本文へ移動
trip-jp博覧会からミュージアム、寺社仏閣まで 横浜花博 2027 開幕まで 142日

十和田バラ焼き:米軍の払い下げ肉から始まったとされる、牛バラとタマネギの鉄板焼き

未来の100年フード · 令和5年度認定

ラベルは文化庁の一覧をもとに当サイトが付けています。trip-jp.com はこの事業とも関係ありません。

広告を含みます 本記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。リンク経由で予約・購入されると、当サイトに報酬が支払われることがあります。

本文の価格・時刻・日程は2026年10月24日時点の公式発表に基づきます。予約の直前に各公式サイトで最新情報を確認してください。

コンロにかけた丸い鉄鍋で、甘辛いタレの中の牛のバラ肉と、太く切ったタマネギが煮立つように焼けている
十和田市の司バラ焼き大衆食堂のバラ焼き(2023年9月撮影) 写真: Totti(CC BY-SA 4.0、Wikimedia Commons)

「米兵用に確保されたステーキ以外の牛の部位が、安く市中に払い下げられていました」。十和田バラ焼きゼミナールの「舌校長」畑中宏之さんが、農林水産省の広報誌で語った、この料理の肉の出どころです。その肉と大量のタマネギを甘辛いタレで鉄板で焼き締めるのが十和田バラ焼きで、始まりは戦後の三沢だとされます。

牛バラとタマネギを鉄板で焼き締める

ゼミナールの説明では、標準的なバラ焼きは牛のバラ肉と大量のタマネギのみを甘辛いタレで味付けして鉄板で焼くもので、これが昔ながらの形です。今はタマネギのほかにピーマン、ニンジン、キャベツ、モヤシ、シメジが入る店があり、豚のバラ肉を使う店や、馬肉のバラ焼きを出す店もあります。

家で焼くときの話も、ゼミナールのページに出てきます。十和田の家庭では主に牛、次に豚で食べられている「模様」だそうで、タマネギを土台に、その日に余った野菜を入れて焼くといいます。市販のタレにコチュジャンなどを足す家や、家に伝わる秘伝のタレを使う家もあるようです。

三沢の屋台から十和田へ

始まりの年と場所は、資料によって書き方が違います。文化庁が地域で受け継がれてきた食文化を認定する「100年フード」で、令和5年度に未来の100年フード部門に認定されたときの文(申請者はゼミナール)には、戦後間もない頃の三沢市で生まれ、同じ文化圏の十和田市に伝わったとあります。農林水産省の広報誌aff 2022年11月号の記事は、1958(昭和33)年に米軍三沢基地の前の屋台で誕生したとされる、と年と場所まで挙げています。

その記事で話を聞かれた畑中さんは、企業組合ラビアンローズの代表理事も務めています。ゼミナールの歴史のページにも、当時の牛肉料理はすき焼きなどで庶民には高価だったが、米軍からの払い下げでバラやホルモンが安く手に入るようになった、とあります。

十和田で広まった訳として、認定の文は二つの事情を挙げます。もともと馬肉が流通していた十和田では、牛のバラ肉に違和感がなかったこと。そして戦前から市内でめん羊の飼育が大規模に行われ、家庭で羊肉に下味を付けて鉄板で焼いていたことです。そこへ入ってきたバラ焼きは、認定の文の言葉では「あっという間に」広まりました。

十和田市の司で食べる

十和田市稲生町15-41の「司バラ焼き大衆食堂」は、農林水産省の記事で、畑中さんたちが運営するバラ焼きのアンテナショップとして紹介された店です。同じ記事は、肉をうずたかく盛ってから焼く「タワー焼き」を司独自の焼き方として挙げています。2022年11月号の記事なので、今も頼めるかは店に確かめてください。電話は080-6059-8015です。

店のサイトの品書きでは、十和田バラ焼きの単品(1人前)が900円です。十和田バラ焼きランチは11:00〜14:30の品で1,000円、白まんま・汁・漬物が付きます。営業はランチが11:00〜14:30(ラストオーダー14:00)、ディナーが17:30〜22:30(ラストオーダー22:00)。定休日は月曜日で、月曜日が休日の場合は火曜日に休み、日曜日はランチだけの営業です。

七戸十和田駅と八戸駅からのバス

七戸十和田駅からは十和田観光電鉄のバスで、官庁街通(まちなか交通広場)や十和田市中央まで、便によって約33〜48分です。八戸駅西口からはJRバス東北のおいらせ号が出ていて、まちなか交通広場まで約40分です。どちらも十和田市が出している令和6年度の時刻表から読んだ所要時間で、七戸十和田駅からの便には土日祝日に運休するものがあります。今の時刻と本数は、乗る前に十和田観光電鉄とJRバス東北の時刻表で確かめてください。

市民のゼミナールが選んだ公認のタレ

タレを公認している十和田バラ焼きゼミナールは、2008年12月に発足した、市職員や会社員、大学生などでつくる市民の団体です。ゼミナールのページによると、初めは新しいメニューを作るつもりでしたが、B-1グランプリの主催者を講師に招いたとき、新しいメニューは研究に大きなお金がかかり、店に広まるまで時間もかかると話に出て、地元に元からあるものを探す方へ切り替えました。畑中さんは2022年の取材で「ないものねだりじゃなくて、あるもの探しをきちんとしましょうよ」と語っています。

ゼミナールの「十和田バラ焼きって?」のページには、公認の「十和田バラ焼きのタレ」として、ワダカンの「ベルサイユの薔華ったれ」、エバラ食品工業の「十和田バラ焼きのたれ」、十和田湖ふるさと活性化公社の「十和田バラ焼きのたれ」が並び、十和田市内各スーパー等で売っているとあります。

公認商品のページの説明では、ベルサイユの薔華ったれは十和田市のしょうゆ製造会社ワダカンとゼミナールの共同開発で、青森県産りんごと十和田産にんにくを使っています。司の品書きでも、十和田バラ焼きの欄に「ベルサイユの薔薇ったれ」の字で名前が添えてあります。エバラ食品工業のたれは醤油ベースににんにくと生姜を合わせた「ご飯がすすむ甘辛だれ」で、フライパンで焼けます。公社のタレはバラ焼き専用で、子供にも親しまれるように甘めに仕上げた、と公社の説明にあります。

公認商品のページには、公社が青森県産黒毛和牛100%のバラ肉とタマネギをタレに漬け込んだ「冷凍十和田バラ焼き」も載っています。同じページの日本ピュアフードの「十和田バラ焼き」は、ゼミナールの監修を受けて開発された品で、くし切りにした玉ねぎ2個と合わせて炒めるだけで作れます。通販の品をまとめて見るなら、十和田バラ焼きを楽天市場で探すPRと検索の結果が出ます。公認のタレは、上の商品名と製造者で見分けてください。

Kindle本のセール・キャンペーン

PR

Kindle本の購入向けの企画です。Kindle Unlimited の読み放題とは対象や条件が異なります。

掲載内容は確認日時点の案内です。対象作品や開催状況はAmazonで確認してください。

ランダムに探す 押すと読みものを 1 本選びます

メニュー

English