昭和 60 年(1985 年)生まれの男性は、2027 年に川崎大師の数え方では本厄、成田山新勝寺や寒川神社の数え方では後厄に当たります。川崎大師は年齢を「その年の満年令」で数え、2027 年の誕生日で 42 歳になる人を本厄とします。数え年で数える寺社では、同じ人は 2027 年に数え 43 歳です。どれも各寺社の令和 8 年版の厄年表の数え方で 2027 年を数えたものです。
厄年の歳は、寺社によって数え方と歳の並びが違うことがあります。川崎大師は男女とも 60 歳を本厄とし、成田山新勝寺の表と説明には女性の 37 歳がありません。そのため同じ生まれ年でも、本厄に当たる寺社と当たらない寺社が出てきます。
令和 8 年版の数え方による 2027 年の早見表
次の表は、神社本庁と 8 つの寺社が出している令和 8 年(2026 年)版の厄年表の数え方で、2027 年を数えたものです。寺社の令和 9 年版の表ではありません。数え年の行は、神社本庁の表と、寒川神社・伊勢山皇大神宮・明治神宮・西新井大師・成田山新勝寺に当てはまります。鶴岡八幡宮と佐野厄除大師(61 歳を除く)も、表の歳と生まれ年の組み合わせが数え年の計算と合うので、この行で引けます。
| 厄年 | 前厄 | 本厄 | 後厄 |
|---|---|---|---|
| 男性 25 歳(数え年) | 平成16年(2004年) | 平成15年(2003年) | 平成14年(2002年) |
| 男性 42 歳(数え年) | 昭和62年(1987年) | 昭和61年(1986年) | 昭和60年(1985年) |
| 男女 61 歳(数え年) | 昭和43年(1968年) | 昭和42年(1967年) | 昭和41年(1966年) |
| 女性 19 歳(数え年) | 平成22年(2010年) | 平成21年(2009年) | 平成20年(2008年) |
| 女性 33 歳(数え年) | 平成8年(1996年) | 平成7年(1995年) | 平成6年(1994年) |
| 女性 37 歳(数え年) | 平成4年(1992年) | 平成3年(1991年) | 平成2年(1990年) |
| 男性 25 歳(川崎大師) | 平成15年(2003年) | 平成14年(2002年) | 平成13年(2001年) |
| 男性 42 歳(川崎大師) | 昭和61年(1986年) | 昭和60年(1985年) | 昭和59年(1984年) |
| 男女 60 歳(川崎大師) | 昭和43年(1968年) | 昭和42年(1967年) | 昭和41年(1966年) |
| 女性 19 歳(川崎大師) | 平成21年(2009年) | 平成20年(2008年) | 平成19年(2007年) |
| 女性 33 歳(川崎大師) | 平成7年(1995年) | 平成6年(1994年) | 平成5年(1993年) |
- 寒川神社・伊勢山皇大神宮・明治神宮の表で、61 歳は男性の欄に載っています(女性の欄は 19・33・37 歳)。
- 女性 37 歳の行は、成田山新勝寺の表にありません。
- 佐野厄除大師の 61 歳は表に「但し満年齢」とあり、2027 年は前厄が昭和 42 年(1967 年)、本厄が昭和 41 年(1966 年)、後厄が昭和 40 年(1965 年)生まれです。
令和 9 年版の表が同じ数え方になるかは未確認です。行く寺社の令和 9 年版の表は、神社本庁・川崎大師・寒川神社・伊勢山皇大神宮・明治神宮・西新井大師・成田山新勝寺・鶴岡八幡宮・佐野厄除大師の厄年のページで確かめてください。
寺社ごとの数え方と本厄の歳
| 数え方 | 男性の本厄 | 女性の本厄 | 表の注記 | |
|---|---|---|---|---|
| 神社本庁 | 通常は数え年 | 25・42・61歳 | 19・33・37・61歳 | 見出しに「数え年」。本文の女性の61歳は括弧つき |
| 川崎大師 | その年の満年令 | 25・42・60歳 | 19・33・60歳 | 今年の誕生日の年令(満年令) |
| 寒川神社 | 数え年 | 25・42・61歳 | 19・33・37歳 | 列の見出しに「かぞえ年」 |
| 伊勢山皇大神宮 | 数え歳 | 25・42・61歳 | 19・33・37歳 | なし(数え歳は厄除祈願のページに) |
| 明治神宮 | 数え年 | 25・42・61歳 | 19・33・37歳 | 数え年の説明つき |
| 西新井大師 | 数え年 | 25・42・61歳 | 19・33・37・61歳 | 題に「数え年」。61歳は「男性・女性 共通の厄年」の「還暦」の段 |
| 成田山新勝寺 | 数え年 | 25・42・61歳 | 19・33・61歳 | 表の下に「厄年は数え年で数えます」 |
| 鶴岡八幡宮 | 表の歳が数え年の計算と合う | 25・42・61歳 | 19・33・37・61歳 | ― |
| 佐野厄除大師 | 表の歳が数え年の計算と合う(61歳だけ但し満年齢) | 25・42・61歳 | 19・33・37・61歳 | 37歳は「女の小厄」 |
歳の並びは、神社本庁・西新井大師・鶴岡八幡宮が同じで、寒川神社・伊勢山皇大神宮・明治神宮はそこから女性の 61 歳を除いた形です。この並びと違うのは、満年令で男女とも 60 歳を本厄とする川崎大師、女性の 37 歳がない成田山新勝寺、61 歳を満年齢で数える佐野厄除大師です。
川崎大師の歳が数え年より 1 つ少ないわけ
数え年は、生まれた年を 1 歳とし、元日が来るごとに 1 歳を加えて数える年齢です。神社本庁の案内にも、生まれたときがすでに 1 歳で「元日で1つ歳をとる」とあります。ある年の数え年は、その年の西暦に 1 を足して生まれた年を引けば出ます。2027 年なら、1985 年生まれの人は数え 43 歳です。
川崎大師の「その年の満年令」は、その年の誕生日に迎える年令です。寺の令和 8 年の年令早見表にも「今年の誕生日の年令(満年令)」とあります。その年の西暦から生まれた年を引いた歳で、2027 年なら、1985 年生まれの人は 42 歳です。
同じ年で比べると、数え年は川崎大師の歳より 1 つ多くなります。そのため 25・42・19・33 歳の厄年は、川崎大師と数え年の寺社とで、当たる生まれ年が 1 年ずれます。川崎大師の 60 歳と数え年の 61 歳は歳の数こそ違いますが、令和 8 年版の数え方で数えると、2027 年はどちらも昭和 42 年(1967 年)生まれが本厄です。
女性の 61 歳と 37 歳を厄年に入れない寺社
令和 8 年版の表の数え方で数えると、昭和 42 年(1967 年)生まれの女性は、2027 年に成田山新勝寺・鶴岡八幡宮・西新井大師の数え方では数え 61 歳の本厄、川崎大師ではその年の満年令で 60 歳の本厄に当たります。神社本庁の表の数え方でも本厄です。佐野厄除大師では、61 歳を満年齢(川崎大師の満年令と同じ数え方)で数えるので前厄です(早見表の下の注記)。寒川神社・伊勢山皇大神宮・明治神宮の表では、61 歳は男性の欄にあります。
平成 3 年(1991 年)生まれの女性は、2027 年に数え 37 歳です。同じく令和 8 年版の数え方で、神社本庁の表と、寒川神社・伊勢山皇大神宮・明治神宮・西新井大師・鶴岡八幡宮の数え方では本厄に当たります。佐野厄除大師は 37 歳を「女の小厄」と呼び、平成 3 年生まれはその本厄の段に当たります。川崎大師と成田山新勝寺の表には、女性の 37 歳がありません。
受ける時期と予約・祈祷料
神社本庁は、地域の特別な風習がない限りいつまでという決まりはないと説明し、可能なら一年のうちできるだけ早い時期がよいと勧めています。明治神宮のよくある質問には、古くはお正月の松の内や節分といわれてきたが「最近では一年を通してお祓いを受ける方が多いようです」とあります。鶴岡八幡宮の令和 8 年の厄除大祭のお知らせには、日本人は古くから「節分までに厄除の御祈祷を受けることを習わしとしてきました」とあります。令和 8 年の「鶴岡厄除大祭・大祈祷」は、1 月 30 日から 2 月 1 日まででした。
予約は、川崎大師・伊勢山皇大神宮・明治神宮(個人の祈願)・成田山新勝寺では要りません。西新井大師は予約を受け付けておらず、当日に護摩受付で申し込みます。佐野厄除大師は予約がなく、当日に直接本堂の受付へ行きます。
祈祷料のいちばん低い額は、各寺社のページで次のとおりです。
- 佐野厄除大師: 厄除の祈願 3 千円
- 寒川神社: 中式 3,000 円以上(年末年始などの繁忙期は受けられないことがある)
- 川崎大師: お護摩 5,000 円
- 西新井大師: 護摩札 5,000 円
- 明治神宮: 祈願祭 5 千円(元日から 1 月 3 日は 1 万円)
- 成田山新勝寺: 大本堂の御護摩 5 千円、釈迦堂の開運厄除御祓 7,000 円
- 伊勢山皇大神宮: 初穂料 1 万円
- 鶴岡八幡宮: 祈祷 1 件につき 10,000 円
厄年に当たらない人も、川崎大師では厄除けの祈祷を、成田山新勝寺の釈迦堂では開運厄除御祓を受けられます。寒川神社は、厄年一覧に当たらない人で厄除を望む場合に八方除の御祈祷を、明治神宮は厄年以外の厄祓に除災招福の祈願を案内しています。行き方は川崎大師の初詣と厄除けと関東の三大師の厄除けに書いています。
厄年のもとの意味
神社本庁の厄祓いの案内には、厄年は本来、還暦などの年祝いと同じく「晴れの年齢と考えられていました」とあります。厄年を迎えると宮座への加入や神輿担ぎなど神事に多く関わるようになり、そのために心身を清浄に保つ物忌が必要だった、と神社本庁は説明しています。