横浜花博のシャトルバスが出る 4 駅のひとつ、東急田園都市線の南町田グランベリーパーク駅は、日光への入口にもなります。田園都市線の電車は渋谷から東京メトロ半蔵門線に入り、押上から東武スカイツリーラインへ直通するので、久喜行き・南栗橋行きに乗れば北千住まで座ったままです。北千住からは東武の特急「スペーシアX」で東武日光・鬼怒川温泉へ。花博の翌日に日光へ足を伸ばす人向けに、直通の仕組みと、スペーシアX の座席 6 種類・料金・予約の仕方を、東武と東急の公式ページで 2026年9月時点に確かめた範囲で書きます。花博の行き方全体は会場アクセスのまとめにあります。
1. 南町田から北千住まで、乗り換えなし
東急の記録では、田園都市線は 2003年3月19日に東京メトロ半蔵門線・東武伊勢崎線・日光線と相互直通運転を始め、中央林間から南栗橋・久喜までが 1 本につながりました。南町田グランベリーパーク駅には急行・準急・各駅停車が停まります。
直通列車は押上から東武スカイツリーラインに入り、曳舟・北千住を通って東武動物公園方面へ向かいます。スペーシアX は北千住に停まるので、南町田から久喜行きか南栗橋行きに乗り、北千住で特急に乗り換えるのが手順として一番少なくて済みます。
押上で降りて、とうきょうスカイツリー駅から乗る手もあります。東武のとうきょうスカイツリー駅は東京メトロ線・都営地下鉄線・京成線への乗り換え駅で、スペーシアX の停車駅でもあります。ただし別の駅へ移る分、同じ列車で北千住まで行くより手間が増えます。
2. スペーシアX の停車駅と本数
停車駅は、浅草・とうきょうスカイツリー・北千住・春日部・栃木・新鹿沼・下今市と、そこから分かれる東武日光、東武ワールドスクウェア・鬼怒川温泉です。本数は下り 11 本(定期 9 本+臨時 2 本)、上り 11 本(定期 10 本+臨時 1 本)で、運行カレンダーが東武の特設サイトに月ごとに出ています。
3. 座席は 6 種類
| 座席 | 号車 | 定員・特徴 |
|---|---|---|
| コックピットスイート | 6 号車 | 1 室最大 7 名。個室は 11 平方メートルで私鉄特急最大。前方と側面の窓から展望が広がる。「走るスイートルーム」がコンセプト |
| コックピットラウンジ | 1 号車 | 4 人・2 人・1 人掛けのソファ席。日光金谷ホテルなどをモチーフにした空間。車内カフェもここにある |
| プレミアムシート | 2 号車 | 2 列と 1 列。電動リクライニング、可動式の枕、バックシェル構造 |
| スタンダードシート | 3・4・5 号車 | 1 席ごとの窓、コンセント、前席背面と肘掛け脇のテーブル |
| ボックスシート | 5 号車 | 横幅約 80cm の向かい合わせ 2 席。パーティションで囲んだ半個室 |
| コンパートメント | 6 号車 | コの字型ソファと折りたたみ式ワイドテーブル。江戸の色「四十八茶百鼠」をモチーフにした配色 |

4. 料金の仕組み
料金は「運賃+特急料金」が基本で、プレミアムシートは特急料金が割増、特別座席(スイート・ラウンジ・コンパートメント・ボックス)は「運賃+スタンダードシートの特急料金+特別座席料金」です。特急料金は通常期・繁忙期・閑散期で変わります。東武の料金表(画像)から、北千住発の主な区間を拾いました。浅草・とうきょうスカイツリー発も同じ特急料金です。
| 区間 | スタンダードシート特急料金(通常期/繁忙期/閑散期) | プレミアムシート特急料金(同) | 運賃 |
|---|---|---|---|
| 北千住〜東武日光 | 1,940円/2,140円/1,740円 | 2,520円/2,720円/2,320円 | 1,400円 |
| 北千住〜鬼怒川温泉 | 1,940円/2,140円/1,740円 | 2,520円/2,720円/2,320円 | 1,400円 |
| 北千住〜下今市 | 1,940円/2,140円/1,740円 | 2,520円/2,720円/2,320円 | 1,400円 |
特別座席料金は 1 室(または 1 席)あたりで、コックピットスイート(定員 7 名)18,000円、コンパートメント(定員 4 名)8,000円、ボックスシート(定員 2 名)400円、コックピットラウンジは 1 人用 500円・2 人用 1,000円・4 人用 2,000円です。東武の計算例では、北千住〜鬼怒川温泉をコックピットラウンジ(1 人用)で使うと、運賃 1,400円+特急料金 1,940円+座席料金 500円で 3,840円です。こどもの運賃と料金は大人の半額(10 円未満は切り上げ)です。
コックピットスイートを 4 人で使う場合は、18,000円を人数で割った 4,500円に、1 人あたりの運賃 1,400円と特急料金 1,940円(通常期)を足して、1 人 7,840円が目安になります。
5. 予約は「トブチケ!」で
東武のインターネット予約「トブチケ!」は会員登録なしでも使え、支払いはクレジットカードだけです。乗車日の 1 か月前の午前 9 時から発売で、購入は発車 3 分前まで。スペーシアX の特別座席(スイート・ラウンジ・コンパートメント・ボックス)も買えます。乗るときは購入完了メールなどから購入履歴の画面を開いて見せる形で、乗車券は別に買います。変更は手数料なしで何度でもできますが、乗車日の変更は 1 回だけです。払いもどしは 1 席 100円の手数料で、特別座席は別の手数料がかかります。
駅の窓口・券売機、東武トップツアーズなどの旅行会社でも買えます。海外からの人向けには「TOBU Japan Trip Tickets」があります。
編集部の考え
南町田を起点にすると、花博と日光が「乗り換え 1 回」でつながるのが面白いと思います。渋谷や浅草へ出る必要がなく、直通列車に座っていれば北千住です。スペーシアX は座席の種類が多いので、大人 2 人ならプレミアムシート、家族 4 人ならコンパートメント(1 室 8,000円を 4 人で割ると 1 人 2,000円)、7 人まで集まるならスイートというように、人数で決めるのが分かりやすいと思います。1 か月前の朝 9 時に売り出されるので、花博の来場日時予約を取った日に、日光の分も続けて押さえるのがよさそうです。
