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碓氷峠鉄道文化むらへ電車で行く:土日祝は廃線のトロッコで峠の湯へ上る日帰り

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碓氷峠鉄道文化むらで、乗客を乗せた赤い屋根のオープン型トロッコ列車「シェルパくん」が、青とクリーム色の電気機関車EF63形12号機の横を走る。背後は緑に覆われた山
碓氷峠鉄道文化むらのトロッコ列車「シェルパくん」と動態保存のEF63形12号機(2024年9月撮影) 写真: 快速踊り子(CC BY-SA 4.0、Wikimedia Commons)

トロッコの線路はもっとも急な所で65パーミル、後ろのディーゼル機関車が客車2両を押して峠の湯の駅まで上ります。線路は1997年に廃止された信越本線横川〜軽井沢間の下り線で、出発する碓氷峠鉄道文化むらは横川駅から歩いて約2分、高崎から普通列車で約35分です。走るのは3月〜11月の土日祝日などで、12月〜2月は運休です。

終点の近くには日帰り温泉「峠の湯」があり、トロッコの走る日なら、信越本線と園内の列車だけで鉄道と温泉を1日に組めます。高崎へ戻る途中の磯部駅で降りれば磯部温泉ですが、日帰り入浴の恵みの湯は10月中は工事で休館しています。

高崎から横川までの信越本線

東京方面からは、上越新幹線か高崎線で高崎へ出て、信越本線の横川行きに乗り換えます。途中の磯部駅までは20分で、JR信越本線の終点・横川駅から文化むらまでは約0.2kmです。

JR東日本の11月の時刻表では、高崎発の横川行きは日中おおむね1時間に1本です。普通列車の時刻は平日と土曜・休日で同じで、横川発の高崎行きも日中は1時間に1本ほどです。

トロッコ列車で峠の湯の駅まで上る

トロッコ列車は、碓氷峠鉄道文化むら駅から「とうげのゆ」駅まで線路の上を約2.6km走ります。下りは同じディーゼル機関車が先頭で客車を支えながら進み、速度が出過ぎないようにする「リターダー」という装置が付いています。途中の「まるやま駅」に停まるのは峠の湯行きだけで、文化むらへ戻る便は停まりません。

10月の時刻は、文化むら発が10:10・11:10・13:10・14:10・15:10で、とうげのゆ駅まで20分です。帰りの峠の湯発は10:40・11:40・13:40・14:40・15:40で、最終の便は文化むらに16:00に着きます。12時台の便はありません。

料金は片道が中学生以上700円・小学生400円、往復が1,200円・600円で、小学生未満は大人1名につき2名まで無料です。トロッコは園内の乗り物の扱いで、文化むらに入園(中学生以上900円、小学生500円、小学生未満は保護者が一緒なら無料)しないと乗れません。前売り券はなく、乗車券は運転日に入園ゲートで買います。定員が70名で、満員になると次の列車の案内になります。とうげのゆ駅から乗るときは、列車が着いてから車掌が売り、現金のみです。

土日祝日のほか、8月のお盆の時期は毎日走ります。10月で残る運転日は24日(土)・25日(日)・31日(土)。11月の運転日は未確認で、月ごとの運転日は文化むらの「おしらせ」に出ます。積雪の日は運休になり、冬は「まるやま駅」までの往復になる場合もあります。紅葉が文化むらの付近で始まるのは、例年10月下旬からです。

峠の湯へ行く

峠の湯は碓氷峠の森公園にある日帰り温泉で、低張性弱アルカリ性温泉です。和風大浴場「碓氷」の案内には「大浴場からは裏妙義の山々が一望でき」とあります。3時間の入館料は大人(中学生から)700円で、土日祝日は800円。小人(4歳〜小学生)は500円で、土日祝日は600円です。

トロッコの日なら、とうげのゆ駅まで乗っていけます。トロッコの無い日は、横川駅からタクシーで5分か、アプトの道を歩きます(次の節)。横川駅から峠の湯へのバスは、通常は運行していません。

JRバス関東の「めがねバス」は11月14・15・22・23・28・29日の6日間だけ走り、土休日のうち21日は旧道のイベントのため運行しません。横川駅を10:10・11:20・13:00に出て、「くつろぎの郷(峠の湯)」まで160円です。帰りは、くつろぎの郷を9:29・10:46・11:57・13:42に出る便が横川駅に着きます。午後に湯から上がるなら、戻りは歩くかタクシーです。

アプトの道で横川へ戻る

アプトの道は、アプト式の時代の線路跡を遊歩道にしたもので、横川駅から熊ノ平駅までの約6kmです。途中に国の重要文化財の旧丸山変電所があり、トンネルの照明は午前7時から午後6時まで点きます。

峠の湯から横川駅までは遊歩道で約3kmで、安中市の案内では約43分、峠の湯の案内では40分です。行きはトロッコで上り、温泉のあとは線路跡を歩いて横川へ戻る、という組み方ができます。10月の時刻なら、トロッコで戻るのは峠の湯発15:40が最終なので、湯から上がるのはその前です。11月の時刻は、運転日と一緒に文化むらの「おしらせ」で確かめてください。

園内のほかの乗り物と碓氷線の歴史

園内のコースを走る「あぷとくん」は中学生以上500円、4歳〜小学生300円で、ミニSLは300円と200円です。運転日には、入園とあぷとくん・ミニSL・トロッコ往復に1回ずつ乗れる乗り物セット券(中学生以上2,600円、小学生1,450円)があります。別々に買うより中学生以上で300円安くなります。トロッコを片道にして歩いて戻るなら、別々に買うほうが安く済みます。

碓氷線は明治26年(1893年)、アプト式で横川〜軽井沢間の鉄道が開通し、明治45年(1912年)に日本初の幹線電化区間になりました。平成9年(1997年)に長野新幹線が開通したあと、文化むらの説明では、路線を保つだけの旅客数が見込めず維持の費用もかさむことから廃線となり、旧松井田町やJR東日本の協力で文化むらが開村しました。

磯部駅で降りて磯部温泉へ

磯部温泉で日帰り入浴できる「恵みの湯」は、10月1日〜31日は浴室などの工事で臨時休館です。休館が延びていないかは、出かける前に恵みの湯のお知らせで確かめてください。

「愛妻 湯の町」「歓迎 磯部温泉」と書かれた赤い柱の看板アーチが立つ通り。両側に店や家が並び、まっすぐな道が奥へ続く
磯部温泉の入口に立つ「愛妻 湯の町」「歓迎 磯部温泉」の看板アーチ(2015年5月撮影)写真: Abasaa(パブリックドメイン、Wikimedia Commons)

磯部駅は高崎から信越本線で20分、温泉街まで徒歩5分です。日帰り入浴できるのは恵みの湯だけで、ホテルや旅館では日帰り入浴を受けていません(どちらも旅館組合の公式サイトの2025年4月時点の記述)。恵みの湯はJR磯部駅から徒歩5分で、ふだんの3時間の入館料は大人600円、子ども(4歳〜小学生)400円です。

営業時間と休み

施設営業時間休み
碓氷峠鉄道文化むら10月31日まで9:00〜17:00(入園16:30まで)、11月1日〜2月末は9:00〜16:30(入園16:00まで)毎週火曜日(8月を除く)、12月29日〜1月4日
峠の湯10:00〜21:00(最終入館20:30)毎月第2・第4火曜日(次は10月27日)、12月7日〜17日は臨時休館
恵みの湯10:00〜21:00(入館は20時まで)毎月第1・第3火曜日(祝日の場合は翌日)、12月30日〜1月1日、10月1日〜31日は臨時休館

火曜日は文化むらが休園なので、この組み方には向きません。文化むらは火曜日が祝日のときは開園し、翌平日が休みになります。峠の湯のお知らせでは、12月の休館は大浴場の空調設備の交換工事のためです。

1泊にするとき

文化むらのアクセスのページには、近くの宿として「碓日のお宿 東京屋」(文化むらから徒歩1分)と「くつろぎの郷」(碓氷峠の旧道を車で約2分)が載っています。磯部温泉の宿の問い合わせ先は、磯部観光温泉旅館協同組合です。1泊すれば、トロッコの日に文化むらと峠の湯を回り、翌日に恵みの湯が開いていれば磯部温泉へ寄る、と分けられます。

横川から軽井沢へ抜けるなら、JRバス関東の碓氷線が毎日7往復、横川駅〜軽井沢駅は34分、片道520円(小児半額)です。

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