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万博記念公園の太陽の塔とEXPO'70パビリオン:内部公開の予約と回り方

本文の価格・時刻・日程は2026年9月13日時点の公式発表に基づきます。予約の直前に各公式サイトで最新情報を確認してください。

万博記念公園のEXPO'70パビリオンの正面。ガラス張りの1階と、上に載るコンクリートの箱、屋上の鉄骨の塔
旧鉄鋼館を活用したEXPO'70パビリオン(2011年9月撮影) 写真: Kirakirameister(CC BY-SA 3.0、Wikimedia Commons)

万博記念公園には、1970年の日本万国博覧会(大阪万博)のときの建物に、今も入れる場所が2か所あります。太陽の塔の内部と、旧鉄鋼館を活用したEXPO’70パビリオンです。公園の開園時間や大阪モノレールでの行き方は、万博の跡地を鉄道でたずねる記事に書きました。ここでは、太陽の塔の予約の取り方と、2つの施設の回り方を掘り下げます。

GREEN×EXPO 2027(横浜花博)は、2027年3月19日から9月26日まで、横浜市瀬谷区・旭区で開かれます。主催はGREEN×EXPO協会(公益社団法人2027年国際園芸博覧会協会)です。

1. 早見表

施設時間料金休み予約
太陽の塔(内部観覧)観覧は1回約30分。入館手続きは予約時刻の20分前まで大人720円・小中学生310円(別途、自然文化園・日本庭園の共通入園料が必要)個別の記載なし(公園の休園日は入館不可)要(太陽の塔公式サイトで前日までに予約。空きがあれば当日券もあり)
EXPO’70パビリオン10:00〜17:00(入館16:30まで)一般500円・中学生以下は保護者同伴で無料毎週水曜(祝日の場合は直後の平日)・年末年始(4/1〜5/2、10・11月は無休)不要
自然文化園9:30〜17:00(入園16:30まで)大人450円・中学生以下無料毎週水曜・年末年始(4/1〜5/2、10・11月は無休)不要
日本庭園自然文化園と共通自然文化園と共通の入園料に含む自然文化園と共通不要

料金・時間は2026年9月時点、各公式サイトによります。

2. 太陽の塔 ―― 内部を予約して入る

1970年当時、太陽の塔はテーマ館の中心でした。万博記念公園の公式サイトによると、テーマ館は地上・地下・空中の3層にわたる展示空間で、博覧会のテーマ「人類の進歩と調和」を表現していました。高さ約70メートルの塔は大屋根を貫いてそびえ、内部には高さ約41メートルの「生命の樹」があり、アメーバなどの原生生物から恐竜、人類に至るまでの進化を表す292体の生物模型が取り付けられていました。テーマ館の来場者は約920万人でした。閉幕後は原則非公開でしたが、復元・再生を経て2018年3月に内部公開が始まりました。

内部観覧は太陽の塔オフィシャルサイトでの事前予約制です。メールアドレス・氏名・電話番号・パスワードを登録し、メール認証を済ませてから、観覧日と人数を選びます。予約は手続き日から4か月先まで先着順で取れます。クレジットカード決済の場合、予約後のキャンセルはできませんが、入館日前日の正午までなら1回に限り日程の変更ができます(初回予約から120日以内)。観覧時間は1回約30分で、入館手続きは予約時刻の20分前までに済ませます。一般の予約は19人まで、20人以上は団体予約です。予約に空きがあれば、当日でも受付窓口で現金払いの当日券が出ます(10:00〜16:30)。公式サイトは、確実に観覧するなら前日までの予約を勧めています。

生命の樹ゾーンは、高さ30メートルまで6フロアを5つの階段(145段)で上りながら鑑賞します。エレベーターも使えますが、その場合は3フロアだけの鑑賞になります。館内で撮影できるのは1階の展示物だけで、フラッシュ・三脚・自撮り棒は禁止です。飲食もできません。大きな荷物は公園内のコインロッカーに預けます。4歳未満の子どもを抱いての階段の利用はできず、ベビーカーの持ち込みもできません。中学生以下は保護者の同伴が必要です。

3. EXPO’70パビリオン ―― 旧鉄鋼館を今に伝える

EXPO’70パビリオンは、1970年万博当時の出展施設「鉄鋼館」を活用した施設です。設計は建築家の前川國男で、当時のテーマは「鉄の歌」、建物自体が楽器になるという発想が特徴でした。2010年3月13日、博覧会の記念館としてオープンしました。

本館には約2,000平方メートルの展示スペースに約3,000点の展示品があり、15のテーマに分かれています。目玉は「スペースシアター」で、1970年当時の最新技術を集めたホールでした。1,008個のスピーカーから流れる音楽とレーザー光線によるショーが人気だったと公式サイトは紹介しています。

2023年には別館を増設し、太陽の塔の頂部にあった「黄金の顔」の展示や、映像で当時の様子を見られるゾーンを新設して、同年8月11日から一般公開しています。入館料は一般500円、中学生以下は保護者同伴で無料です。開館時間は10:00〜17:00(入館16:30まで)、休館日は公園と同じ毎週水曜と年末年始で、予約は不要です。

4. 公園に残る、ほかの博覧会の痕跡

会場の中心だったお祭り広場は、公式サイトによると、開閉会式や各国のナショナルデー・スペシャルデーなど、国際色豊かな催しが連日開かれた場所でした。今はフリーマーケットなどのイベント会場になっています。広場の一角には、当時お祭り広場と太陽の塔を覆っていた巨大な大屋根の一部を、柱を短くして残した「大屋根モニュメント」があります。設計は建築家の丹下健三、構造設計は坪井善勝・川口衛でした。

2026年7月17日、国の文化審議会は、大屋根モニュメントとEXPO’70パビリオン(旧鉄鋼館)、大阪日本民芸館、平和の鐘、夢の池の5件を、国登録有形文化財(建造物)に登録するよう文部科学大臣に答申しました。平和の鐘は、ニューヨークの国連本部にある鐘の姉妹鐘で、1970年万博で国連館に展示された後に公園へ寄贈され、2017年にEXPO’70パビリオンの前に移設されました。夢の池は彫刻家イサム・ノグチが手がけた現代彫刻と噴水の作品群です。大阪日本民芸館は、閉幕後の保存・活用が開幕前から決まっていた数少ないパビリオンの一つです。

日本庭園も1970年万博の政府出展施設として、日本の造園技術を集めて造られました。近代建築のパビリオンが立ち並ぶ会場の中で、緑の憩いの場という役割を果たしていました。2024年10月11日には国登録記念物(名勝地関係)に登録されています。今は自然文化園と共通の入園料・時間で入れます。

5. 万博記念公園駅からの歩き方

最寄り駅は大阪モノレールの万博記念公園駅です。公式サイトによると、駅から北へ徒歩約5分で中央口に着き、太陽の塔とEXPO’70パビリオンのある文化施設ゾーンまでは、中央口を経由して徒歩約15分です。新大阪駅からは、地下鉄御堂筋線(北大阪急行電鉄との相互直通運転)で千里中央駅まで行き、大阪モノレールに乗り換えて万博記念公園駅で降ります。

6. 編集部の考え

1970年の万博記念公園は、会場の中心にあった太陽の塔という一つのシンボルを残し、その周りに公園を整備する形をとりました。お祭り広場の大屋根も、モニュメントとして一部だけを小さく残しています。横浜花博の会場、旧上瀬谷通信施設は違う形になると思います。横浜市によると、敷地は「農業振興地区」「観光・賑わい地区」「物流地区」「防災・公園地区」の4地区に分かれ、花博の会場は防災・公園地区にあたります。単体のシンボルではなく、災害時の防災拠点を兼ねた公園として整備される計画で、隣の観光・賑わい地区には民間のテーマパークができる計画もあります。単体の建物を残す1970年型と、跡地を機能ごとに分けて使う横浜型は、同じ「跡地」でもたどる道が違うと思います。

よくある質問

太陽の塔の内部観覧はどうやって予約しますか。

太陽の塔オフィシャルサイトで事前に登録・予約します。予約は手続き日から4か月先まで先着順で取れます。観覧時間は1回約30分で、入館手続きは予約時刻の20分前までに済ませます。一般の予約は19人まで、20人以上は団体予約になります。

予約なしで太陽の塔に入れますか。

予約に空きがあれば、当日でも受付窓口で現金払いの当日券が出ます(10:00〜16:30)。ただし空き状況は電子掲示板で確認する仕組みで、確実に観覧するには前日までの予約が必要です。

EXPO'70パビリオンは1970年当時の建物ですか。

万博記念公園の公式サイトによると、1970年万博当時の出展施設「鉄鋼館」を活用し、2010年3月13日に博覧会の記念館としてオープンしました。2023年には別館を増設し、太陽の塔の頂部にあった「黄金の顔」の展示などを新設しています。

万博記念公園には太陽の塔とEXPO'70パビリオン以外にも当時の痕跡がありますか。

お祭り広場に残る大屋根モニュメント、平和の鐘、夢の池、大阪日本民芸館、日本庭園があります。このうち大屋根モニュメント・EXPO'70パビリオン・大阪日本民芸館・平和の鐘・夢の池の5件は、2026年7月17日に国登録有形文化財(建造物)への登録が答申されました。

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