本文へ移動
trip-jp博覧会からミュージアム、寺社仏閣まで 横浜花博 2027 開幕まで 138日

あんこうのどぶ汁:いわきで食べられる店と時期、真水を使わない鍋の由来

未来の100年フード · 令和3年度認定

ラベルは文化庁の一覧をもとに当サイトが付けています。trip-jp.com はこの事業とも関係ありません。

広告を含みます 本記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。リンク経由で予約・購入されると、当サイトに報酬が支払われることがあります。

本文の価格・時刻・日程は2026年10月8日時点の公式発表に基づきます。予約の直前に各公式サイトで最新情報を確認してください。

小名浜港の岸壁。左に客船、中央にガラス張りの建物、右手前に白い巡視船が停泊している
小名浜港。あんこうが水揚げされるいわき市の港町 写真: Takehiko IKEBE(CC BY-SA 3.0、Wikimedia Commons)

あんこうのどぶ汁は、鍋に水を入れません。いわき市の水産振興課が運営する常磐ものの公式サイトにある説明では、あんこうの肝に味噌を溶き、水を加えずに、あんこうの身と野菜から出る水分だけで炊き上げます。文化庁の100年フードに申請した一般社団法人いわき観光まちづくりビューローの文も同じで、「漁師が船の上で貴重な真水を使わずに調理して食べたことが始まりと言われており」、肝は炒ってから味噌を合わせ、「あんこうの身と野菜から出る水分のみで調理します」。

文化庁が、地域で世代を超えて受け継がれてきた食文化を認定する100年フードの令和3年度の認定で、あんこうのどぶ汁は未来の100年フード部門に入りました。申請者はいわき観光まちづくりビューローです。福島県の文化振興課のページによると、県内の認定は令和8年2月28日現在で20食品あり、全国で最も多い数です。どぶ汁を品書きに挙げる店はいわき駅周辺と小名浜にあり、湯本温泉の宿のどぶ汁プランは10月1日に始まり、店の提供は早い店で2月末、遅い店で5月末までです。

名前の二つの説

名前の由来は諸説あり、申請の文には二つの説が挙がっています。一つは、全てという意味のどぶから来たという説。もう一つは、あん肝から出る汁で鍋が濁り、酒のどぶろくに見えることから、という説です。どちらが正しいかは申請の文も決めていません。

あんこう鍋とどぶ汁の違いは、いわき湯本温泉の旬味の宿うお昭の公式サイトにあります。通常の鮟鱇鍋は特製の汁を加えて煮立て、どぶ汁は鮟鱇と野菜から出た水分に合わせ味噌を加えて味を調えるもので、「鮟鱇の使用量も多くなります」。

旬と水揚げ

いわき市は平成27年10月から、市内で水揚げされた水産物を常磐ものの名で売り出しています。その公式サイトでは、あんこうは冬が旬の魚で、水揚げ時期は1月〜6月と9月〜12月です。観光サイトのあんこう鍋の特集では、あんこうは捨てるところがないと言われる魚で、身のほか皮や内臓、エラなど骨以外は全て使います。旬は12月〜1月。店の提供時期はこれより長く、2月末までの店から5月末までの店まであります。

どぶ汁を出す店

いわき観光まちづくりビューローのあんこう鍋の特集に、いわき駅周辺・小名浜地区・常磐と植田地区の提供店が並びます(2025年12月調べ)。あんこう鍋を出す店の全部がどぶ汁を出すわけではなく、一覧にはどぶ汁を出さない印の店も並びます。一覧には、常磐もの(いわき近海産)のあんこうを主に使う店の印もついていて、いわき産の使用は仕入れにより変わる場合がある、との注意が添えてあります。どぶ汁を品書きに挙げている店を抜き出すと、次のとおりです(2025年12月調べの案内による)。料金は税込、予約の欄はどぶ汁の分です。提供の欄は一覧に載る終わりの月で、始まる月は一覧に書かれていません。

店場所どぶ汁の料金予約提供
磯勘いわき駅から徒歩約5分1人前4,000円(2人前から)2〜3日前まで5月末まで
前濱食堂ヤマコエスパルいわき1階どぶ汁定食1人前2,400円記載なし2月末まで
割烹しが小名浜。泉駅からバス約20分と徒歩約5分1人前4,800円1日前まで4月まで
雷鮨小名浜。泉駅からバス約20分と徒歩約5分2人前7,700円3日前まで3月中旬まで
酒蔵鮭小名浜1人前3,300円(2人前から)2日前まで3月末まで
馳走久に定小名浜1人前3,850円(2人前から)4日前まで3月まで

雷鮨は創業100年以上の割烹で、馳走久に定のどぶ汁は具材が大根とネギだけです。このほか小名浜の樽座敷紀子と割烹旅館天地閣、いわき駅周辺の割烹料亭正月荘(どぶ汁風のコース)も一覧にあります。特集のページには、各店の定休日と料金は随時変わる、との断りがあります。今季の提供期間と料金は未確認で、出かける前に確かめる先は特集のページです。

湯本温泉の宿で

いわき湯本温泉の旬味の宿うお昭は、前身が魚屋の旅館で、湯本駅から徒歩1分です。あんこう尽くしのどぶ汁プランは10月1日から4月30日まで、2名から1泊2食で平日23,000円(税別)、土曜・休前日25,000円(税別)、要予約です。献立の例には、あんこうの胡麻ポン酢、共合え、焼霜お造り、ソテー、茶碗蒸し、どぶ汁、唐揚げが並びます。うお昭の公式サイトに載る浜仕立て鮟鱇鍋コースの案内は、2024年11月1日〜2025年4月30日(12月30日〜1月3日を除く)の期間のもので、その案内では鍋のコースからどぶ汁への変更は1人1,100円(税込)の追加で、2名からです。今季の差額は未確認です。同じ温泉の古滝屋は、どぶ汁ではなくあんこう鍋のプランで、提供は12月〜2月末、湯本駅から徒歩約8分です。

東京からいわきへ

JR常磐線の特急ひたちで、上野からいわき駅まで約2時間15分、東京から約2時間22分、品川から約2時間30分。いわき市観光サイトの案内は、品川・東京・上野駅からいわき駅までの特急券と乗車券を6,290円と1つの額で載せています。いわき駅には、常磐線の原ノ町・仙台方面と水戸・土浦方面のほか、磐越東線の小野新町・郡山方面の列車が発着します。湯本駅は常磐線の駅で、いわき・原ノ町方面と水戸・土浦方面の列車が止まります。小名浜の店は、雷鮨と割烹しがの案内では、JR泉駅からバス約20分と徒歩約5分です。高速バスは東京駅の八重洲南口からいわき駅まで約3時間3分、大人3,800円で予約制です。

取り寄せ

観光サイトの特集に、ネット通販のいわきの逸品サイトで、あんこうの身と、肝がたっぷり入った調味味噌をそれぞれ真空パックで届けるあんこう鍋セットの案内があります。商品の名はあんこう鍋セットで、特集の案内にどぶ汁の名は付いていません。注文の入口は特集のページの取り寄せの欄です。

訂正(2026年10月19日): 「名前の二つの説」で、うお昭の鍋のコースからどぶ汁への変更を1人1,100円の追加と今の案内のように書いていましたが、2024年11月1日〜2025年4月30日の鍋コースの案内にある額でした。

ランダムに探す 押すと読みものを 1 本選びます

メニュー

English