へぎそばは、布海苔(ふのり)という海藻をつなぎにしたそばを、へぎ(片木)という木の箱に一口ずつ束ねて盛る、十日町の料理です。十日町駅から歩いて行けるのは、東口の繁蔵 田麦そば(徒歩1分)と越後十日町 小嶋屋本店(徒歩8分)、それに道の駅クロステン十日町のつまり食堂(徒歩約10分)です。車で行く小嶋屋総本店では、へぎそばを1人前から4人前までの人前の単位で頼みます。
食べるときは一束ずつつゆに浸します。農林水産省の郷土料理のページでは、薬味のからしはつゆに溶かさず、そばの上に少量のせて食べる、という説明です。にいがた観光ナビの繁蔵 田麦そばの紹介には、練りからしをつゆに溶いて食べるのが十日町の食べ方だという話もあり、からしの使い方は資料で分かれます。
十日町駅への行き方と、歩ける店・車で行く店
東京方面からは上越新幹線で越後湯沢へ出て、北越急行ほくほく線に乗ります。北越急行の時刻表(令和8年3月14日改正)では、越後湯沢8時20分発の直江津行きが十日町に8時59分に着きます。この列車には、土休日に運休する列車に付く印がありません。
店の時間と休みは、十日町市観光協会と道の駅のページの記載を2026年10月16日に確かめたものです。表の上の3軒が駅から歩ける店、下の2軒が車で行く店です。
| 店 | 十日町駅から | 営業時間 | 休み |
|---|---|---|---|
| 繁蔵 田麦そば | 東口から徒歩1分 | 11時〜14時(LO)、17時〜19時(LO) | 月・火曜(月曜が祝日の場合は営業し、火・水曜が休み) |
| 越後十日町 小嶋屋本店 | 東口から徒歩8分 | 11時〜20時(ラストオーダー19時30分)。季節により変わる | 祝日を除く水曜日、元旦 |
| つまり食堂(クロステン1階) | 徒歩約10分 | 11時〜16時(食事は11時〜15時)。17時以降は貸切営業 | 水曜(祝日の場合は営業) |
| 小嶋屋総本店 | 5km(車で10分) | 11時〜ラストオーダー20時 | 不定休 |
| 名代生そば 由屋 | 車で15分 | 月・水・木・金は10時30分〜14時ごろ、土日祝は10時30分〜15時ごろ。曜日に関わらず早く閉める日もある | 火曜。1月〜3月は定休日のほかに毎週1回の臨時休業 |
新潟県観光協会のにいがた観光ナビでは、繁蔵 田麦そばが10時30分〜14時(13時30分LO)と17時30分〜21時(20時30分LO)、由屋が10時30分〜14時30分と16時〜18時30分LO(土・日曜、祝日は10時30分〜18時30分LO)で、どちらも表の十日町市観光協会の記載と違います。この2軒は行く日の時間を店に確かめてください。
繁蔵 田麦そばは駅通りにあります。観光協会のページには、六代目繁蔵の「おらどこのうんめえそばをみんなにくってもらいてえなあ」という言葉と、自家栽培の玄そばを使うことが載っています。にいがた観光ナビの紹介では、自家製粉したひきぐるみの粉とフノリだけで打つそばです。
小嶋屋本店は、ふのりでつないだ十割そばの店です。つまり食堂は、後で書くおみやげ館と同じクロステンの建物の1階にあり、おすすめの品書きに十日町名物【へぎそば】5合があります。5合が何人前で値段がいくらかは食堂のページにないので、頼む前に店で聞いてください。
車で行く小嶋屋総本店は中屋敷にあります。店の公式の品書きでは、へぎそばは1人前950円(税込1,045円)、2人前1,900円(税込2,090円)、3人前2,850円(税込3,135円)、4人前3,800円(税込4,180円)です(2026年10月19日に確かめた値段)。由屋は土市にあり、地元の玄そばを石臼でひき、ふのりでつないで打つ店です。由屋は、通年、予約をしないよう頼んでいる店です(十日町市観光協会のページの備考)。
駐車場は小嶋屋総本店が普通車40台、由屋が普通車25台です。車がないときは、十日町市観光協会のアクセス情報のページに十日町駅周辺のレンタカーとタクシー会社の連絡先が並んでいます。同じページには、路線バスの運行数が限られるとあります。
布海苔のつなぎはいつからか
へぎそばは、文化庁が令和4年3月3日に発表した100年フードで、近代の100年フード部門の有識者特別賞に入りました。申請した一般財団法人十日町地域地場産業振興センター(道の駅クロステン十日町を運営)の文は、へぎそばを「抜群ののど越しと、ツルツルシコシコとした食感」と書き出します。同じ文では、その食感は布海苔をつなぎに使うことで生まれたもので、長い冬の保存食だったソバの実と、冬仕事のきもの産業が出会って、へぎそばが生まれました。きものの糸の糊付けに使う布海苔をそばのつなぎにしたのが、へぎそばの誕生と言われています。
時期は資料で違います。十日町市文化観光推進協議会が国土交通省の多言語解説文データベースに出した文では、19世紀初頭に新潟の人々が、地元で手に入りやすいフノリをつなぎの代わりに使うことを考えました。道の駅クロステンのへぎそばの頁では、フノリがそばのつなぎとして使われたのは大正末期です。小嶋屋総本店は大正11年創業で、観光協会のページの店の説明では、へぎそばは初代・重太郎が当地の織物をヒントに創案したものです。協議会の文はつなぎを考えた時期、クロステンの頁はつなぎに使われた時期の書き方で、三つが同じ出来事を指すかは資料からは決められません。
クロステンで買う
クロステン1階の越後妻有おみやげ館には、十日町のへぎそばなどの麺類の売り場があります。営業は9時〜18時で、冬期間(11月〜3月)は17時30分まで。定休は毎月第2水曜で、8月は無休です。十日町駅からクロステンまでは徒歩約10分で、つまり食堂と同じ建物です。道の駅にはオンラインショップ クロステン十日町もあります。
買うときは、乾麺か生麺か、布海苔のつなぎか、つゆ付きかを袋の表示で見て選んでください。行く前に品の形を見ておくなら、楽天市場でへぎそばを探すPRと一覧が出ます。