大阪難波発・近鉄名古屋発とも、平日は毎時0分発。これが近鉄の名阪特急「ひのとり」のダイヤの基本形です。運賃・特急料金・ひのとり特別車両料金の合計は、レギュラー車両4,990円、プレミアム車両5,690円(近鉄公式、おとな1名・片道)で、レギュラー車両も含めて全席にバックシェルを備えます。近鉄公式サイトで確かめたダイヤ・料金・座席・きっぷの買い方を、東海道新幹線との違いとあわせて書きます。
大阪難波・近鉄名古屋とも毎時0分発、所要2時間5分台〜12分台
近鉄公式の運行ダイヤによると、大阪難波発・近鉄名古屋発とも、停車駅の少ない名阪特急はすべてひのとりで運行し、平日は毎時0分発が基本です。平日の大阪難波発は7:00から21:00まで毎時0分に加えて20:20発があり、片道16本。近鉄名古屋発は7:00から21:00まで毎時0分に加えて7:17発があり、片道16本です。土休日はどちらも増発があり、片道23本まで増えます。毎時30分台に走る名阪特急は「アーバンライナー」で、ひのとりとは別の車両です。
近鉄公式の名阪特急時刻表(令和8年3月14日変更)で、ひのとりの発車・到着時刻を確かめました。平日の例では、大阪難波7:00発は近鉄名古屋9:12着(所要2時間12分)、8:00発は10:08着(同2時間8分)、16:00発は18:09着(同2時間9分)です。列車によって停車駅が津駅のみの列車と、鶴橋・大和八木・津に停まる列車があり、所要時間は2時間5分台から2時間12分台の間で動きます。
全席バックシェル、プレミアム車両は前後間隔130cm
近鉄公式によると、レギュラー車両を含む全席にバックシェルを採用しています。後ろの座席を気にせずリクライニングできる構造です。
| プレミアム車両 | レギュラー車両 | |
|---|---|---|
| 座席配置 | 3列 | 2列+2列 |
| 座席の前後間隔 | 130cm | 116cm |
| 素材・機能 | 本革、電動リクライニング、電動レッグレスト、読書灯、シートヒーター、大型テーブル | 布張り、高さ調整機能付きフットレスト、スライド式背面テーブル |
| 共通の設備 | コンセント、バックシェル、高さ・角度調整機能付きヘッドレスト | 同左 |
プレミアム車両は床を高くしたハイデッカー構造で、横揺れを低減する電動式フルアクティブサスペンションも備えます。レギュラー車両の前後間隔116cmは、近鉄のレギュラー座席のなかで最も広い設計です(近鉄公式)。


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料金はレギュラー車両4,990円、プレミアム車両5,690円
大阪難波〜近鉄名古屋の運賃・特急料金・ひのとり特別車両料金の合計(近鉄公式、おとな1名・片道)です。
| 車両 | 運賃 | 特急料金 | ひのとり特別車両料金 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| レギュラー車両 | 2,860円 | 1,930円 | 200円 | 4,990円 |
| プレミアム車両 | 2,860円 | 1,930円 | 900円 | 5,690円 |
こどもの運賃・料金はおとなの半額(10円単位に切り上げ)です。編成は6両編成と8両編成があり、近鉄のニュースリリースによると6両編成の定員は239人、8両編成はレギュラー車両を2両加えた定員327人です。
デッキにコーヒーサーバーと無料ロッカー、喫煙室は廃止
近鉄公式によると、両車両のデッキ部に大型荷物を収納できる無料ロッカーを設置しています。カフェスポットでは挽きたてのコーヒーが飲めるコーヒーサーバーを用意し、お菓子やグッズの販売機もあります。デッキにはベンチスペースもあり、電話をかけるときなどに使えます。車内は無料Wi-Fiが使え、雑誌・書籍の要約読み放題サービスも無料です。近鉄公式によると、2024年3月1日から特急列車内の喫煙室はすべて廃止されました。ひのとりも例外ではありません。

きっぷは1か月前10時30分から、平日は4,180円のデジタルきっぷも
近鉄公式のよくある質問によると、特急券は窓口・インターネットとも、乗車日1か月前(前月の同じ日)の午前10時30分から発売します。購入経路は近鉄駅の特急券窓口と、近鉄特急チケットレスサービス(インターネット)です。近鉄公式によると、チケットレスサービスは会員登録すると購入金額の10%がポイント還元され、たまったポイントは特急券に交換できます。会員登録をしない場合も、クレジットカードまたはPayPayでチケットレス購入ができます。
近鉄公式では「名阪“得”急デジタルきっぷ(平日限定)」を発売しています(2026年9月15日〜12月17日発売、前売限定)。大阪難波・近鉄名古屋発それぞれの片道乗車券と、対象列車の特急券引換券がセットで4,180円(おとな用のみ)。対象は、ひのとりレギュラー車両の大阪難波発・近鉄名古屋発とも10:00・11:00・12:00・13:00・14:00・15:00・16:00発の7本で、利用できるのは2026年10月5日〜12月18日の平日(土休日は利用不可)です。ひのとりのプレミアム車両は対象外です。通常のレギュラー車両合計4,990円と比べると810円安くなります。
東海道新幹線とは発着駅が違う
ひのとりの発着駅は大阪難波・近鉄名古屋で、どちらも街の中心部の駅です。一方、東海道新幹線は名古屋駅・新大阪駅の間を走り、大阪難波駅とは別の駅になります。JR東海公式のきっぷのルールによると、新幹線の特急料金は駅間ごとに決まっており、区間ごとの運賃・料金はJR東海公式のアクセス検索で確認する形です。指定席特急料金は時期によって上下し、最繁忙期は通常期より400円増し、繁忙期は200円増し、閑散期は200円引きになります(JR東海公式)。当サイトは2026年9月19日時点で、名古屋〜新大阪間の運賃・料金を一覧にした公式ページを見つけられませんでした。
新横浜から乗り継ぐ人、大阪から名古屋へ戻る人
新横浜方面から来て名古屋でひのとりに乗り継ぐ場合、東海道新幹線で名古屋駅まで行き、近鉄名古屋駅へ移動します。近鉄公式の駅構内図(2026年8月1日現在)によると、近鉄名古屋駅のホームからJR連絡改札口を経てJR新幹線改札口までは9分(段差なく乗り換えられるルートで12分)です。
大阪から名古屋へ戻る場合は、大阪難波駅から乗るひのとりが選べます。大阪難波発は平日毎時0分発が基本なので、名古屋方面のJR在来線・新幹線への乗り継ぎ時刻から逆算して、近鉄名古屋駅での乗り換え時間(上記の連絡改札口の所要時分)を見込んでおくと予定が立てやすくなります。
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編集部の考え
大阪難波と近鉄名古屋という、どちらも街なかの駅どうしを結ぶのがひのとりの特徴だと思います。東海道新幹線の名古屋駅・新大阪駅とは違う場所にある分、乗換の回数で比べるより、自分の出発地・目的地が難波寄りか新大阪寄りかで選ぶ方が実際の移動には合うはずです。平日の昼間に移動できるなら、レギュラー車両4,990円より810円安い4,180円のデジタルきっぷを先にチェックする価値があります。ただし対象は10時〜16時台の列車だけなので、朝夕に移動する人は通常料金での購入になります。