4月14日・15日の行事と2026年の時刻
春の高山祭(山王祭)は、旧高山城下町の南半分の氏神である日枝神社の例祭です。日付は曜日にかかわらず毎年同じで、高山屋台保存会も高山市も4月14日・15日と案内しています。ただ、2027年の各行事の時刻はまだ発表されていません。
からくり奉納の10時と14時は、2024年の市の発表、2025年の旅ガイドの日程、2026年の県の発表のどれにも載っていました。ほかの行事は年によって動きます。14日の御巡幸(神輿を中心にした祭行列)の始まりは、2024年は13時、2026年は12時45分でした。夜祭の終わりの予定は2025年が21時、2026年が20時30分で、14日の曳き揃えも2025年は16時まで、2026年は15時頃までの予定でした。どれも予定の時刻で、2025年は雨で夜祭などが実際には中止になっています(「雨の日は延期しない」の節)。
2026年の例(岐阜県観光企画課の2026年4月10日の発表から)は次のとおりです。
| 行事 | 4月14日 | 4月15日 | 場所 |
|---|---|---|---|
| 屋台曳き揃え | 9時30分〜15時頃 | 9時30分〜16時頃 | 上二之町ほか |
| からくり奉納 | 10時〜10時50分、14時〜14時50分 | 10時〜10時50分、14時〜14時50分 | 陣屋前交差点 |
| 御巡幸 | 12時45分〜16時 | 12時30分〜15時30分 | 祭区域各所 |
| 夜祭 | 18時〜20時30分 | ― | 陣屋前交差点から本町、安川通り、上一之町 |
からくり奉納は陣屋前交差点で
からくりを見せるのは、三番叟・石橋台・龍神台の3台です。場所は本町1丁目の陣屋前交差点の路上で、屋台は中橋のたもとの御旅所へ正面を向けて人形を操ります。2026年の市の観光サイトの案内では、1回は約50分でした。
演目は屋台ごとに違います。市の文化財課の解説では、三番叟は25条の細綱で童形の人形が翁の面をかぶって舞い、石橋台は美女が狂い獅子に変わってまた元の姿に戻ります。龍神台は32条の糸で操られ、壺の中から龍神が紙吹雪をあげて現れます。綱方と呼ばれる人たちが、数十本の綱を引いて動かします。
見るのは立ち見です。2026年の県の発表は、健康に不安のある人には YouTube のライブ配信を見るよう呼びかけ、混み具合によって観覧場所への立ち入りを制限することがあるとしていました。
夜祭は14日の夜
夜祭は14日の夜です。2026年の市の観光サイトの案内では、18時に中橋の近くから動き出しました。屋台はそれぞれ約100個の提灯を灯して町を巡り、順道場を過ぎると曳き別れ歌「高い山」を歌いながら、それぞれの屋台蔵へ帰っていきます。2026年の県の発表では、15日は屋台がもう一度曳き揃えられたあと、神輿が神社へ還るのに合わせて曳き別れとなり、祭りが終わります。2026年は、中橋を16時から18時まで通行止めにすると案内されていました。
2025年の旅ガイドの Q&A は、夜祭の始まりと終わりの地点や鍛冶橋交差点の近くは混むので避け、屋台が巡るルート沿いで見るよう勧めていました。夜道は暗く、蓋のない側溝がある所もあるので、足元に気を付けてください。
高山駅へは特急ひだで
祭りの舞台に近いのは JR 高山駅です。日枝神社の案内では、高山駅から宮川に架かる赤い中橋まで約6分(歩いてかどうかは書かれていません)、中橋から神社までは徒歩約10分です。からくりの陣屋前交差点は、この中橋のたもとの御旅所の前です。
2026年10月23日に表示された時刻表では、ひだ1号の名古屋発は7時43分です。14時のからくりには、名古屋9時39分発(高山12時14分着)や10時48分発(13時12分着)も間に合います。富山からは、7時58分発のひだ6号が高山に9時28分に着きます。どれも祭りの日に限らない通常の時刻で、2027年4月の時刻がこれと同じかはまだ分かりません。
帰りは、同じ時刻表で名古屋へ向かう最後のひだが高山18時48分発(名古屋21時03分着)で、夜祭の途中に出ることになります。2026年は臨時のひだが計画され、ひだ98号は4月14日の運転で高山20時51分発、名古屋23時32分着でした。行きの臨時のひだ81号も14日・15日が運転日で、名古屋10時18分発、高山13時00分着でした。2027年の臨時列車はまだ発表されていません。夜祭を見てその日のうちに名古屋へ戻れるかは、こうした臨時の便が出るかどうかで決まり、出なければ泊まる宿が要ります。
JR東海が特急ひだを全席指定席にする2026年度の期間は、ゴールデンウィークが4月24日から5月6日で、祭りの2日間は入っていませんでした。2027年度の期間はまだ発表されていません。指定席特急券は乗る日の1か月前の同じ日の10時に発売されます。
雨の日は延期しない
雨のときは各行事が縮小か中止になり、別の日に延ばすことはありません。どうするかは当日に決まり、前もっては知らされません。2025年は雨で14日の夜祭が中止になり、15日も曳き揃えと御巡幸が中止、からくりは各屋台蔵での観覧に切り替わりました。2025年の旅ガイドの Q&A は、雨の日のからくり奉納が、回数を減らす、各屋台蔵の屋根下で時間をそろえて行う、中止のどれかになることがあるとしていました。
当日の変更は、これまで観光公式サイト「飛騨高山旅ガイド」と、その Facebook・Instagram・X で知らされてきました。ただ、高山市の2026年10月23日のお知らせでは、このサイトは止まっていて、再開の時期は未定です。
春に曳き出される12台の屋台
市の文化財課の解説では、春の山王祭に曳き出される屋台は12台で、どれも国の重要有形民俗文化財に指定されています。ただ、その年に出る台数は修理で減ることがあり、2024年は1台が修理中で11台でした。2027年に何台出るかは発表されていません。
からくりの3台と神楽台は、両日とも陣屋前に並びます。ほかの屋台が並ぶ通りは年で入れ替わり、2024年は14日が神明町通り、15日がさんまち通りなどでしたが、2026年は14日がさんまち通り側、15日が神明町通り側でした。2027年の並びは当日の案内で確かめてください。
秋の高山祭との違い
秋の高山祭は櫻山八幡宮の例祭(八幡祭)で、毎年10月9日・10日です。春とは神社も町の地域も屋台も違い、秋の屋台は11台です。祭りの日以外に実物の屋台を見られるのは櫻山八幡宮の高山祭屋台会館ですが、そこで常に展示しているのは秋の八幡祭の屋台です。春秋の「高山祭の屋台行事」は1979年2月3日に国の重要無形民俗文化財に指定され、2016年には「山・鉾・屋台行事」の一つとしてユネスコの無形文化遺産に記載されました。