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trip-jp博覧会からミュージアム、寺社仏閣まで 横浜花博 2027 開幕まで 164日

横浜市民防災センターの体験ツアーと予約

本文の価格・時刻・日程は2026年9月26日時点の公式発表に基づきます。予約の直前に各公式サイトで最新情報を確認してください。

横浜市神奈川区にある横浜市民防災センターの建物外観。手前に沢渡中央公園が写る。
横浜市民防災センター(横浜市神奈川区沢渡) 写真: 与謝野鋼管(CC0、Wikimedia Commons)

「横浜市内の居住割合のうち、約6割以上がマンション等への共同住宅に住んでいます」。横浜市民防災センターは、大和ハウス工業との取り組みを紹介する文をこの一文で書き出しています。2024年4月1日に2階にできた「ダイワハウス presents マンション防災考えるーム」は、その数字を受けて作られた部屋です。マンションの一室を再現していて、ベランダの避難ハッチを開けて避難はしごを降りる手順や蹴破り戸を体験できるほか、4人家族が1週間に必要な備えの量も一目で分かるようにしてあります。

センターは横浜駅西口から歩いて10分、神奈川区沢渡にあります。入館は無料で、ガイドが付く体験ツアーと体験プログラムも無料です。

体験して学ぶ防災の施設

センターは自分のことを、「楽しく学んでしっかり備える」をキャッチフレーズにした「横浜市唯一の体験型防災学習施設」だと説明しています。体験を通して学んでほしいこととして挙げているのは「自助・共助の大切さ」です。自治会や小学校、企業の社員研修で毎年多くの人が訪れ、大きな防災イベントも年に数回開いています。

その一つが、2026年12月12日(土)の10時から15時まで、センターと隣の沢渡中央公園で開く「防災パーク2026~遊んで学べる!防災スポーツフェスタ~」です。お知らせは「こどもも大人も、防災を学ぶきっかけを作りませんか?」と呼びかけていて、消防車両の展示、はしご車の搭乗体験(当日抽選)、スタンプラリーがあります。申込みは不要、入場は無料で、荒天の場合は中止です。

地震と火災のツアー

地震・火災体験ツアーは60分で、災害シアター、地震シミュレーター、火災シミュレーター、減災トレーニングルームを回ります。地震シミュレーターは最大震度7の揺れまで出せて、過去の地震や、戸建住宅と超高層ビルでの揺れ方の違いも体験できます。車いすのままでも乗れますが、安全のために複数の人での見守りや介助を頼まれることがあります。体験中は安全バーを両手で握り、スタッフが揺れを弱めたり、途中で止めたりする場合もあります。

火災シミュレーターでは、訓練用消火器での消火と、煙の中からの避難を体験します。煙は食品添加物などに使われる成分の製品ですが、体調のすぐれない人やアレルギー体質の人には、体験を控えるか、事前にかかりつけ医に相談するよう呼びかけています。減災トレーニングルームは家庭のリビングをイメージした部屋で、身を守る行動から避難までの流れを学びます。

火と煙の展示は、企業と組んで作り足されてきました。センターは、建物の火災は減っているのに電気火災の割合が増えていること、火災の死亡原因では火傷に次いで一酸化炭素中毒・窒息が多いことを挙げ、2025年度に日東工業、新コスモス電機とそれぞれ協定を結んでいます。前者からはリチウムイオンバッテリーからの出火などを扱う「日東工業presents ソーライオンと消火パトロール!」が、後者からは目に見えない一酸化炭素をアニメーションやプロジェクションマッピングで見せる「新コスモス電機presents COオバケと煙避難訓練」が生まれました。

風水害のツアー

風水害体験ツアーは、基本コースとキッズコース(推奨は小学生以上)が60分、共助コース(推奨は中学生以上)が120分です。災害シアターと減災トレーニングルームで大雨や土砂災害を疑似体験するほか、「マイ・タイムライン」と「共助想像ゲーム」があります。マイ・タイムラインは、家族構成や住む地域に合わせて、台風や大雨のときの避難行動を時系列で整理しておく計画です。共助想像ゲームでは、地図から風水害の危険を読み取り、災害の前にできる「共助」の行動を学びます。センターの言う自助と共助が、そのまま一つのツアーに並んでいます。

7種類の体験プログラム

体験プログラムは、マンション防災考えるーム(住民向けと管理組合向けのコースを選ぶ)、災害時に役立つワークショップ、コミュニケーションボード、水災害体験、避難所課題解決ゲーム、災害時要援護者体験、防災講話の7種類です。ほとんどが30分で、避難所課題解決ゲームだけ60分・中学生以上です。ワークショップでは新聞紙やゴミ袋で防災スリッパや食器を作ります。水災害体験は浸水した扉にかかる水圧や強い水流の中の歩行を体験するもので、小学生以上、毎週金・土・日曜日だけの実施です。12月・1月・2月は行いません。

予約のしかた

体験ツアーは体験希望日の6か月前から当日まで予約でき、毎時30分に始まります。人数は1人から60人までです。体験プログラムは6か月前から1週間前までで、5人以上、最大2種類まで申し込めます。

予約は予約システムか電話で受け付けています。電話は045-411-0119(市内の小学校は045-312-0119)で、開館日の9時15分から16時45分まで、日本語で受け付けます。予約システムは申し込んだ時点では完了せず、後日担当者から可否の連絡があり、数日かかることもあります。

防災ライブラリー・VR自由体験コーナーは「自由に体験できます」と案内されていますが、10歳以下の利用は断っています。ツアーに参加せず入館だけする場合に予約が要るかどうかは公式サイトに書かれておらず、未確認です。

開館日と行き方

開館は9時15分から17時00分まで。休館は毎週月曜日(祝日の場合は開館し、次の平日が休館)と、12月29日から1月3日までの年末年始です。9月18日には台風25号の接近に伴う臨時閉館の基準をお知らせに載せていて、天気が荒れそうな日はお知らせを見てから出かけると確実です。

横浜駅西口から徒歩10分、バスなら「市民防災センター前」から徒歩1分、「鶴屋町3丁目」から徒歩3分です。駐車場はなく、周辺の有料駐車場か公共交通機関を使うよう案内されています。貸切バスの団体と障害のある人の車は敷地内に止められますが、場所に限りがあるので予約時に相談します。

車いすの貸し出しは1台で、無料ですが予約はできません。授乳室はカーテンで仕切った個室が2か所あり、オムツの交換台は授乳室と1階のトイレ(男女とも)にあります。更衣室、レンタルベビーカー、託児所はありません。荷物は返金式のコインロッカーに預けられ、100円玉が1枚要ります。飲食は指定のエリアででき、ゴミは持ち帰ります。「BOSAI CAFE」にはキッズスペースがあり、知育おもちゃのサブスク「Toysub!」から提供されたおもちゃが置かれています。

撮影は写真だけで、動画は断っています。盲導犬・聴導犬・介助犬を除いてペットは入れず、預かる場所もありません。敷地を含めて全館禁煙で、飲酒後の利用もできません。かかとの高い靴は避け、動きやすい服装で来てください。体験ツアーのガイドは日本語だけで、災害シアターには英語・中国語・韓国語(ハングル)の字幕が付きます。

編集部の考え

センターの役割は防災の学習だけではありません。大規模災害で鉄道が全線止まったとき、帰宅困難者を一時的に受け入れる施設でもあり、休憩場所のほか、トイレやアルミブランケット、帰宅に関する情報も、できる範囲で用意されます。横浜駅から歩ける場所に、揺れと煙を体験して学べる部屋と、いざというときに待機できる場所が同じ建物で用意されているわけです。旅行や乗り換えで横浜駅を使う人も、場所を一度確かめておくと、いざというときに向かえます。

旅先の大雨や地震にどう備えるかは、旅先の大雨・地震で開く公式ページにまとめています。

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