本文へ移動
trip-jp博覧会からミュージアム、寺社仏閣まで 横浜花博 2027 開幕まで 138日

栃木のしもつかれ:家ごとに違う初午の行事食と、店に並ぶ時期・通販

伝統の100年フード · 令和3年度認定 郷土料理百選

ラベルは文化庁・農林水産省の一覧をもとに当サイトが付けています。trip-jp.com はどの事業とも関係ありません。

広告を含みます 本記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。リンク経由で予約・購入されると、当サイトに報酬が支払われることがあります。

本文の価格・時刻・日程は2026年10月19日時点の公式発表に基づきます。予約の直前に各公式サイトで最新情報を確認してください。

三角屋根のガラス張りの正面に「栃木駅 北口」の看板が掲げられた、JR両毛線・東武日光線の栃木駅の駅舎と手前のロータリー
栃木駅北口。かねふくストア(栃木市旭町)は、しもつかれジャパンの販売店の地図に一年中しもつかれを売る店として載っている 写真: 七厩拓(CC BY-SA 4.0、Wikimedia Commons)。撮影 2024-08-06

しもつかれは、栃木の家庭で作られてきた初午の行事食です。よく知られた形は、正月の塩鮭の頭と節分の大豆を、鬼おろしで粗くおろした大根・人参、油揚げ、酒粕と合わせて煮るものですが、塩鮭の頭を使わない地域も、酒粕を使わない地域もあり、材料も味付けも家ごとに違います。

しもつかれジャパンの販売店の地図では、店にいちばん多く並ぶのは1月中旬から初午(2027年は2月8日)のころまでです。それより前の季節なら、かねふくストア(栃木市)が一年中売っていて、大栗商店(宇都宮市)は夏場以外は作っているそうです。通販は2件で、季節を問わず買える品として地図が挙げるのは瓶詰めのほうです。

買える店と時期

売り場は、しもつかれブランド会議が運営するしもつかれジャパンの「しもつかれが買える店・食べられる店」で探せます。2026年10月17日更新の地図で、宇都宮市・県南・県西・県東・県北・東京に分けた販売店・飲食店70か所(うち食べられる店18か所)と、ネットショップ2件が載っています。情報は2026年10月時点のもので、出かける前に店へ確かめるよう添えてあります。

よく並ぶ場所は、道の駅、農産物直売所、地元のスーパー、鮮魚店、お惣菜店です。

売り場場所地図にある時期・品
道の駅・直売所・スーパー・鮮魚店など栃木県内1月中旬から初午のころ
かねふくストア栃木市旭町店内で作るしもつかれを一年中
大栗商店宇都宮市大谷町夏場以外は作っているそう
とちまるショップ オンライン通販宇都宮市の大関商店のしもつかれ、350g×5袋、冷蔵(クール便)、賞味期限は製造日から90日
かけるギョーザ WEBショップ通販瓶詰めのご飯にかけるしもつかれ、4個セット。季節を問わず買える

県外では、東京スカイツリータウン・ソラマチにある栃木県のアンテナショップ、とちまるショップが地図に載っていますが、時期によるので確認を、と添えてあります。

大関商店のしもつかれは、クセをおさえて食べやすく仕上げたもの。ご飯にかけるしもつかれは栃木県産のヤシオマスを使った瓶詰めです。地図にない作り手の品を見るなら、楽天市場でしもつかれを探すPRと一覧で見られます。検索結果は地図に載る品の一覧ではないので、作り手と中身を見て選んでください。

店で食べるなら、地図で食べられる店の印がついた18か所から探します。たわら寿(大田原市)は1月中旬から3月初旬にお通しで、赤城亭(栃木市)はランチのオードブルで出しています。どちらもいつもあるとは限らず、地図は季節や日によって置いていないこともあるとして、電話してから行くよう案内しています。予約できる店もあります。

鮭の頭と鬼おろしの大根

しもつかれジャパンの説明では、材料の多くは冬のあいだに残ったものです。塩鮭の頭は正月の残り、炒り大豆は節分にまいた福豆。大根と人参は、竹の粗い歯がついた鬼おろしでざくざくとおろします。しもつかれブランド会議が文化庁の100年フードに申請した文では、これを鮭の頭、大豆、油揚げなどと柔らかくなるまで煮て、酒粕を入れてさらに煮込みます。

味付けは塩鮭の塩気が中心で、しょうゆ・塩・砂糖・酢で整えますが、酢を入れるか、酒粕をどれだけ入れるかは地域や家でさまざまです。栃木県が映像に記録した家庭には、塩鮭の頭を日本酒で煮込む家も、大豆とおろした大根・人参を酢に漬け込む家もあります。

初午の供えと作る日

初午は2月最初の午の日で、稲荷神社の縁日です。しもつかれジャパンのページでは、この日にしもつかれを作り、赤飯と一緒に藁で作ったわらつとに入れてお稲荷様へ供えます。願うのは無病息災です。

作る日の説明は、資料によって違います。農林水産省の「うちの郷土料理」では、2月初午の前日に作り、初午に供えて食べていたもので、近年はそれに限らず冬になると家庭で作られます。栃木県の食文化ストーリーには、地域によっては「初午前には作るな」と伝えられ、初午より後に作るときは初午のしもつかれを残しておいて種にする、とあります。

由来と作り手のいま

由来には諸説があります。しもつかれブランド会議が申請した文では、平安・鎌倉時代に都で食べられていた、炒った大豆に酢をかけただけの酢むつかり(すむつかり)が起源で、江戸時代中期、天明の飢饉の頃(1781-1789)に稲荷神社に供えた時に今の形になったとも言われています。

しもつかれジャパンと栃木県の食文化ストーリーがともに最も古い記録とみるのは、鎌倉時代初期の説話集『宇治拾遺物語』などに出てくる、近江の郡司が慈恵大師をもてなすために炒った大豆にゆず酢をかけたすむつかりです。江戸時代後期の『嬉遊笑覧』などには、大根おろしと大豆を酒粕と煮る作り方が出てきます。江戸時代中期に今の形になったという申請の文とは別に、しもつかれジャパンは、塩鮭の頭が材料に加わるのは明治時代以降とみています。

文化庁の100年フードの一覧には、令和3年度の伝統部門としてしもつかれが載っていて、申請者はしもつかれブランド会議です。そのメンバーで菓子工房こぶし代表の川村葉子さんが、菓子ブランド[渡守 -TOS-]を紹介するしもつかれジャパンのページに書いた文には、大変さや味を理由に「作る家庭が減っていっています」とあります。

Kindle本のセール・キャンペーン

PR

Kindle本の購入向けの企画です。Kindle Unlimited の読み放題とは対象や条件が異なります。

掲載内容は確認日時点の案内です。対象作品や開催状況はAmazonで確認してください。

ランダムに探す 押すと読みものを 1 本選びます

メニュー

English