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楢葉町のマミーすいとん:トルシエ監督が名付けたすいとんの由来と食べられる所

未来の100年フード · 令和6年度認定

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福島県楢葉町の道の駅ならはの外観。2階建ての建物の中央にガラス張りの塔があり、手前の駐車場に車が並ぶ
道の駅ならは(撮影は2011年2月。2019年4月25日に温泉・フードコート・売店を再開する前の姿) 写真: Altomarina(CC BY-SA 3.0、Wikimedia Commons)

マミーすいとんは、福島県楢葉町のすいとんです。具はごぼう、しいたけ、にんじん、ねぎ、鶏肉の5つで、鶏肉とごぼうの出汁にしょうゆで味を付けます。名前を付けたのは、Jヴィレッジで合宿したサッカー日本代表の監督だったフィリップ・トルシエ氏です。文化庁が、地域で世代を超えて受け継がれてきた食文化を認定する「100年フード」の令和6年度の認定で、マミーすいとんは未来の100年フード部門に入りました。申請したのは楢葉町観光協会です。

トルシエ監督が名付けた

Jヴィレッジは、楢葉町と広野町にまたがるサッカーのナショナルトレーニングセンターです。楢葉町観光協会が文化庁に出した認定の文では、ここでサッカー日本代表が合宿をしたとき、地元の郷土食としてすいとんが振る舞われました。そのすいとんを食べた当時の監督のトルシエ氏が「これはマミー(おばあちゃん)の味だ」と気に入り、楢葉町のすいとんにマミーの名が付きました。

町の観光のページでは、Jヴィレッジに日本代表が合宿に来たとき、トルシエ氏が故郷のおばあちゃんを思い出す味だと言ったことが名前の由来です。福島県が2020年1月に載せた6秒の動画の紹介にも「食べると力がつく家庭料理として地元で昔から親しまれてきた」とあります。

認定の文によると、今は地元の女性によるならはすいとん研究会が伝統の味を受け継ぎ、すいとん粉と味の決め手のタレを入れたレトルトのすいとんキットも土産になっています。

ならはすいとん研究会の作り方

楢葉町の地域活動拠点施設まざらっせは、2024年6月に研究会から教わった作り方を載せています。総合グラウンド多目的運動場のリニューアルオープンの催しで、研究会がマミーすいとんを作ったときのものです。すいとんの粉に水を入れてこね、ひとつ11〜12gの大きさにして熱湯で煮ます。ぷるぷるになったら水に取って冷やし、鶏肉、ごぼう、にんじん、しいたけ、長ネギを煮込んだしょうゆ味のつゆに入れて仕上げます。同じ年の10月26日には、まざらっせでマミーすいとんをつくる会も開かれました。

楢葉町観光協会の事務局は、2021年度から一般社団法人ならはみらいが受託し、マミーすいとんの商品開発を進めてきました。2025年4月からは事務局が楢葉町振興公社に移っています。2026年4月発行の散策マップでは、振興公社の渡邉瑞希さんがマミーすいとんを「たった5つの材料が美味しさを決める昔ながらの素朴なすいとん」と紹介しています。

避難指示の解除から道の駅の再開まで

楢葉町は2011年3月11日の東日本大震災と原発事故で、全町民約8,000人が避難しました。避難指示が解かれたのは2015年9月5日で、2026年3月31日の時点で4,436人が町に暮らしています。道の駅ならはは2001年6月に福島県で7番目の道の駅として開き、震災後は双葉署の臨時庁舎に使われ、2019年4月25日に約8年1か月ぶりに温泉とフードコートと売店を再開しました。常磐線は2020年3月に全線で再び通っています。

道の駅ならはのフードコート

道の駅ならはは国道6号沿いの楢葉町山田岡大堤入22-1にあり、本館1階のフードコートにマミーすいとん定食があります。800円(税込)です。フードコートは土日祝が11:00〜20:00(ラストオーダー19:30)、平日は11:00〜14:30と16:30〜19:00。物産館は9:00〜18:00です。定休日は、道の駅の施設情報では年中無休、2026年4月の散策マップでは年中無休(年2回休館日あり)です。

散策マップは、マミーすいとんを買う所に道の駅ならはを挙げています。認定の文にあるレトルトのすいとんキットを店頭で買えるかは未確認です。食べる所としては、道の駅のほかに天神岬スポーツ公園のレストラン岬(11:00〜14:00、ラストオーダー13:30)が同じマップに載っています。レストラン岬の献立にマミーすいとんがあるかは、公園の公式サイトでは未確認です。

Jヴィレッジのレストラン アルパインローズ

Jヴィレッジのレストラン アルパインローズのランチメニューには、マミーすいとんの単品があります。2〜3人前で550円(税込)。海鮮丼2,580円、Jヴィレッジ特製唐揚げ御膳1,380円、Jヴィレッジ特製ソースカツ丼1,650円(いずれも税込)にもマミーすいとんが付きます。メニューの説明では、楢葉町で昔から親しまれてきたすいとんをトルシエ氏が故郷のおばあちゃんの味と評した、とあります。ランチは平日11:30〜14:00(ラストオーダー13:30)、土日祝11:00〜14:30(ラストオーダー14:00)です。

団体向けの予約制の昼食には、2026年9月1日から11月30日まで秋の松花堂弁当(1,980円税込)があり、献立の例にマミーすいとんが入っています。利用日の5日前までに電話で予約します。

常磐線の3つの駅

楢葉町の駅は、JR常磐線の木戸駅、Jヴィレッジ駅、竜田駅です。Jヴィレッジへは、Jヴィレッジ駅から徒歩5分と公式のアクセス案内にあります。東京駅からJヴィレッジ駅までは乗り換えを含めて約2時間45分、仙台駅からは約2時間30分です。道の駅ならはの公式は、国道6号の信号のある交差点から入る車の道順を案内しています。散策マップには町内のタクシーとレンタサイクルの一覧があります。

昼の普通列車は間隔が開きます。JR東日本の駅の時刻表では、Jヴィレッジ駅の原ノ町方面は平日9:54の次が12:43、その次が15:48です。いわき方面は9:36の次が12:50、その次が15:00。土曜・休日も同じ時刻です。昼に食べて戻るなら、先にこの間隔を見ておきます。

編集部の考え

マミーすいとんは、Jヴィレッジで合宿したサッカー日本代表に振る舞われた楢葉町のすいとんで、当時の監督フィリップ・トルシエ氏がおばあちゃんの味だと気に入って名前が付き、具はごぼう・しいたけ・にんじん・ねぎ・鶏肉の5つで、令和6年度に未来の100年フードに認定されました。味は地元の女性のならはすいとん研究会が受け継いでいて、すいとん粉とタレの入ったレトルトキットが土産になっています。2024年6月には研究会が、総合グラウンド多目的運動場のリニューアルオープンの催しでマミーすいとんを作り、まざらっせに作り方を伝えました。道の駅ならはのフードコートでは定食が800円、Jヴィレッジのアルパインローズでは単品が550円で、どちらも税込です。

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