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trip-jp博覧会からミュージアム、寺社仏閣まで 横浜花博 2027 開幕まで 138日

大阪市立美術館の料金と行き方:企画展示500円、天王寺駅から北西へ約400m

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青空の下に立つ大阪市立美術館の正面外観。中央に入口の石段と三つの扉があり、左右に広がる白っぽい壁の建物の向こう右手に高層ビルが見える。
天王寺公園内に立つ大阪市立美術館の正面(2025年8月27日撮影) 写真: Adece033090(CC BY 4.0、Wikimedia Commons)

大阪市立美術館は1936年5月1日、天王寺公園の中に開館しました。館長の内藤栄が館の紹介に寄せた文には、その日について「当館には1点のコレクションもありませんでした」とあります。初めの常設展示は、寺社や個人のコレクターから預かった作品で成り立っていたそうです。そこから「コレクションの多くは市民からの寄附によって増え」、いまは国宝1件、重要文化財54件を含む約8,700件になりました。館長の文では、とりわけ中国の書画と彫刻を世界的なコレクションに挙げています。寺社や個人から作品を預かる形も今日まで続いていて、企画展示には館蔵品と並んで、社寺などから寄託された作品も出ます。

国の博物館が大阪に置かれなかったため、大阪市は文化財を守って見せる博物館と、市民が作品を見て発表する美術館を兼ねた施設を考えました。構想が練られたのは1920年で、委員には森鷗外もいました。敷地はもともと住友家の本邸があった所で、美術館を建てることを条件に、庭園の慶沢園と一緒に大阪市へ寄贈されています。開館90周年にあたるのが、今年2026年です。

2年5ヶ月の改修を終えて

館は2025年3月、2年5ヶ月にわたる大規模改修工事を終えてリニューアルオープンしました。建物は地上3階・地下2階で、2015年には登録有形文化財(建造物)になっています。

同じ館長の文には、改修で内装を一新し、「中央ホールを無料ゾーンとし」たとあります。1階の中央ホールなどの無料エリアには観覧券なしで入れて、写真も撮れます。ただし一脚・三脚・自撮り棒・ジンバルは使えません。地下1階のミュージアムショップと1階のカフェも券なしで使えますが、展覧会によっては使えない場合があります。

企画展示の料金

企画展示は一般500円、高大生200円で、20名以上の団体は一般400円、高大生160円です。中学生以下、障がい者手帳などを持つ人(介護者1名を含む)、大阪市内在住の65歳以上は無料。65歳以上の人は、敬老優待乗車証や運転免許証など住所と年齢がわかるものを見せます。

慶沢園との共通券は一般600円、高大生300円です。美術館500円と慶沢園300円を別々に払うと一般800円なので、200円安くなります。共通券は当日だけ有効で、団体料金はありません。

いま開いている企画展示は「東アジアの金工品」「明末清初 景徳鎮のやきもの」「アジアの彫刻」で、会期はどれも10月9日から12月20日まで。その次は「ベトナムと海のやきもの ―青い文様の陶磁にみる海上交易―」が2027年1月9日から4月11日まで開かれる予定です。

特別展「躍動する明代の書」

12月20日までの特別展は「躍動する明代の書-台北・何創時(かそうじ)コレクションの至宝」です。台北の何創時書法芸術基金会が集めた明代中期から明末清初の書から、日本初公開の作品を多く含む82件が並びます。基金会は1995年に台北で何国慶が設立した財団で、明・清時代の書を中心に集めてきました。会期中の展示替えはなく、予約制ではありません。

観覧料は一般2,000円、高大生1,200円、小中生500円。20名以上の団体は一般1,800円、高大生1,000円、小中生300円です。同じ額の前売券は10月8日で販売を終えています。未就学児と、障がい者手帳などを持つ人(介護者1名を含む)は無料(要証明)ですが、企画展示と違って大阪市内在住の65歳以上の方も一般料金が必要です。

この特別展の券があれば、観覧した当日のうちに企画展示も見られます。当日券は美術館のエントランスで、開館日の9時30分から16時30分まで売っています。プレイガイドでも12月20日の16時まで買えます。

会期中は、主任学芸員の弓野隆之が話すレクチャーが10月17日と11月7日の14時から、1階の「じゃおりうむ」で開かれます。参加は無料で申し込みも要りませんが、当日の特別展の券が要り、定員は先着100名です。11月21日と22日には、毎日書道会の書家が2階南側展示室で筆をふるう席上揮毫会があり、これも当日の特別展の券を見せれば見られます。

次の特別展は「円山応挙 リアルの先へ 空間革命」で、会期は2027年2月6日から4月4日までです。

開館時間と休館日

開館は9時30分から17時までで、入館は16時30分まで。休館日は月曜日で、月曜が祝日なら開館して翌平日が休みになります。特別展の会期中は10月12日と11月23日の祝日の月曜が開館日で、翌日の10月13日と11月24日が休館日です。年末年始は12月28日から1月4日まで休みますが、年によって変わる場合があります。

展示室の中の撮影は、一部の作品を除いて禁止です。撮れる作品でもフラッシュは使えず、動画撮影は禁止。展示室への再入場もできません。

天王寺駅からの行き方

美術館は天王寺公園の中にあり、最寄り駅から北西へ約400mです。最寄り駅は次のとおりです。

  • Osaka Metro 御堂筋線 天王寺駅(西改札)
  • Osaka Metro 谷町線 天王寺駅(15・16・17号出口)
  • JR 天王寺駅(中央口改札)
  • 近鉄南大阪線 大阪阿部野橋駅(西改札口)
  • 阪堺電気軌道上町線 天王寺駅前駅
  • 大阪シティバス あべの橋停留所

谷町線のエレベーターは、南改札を出て16号出口を出た突きあたりにあります。公式サイトの交通アクセスのページには、駅ごとの行き方と、車いすやベビーカーでエレベーターを使う行き方が別々に載っています。

専用の駐車場と駐輪場はありません。車で行くときは天王寺公園地下駐車場に止め、北1番出口から地上に上がって遊歩道を西へ進みます。

ロッカー・車いす・カフェ

大きな荷物は展示室に持ち込めないので、地下2階、地下1階エントランス、1階にある100円返却式のロッカーに預けます。長い傘も館内に持ち込めず、傘立てを使います。

車いすは地下1階エントランスで借りられますが、数に限りがあります。シニアカー(ハンドル型電動車椅子)は館内に入れません。ベビーカーの貸し出しはなく、持ち込んだベビーカーのまま見られます。地下1階にはベビーケアルームがあり、各階のトイレにベビーベッドか介助用ベッドがあります。

館内で飲食できるのはカフェだけです。1階中央ホール、地下1階エントランス、地下2階ホールでは、ふた付きの容器で水分をとれます。1階のカフェ「ENFUSE(エンフューズ) 大阪」は9時30分から19時までで、慶沢園を望むテラス席があります。地下1階のショップは館蔵品をモチーフにしたグッズや図録を扱い、9時30分から17時まで開いています。

慶沢園は天王寺公園の中にある林泉回遊式の庭園です。北東に築山があり、その麓に大滝が落ち、池のほとりに四阿が立っています。園内に茶室「長生庵」があります。

編集部の考え

12月20日までは、特別展の一般2,000円の券で、明代の書82件と、東アジアの金工品・景徳鎮のやきもの・アジアの彫刻の企画展示を同じ日に見られます。企画展示だけなら一般500円で、大阪市内在住の65歳以上は無料ですが、特別展にはこの無料がありません。券を買わずに入れるのは、改修で無料ゾーンになった1階の中央ホールと、ショップ、カフェです。

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