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せいだのたまじを上野原の長寿館とびりゅう館で食べるには

伝統の100年フード · 令和6年度認定

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本文の価格・時刻・日程は2026年10月19日時点の公式発表に基づきます。予約の直前に各公式サイトで最新情報を確認してください。

透明な容器に入った、味噌だれをからめた小粒のじゃがいも5個。皮つきのまま煮詰めたせいだのたまじ
皮つきの小粒のじゃがいもを味噌で煮詰めた、上野原の郷土料理「せいだのたまじ」。撮影は2024年11月25日 写真: Takaosan fukujuso(CC BY-SA 4.0、Wikimedia Commons)

せいだのたまじは、小粒のじゃがいもを皮つきのまま味噌で煮っころがしにした、上野原市の郷土料理です。市内の棡原(ゆずりはら)地域に古くから伝わる料理で、農林水産省の「うちの郷土料理」にも項があります。今はふるさと長寿館の食堂(単品350円)と羽置の里びりゅう館のそば処(400円)の品書きにあり、上野原駅からバスで行って食堂に長くいられるのは、土休日に長寿館へ向かう朝の便です。

「たまじ」は、棡原地区や西原(さいはら)地区などで小粒のじゃがいもを呼んだ名です。上野原市の案内によると、収穫しても食べずに残ってしまう小粒の芋を無駄にせず、おいしく食べるために考えられたのが、味噌で煮詰めるこの料理でした。農林水産省の項では、年じゅう食べる料理ですが、家では皮の薄い新じゃがが出回る3月から7月にかけてよく作られるそうです。

家での作り方は、出どころで手順が違います。市のページは芋を油で炒め、長寿みそと砂糖を入れておよそ40分煮てから一晩寝かせ、翌日に煮詰めます。農林水産省の項は、皮つきのまま油で揚げてからだし汁で煮る手順です。

ふるさと長寿館とびりゅう館の品書き

上野原市が食べられる所として挙げているのは、棡原地区のふるさと長寿館と、西原地区の羽置の里びりゅう館です。どちらも、2026年10月19日に見た公式サイトの品書きに載っていました。

ふるさと長寿館の食堂では、単品メニューの欄に「たまじ」の名で350円です。品書きの前書きには、長寿の村と呼ばれた頃の食生活を再現した定食と並んでせいだのたまじの名があり、「素朴で家庭的な味をお楽しみください」とあります。持ち帰るなら、売店の物産品のページでも、せいだのたまじが最初に紹介されています。

びりゅう館では、そば処の郷土食の欄に、せいだのたまじが400円で並びます。この欄には「昔ながらのうちの味」とあり、同じ欄の煮だんごは「お休み中」でした。品書きにある料理がその日に出るかは、行く前に電話で確かめてください。2つの値段は欄も品名も違い、1皿の量が同じとは限りません。

ふるさと長寿館羽置の里 びりゅう館
住所上野原市棡原2374-1上野原市西原6931
品書き単品「たまじ」350円郷土食「せいだのたまじ」400円
時間売店9:00〜17:00、食堂10:00〜15:00(ラストオーダー14:30)9:00〜17:00(食堂は下の文)
休み第2・第4木曜(年末年始と天候で休む日あり)水曜
電話0554-67-29100554-68-2100

長寿館の木曜の休みは、2025年9月から設けたものです。びりゅう館の食堂が開く時刻は、公式サイトのページで書き方が違います。アクセスのページは11:00から(土日祝は10:30から)、そば処のページの「お食事」の欄は11:00〜15:00で、冬季は10:30〜14:30です。

店のほかに、農林水産省の項によると、スーパーマーケットの惣菜売り場や土産店でも買えます。

バスで行くとき

上野原駅南口から、富士急バスの飯尾・鶴峠・小菅の湯方面の便に乗ります。時刻表には長寿館やびりゅう館の名の停留所がないので、ここでは2026年10月1日からの時刻表の棡原局前と西原出張所の時刻で数えました。停留所から歩く時間は入っていません。

平日は、上野原駅8:50発が棡原局前に9:13、西原出張所に9:38に着きます。帰りは飯尾10:03発で、西原出張所10:10、棡原局前10:35、上野原駅11:00です。長寿館の食堂が開く10:00から帰りのバスまでは35分ほどで、停留所との行き来に歩く時間を引くと、さらに短くなります。びりゅう館は、帰りのバスが食堂の開く前に出ます。午後の便(上野原駅14:17発、12月11日まで)は棡原局前に14:40に着き、長寿館のラストオーダーの14:30を過ぎています。

土休日は、上野原駅8:40発が棡原局前に9:03に着き、帰りは棡原局前11:10発です。長寿館の食堂が開いてから帰りのバスまで70分ほどです。この8:40発は、10月3日〜12月13日は鶴峠行き、12月19日〜翌3月28日は飯尾行きとして走ります。2027年1月1日〜3日は特別ダイヤです。

車なら、びりゅう館まで中央道の上野原ICから県道18号で約30分です。

中井清太夫と「せいだ芋」

上野原せいだプラントが文化庁に出した説明には、「「せいだ芋」とは、上野原近辺でのジャガイモの別名です」とあります。名のもとは江戸時代の甲州代官、中井清太夫(なかいせいだゆう)です。上野原市の案内では、甲府代官で谷村代官も兼ねていた清太夫が九州から種芋を取り寄せ、郡内の村にじゃがいもの栽培を広めて飢饉を乗り切ったと伝えられています。住民はこの芋を『清太芋』と呼ぶようになったと言われています。

清太夫は市内の龍泉寺に芋大明神として祀られていて、申請団体の説明では、毎年4月29日の昭和の日に龍泉寺で芋大明神祭が開かれます。2027年の日程は未確認です。

この食文化は令和6年度、文化庁の100年フードの伝統の100年フード部門に「上野原せいだ芋の食文化~せいだのたまじ、せいだ芋焼酎、せいだ芋のポテトフライ~」の名で認定されました。申請者は上野原せいだプラントです。認定されたのは1皿の料理ではなく、焼酎とポテトフライまで含めた食文化です。そのせいだ芋焼酎「芋大明神」は上野原産のじゃがいもで造る本格焼酎で、ポテトフライは袋入りのスナック菓子です。ポテトフライには「せいだのたまじ味」がありますが、煮っころがしの料理とは別の品です。

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